グレーゾーン・発達障害 二次障害で親子とも苦しまない為に…


就学時検診の時期です。もし、「発達障害の疑いがあります。特別支援学級への入学をお薦めします」と言われた時、どうしたらよいのでしょうか。難しいテーマではありますが、自分を責めたり子どもを責めたりする前に知っておいてほしいことや対応方法を3日間連載でお伝えしています。

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就学時検診 グレーゾーン・発達障害が気になるママへ
就学時検診で自閉症・注意欠陥多動性障害の疑いがあると言われた時の対応


就学時検診で自閉症・注意欠陥多動性障害の疑いがあると言われた場合、小学校へ入学した後「子どもが楽しく生き生きと過ごせる場はどこか」ということに絞って、学校選択をしてみませんか?

無理やり普通学級へ入学させるとどうなるか

「自閉症の疑いがありますから、入学先は特別支援学級をお薦めします」

「お薦めします」というアドバイスの形、強制的な命令ではありません。

だから、言葉尻を捉えて「親の選択権があるんだ」と思い、無理やり普通学級へ入学した子どもの姿を想像してみましょう。

 

親のプライドから何がなんでも普通学級と入学させられる。  
    ↓
わからない授業に45分間、1日何コマも着席しなくてはならない毎日が続く。   
       
席を立ち何度も叱られる。   
    ↓
集中出来ないので学力が低下する。

達成感を味わえない。
      ↓
友達が作れない。

苛められる。

楽しくない学校生活 不登校に…

“二次障害”で親子とも苦しまないために

以前、乳製品に食物アレルギーのある女児が、給食で出された粉チーズ入りのチジミを食べて死亡した事件がありました。それ以降、食器の色を変える、食べる直前まで他の生徒の食材が空気を舞って入らないようにアルミホイルで蓋をするなど食物アレルギーに対する配慮は更に細かくなりました。

でも発達障害児に対して配慮しなくても死には至りません。だから、学校の選択権は親にあり、担任も普通学級に入ってきたグレーな子どもに個別支援をしなくても問題にはなりません。普通学級は定型発達児が90%以上いる中での一斉指導が基本だからです

そして、対応されなかった傷は子どもの心に影を落とし、その後の人生に大きな影響を及ぼします。

子どもに合っていない学校へ進学してしまったツケは大きいです。

思春期以降、鬱、リストカット、他害、精神疾患と言った元々起こっていなかった二つ目の障害“二次障害”で親子とも苦しむことに。

「とりあえず普通学級に通わせて、それで着いていけなければ特別支援学級に転校しよう」と考える人がいます。しかし、これはよくない選択。無駄な遠回りです。

何故なら「自分だけが出来ない。どんなに頑張ってもお友達と同じように出来ない」という体験は子どものプライドをズタズタにし、自己肯定感を失わせてしまうからです。

それから違う環境に移り「あなたは価値がある人間なんですよ」と教育を初めても元に戻すのはかなり時間がかかります。

子どもにとっての1年は大人の10年分くらい大きな意味を持ちます。1日1日、一瞬一瞬がとても大切です。様子を見てうちにドンドン別の問題が出てきます。

人生は連続です。「様子を見よう」「小学校に行けば何とかなるかも」「個性的なだけ」と先送りしてはいけません。将来を見据えてその特性にあった子育てに切り替えましょう。

ママ友に泣きついても、人間関係を悪くしたくないので「就学時健診の担当の人、酷いこと言うね」「個性の一つなのにね」としか言ってくれません。本当のことを愛を持って進言してくれる人にちょっと耳を傾けてみませんか。

立石美津子

(立石美津子 プロフィール)

32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『はずれ先生にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ テキトーかあさんのすすめ』がある。

“毒の向こうに愛がある”ブログが話題を呼んでいる。
立石美津子オフィシャルブログ

http://www.tateishi-mitsuko.com/


参考図書
立石流 子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方
201610月20日発売

 

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立石 美津子

投稿者プロフィール

幼児教育専門家・作家・講演家
32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症・アレルギー児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『はずれ先生にあたった時に読む本』『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』等

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