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スポーツ系習い事 未来を見据えた選び方の2つのポイント【子どもの脳と身体を発達サポートするとっておきの方法】vol.9
- 2015/3/23
- お役立ち情報, 子どもの脳と身体を発達サポートするとっておきの方法, 子育てのヒント, 福岡
未来を見据えた、スポーツ系習い事のえらび方
これまで【子どもの脳と身体を発達サポートするとっておきの方法】として、遊びや体づくりがどれだけ子どもの可能性を広げていくかをお伝えしてきました。
子どもが成長していく上で、いろんな習い事を経験させてあげたいと親なら一度は思うことでしょう。
今回はスポーツ系の習い事を探すときに大切なポイントとなる2点をお伝えします!!
まず1点目に重視するべきことは、そのクラブチームや団体の指導者がどういう考え方でいるかということです。
運動系の習い事で得られるのは、体力増強、特定の運動能力の向上・・だけではありません。
それ以外に、自主的な行動につながる「達成感」「自己効力感」「判断力」「コミュニケーション能力」・・・などなど。
子どもの才能を開花させるためのいろんな要素が含まれています。
なので、子どもにとって何よりも影響が大きいのは、そのクラブの指導者のあり方なのです。
昨今のスポーツ心理学やコーチングなどを学んでいる指導者であればどうやって本人のやる気を引き出すか、を考えて指導を組み立ててくれるでしょう。
そして、子どもがスポーツをしたくてたまらない!!
もっと上手になりたい!!
といった、内からの思い(内発的要因)により、子どもは自分から努力するようになります。
逆に、昔のスポコン漫画のようにスパルタ的に「とにかく練習練習、キツイのがあたり前。努力と忍耐と根性だ!」
という指導をするクラブチームもあります。
礼儀作法を身に付けさせたい・・と厳しく指導してくれるところをわざわざ探す親御さんもいらっしゃいます。
礼儀作法自体は悪いことではないのですが、厳しさをクラブチームに求めてしまうと子供にとって楽しい習い事では無くなってしまうかもしれません。
そこは、見きわめが必要になります。
ただ、厳しいだけの修行のような指導方法だとこどもは、義務のようにその習い事をやらなくてはならなくなります。
そして、「~しなさい、」に従う外からの刺激(外発的要因)に従う従順な子供となっていくでしょう。
その結果、言われなければ動けない、自分では判断できない「指示待ち人間」が出来上がってしまいます。
ほっておいても自分で練習するのと
言われなければ練習しないのとどちらが伸びていくかは考えるまでもないでしょう。
ここに興味深いデータとして、アメリカのデューク大学の研究があります。
それによると、「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもの65%は、大学卒業時に、現時点では存在していない職業に就く」というものです。
そして、近い将来は職業が安定した存在でなくなり、その中で生き残っていくためには、「批判的思考」「問題解決能力」「創造性や意志決定」「自己学習能力やメタ認知」などが、必要になってくるといわれています。
これからの子どもたちは、「敷かれたレールに乗っかっていればいい」では通用しなくなり、自分で考えて判断して主体的に行動できなければ時代に取り残されてしまう世の中になってくるということを意味しています。
よって、それらも踏まえた主体的な取り組み能力を育てておく必要があり、指導者の考えひとつでそういった能力が強化されるかされないかが違ってくるのです。
もう一つのポイントは、単一スポーツにこだわらないということ。
体の発育上、特定の動きばかりをするスポーツでは一部の体の能力だけを強くすることにつながります。
しかも、まだ体ができていない子どもが特定の動きだけをしてしまうことは、体の使い方のアンバランスで怪我や背骨の変形などにもつながりかねません。
また、日々の厳しい指導で燃え尽き症候群になってしまうことも懸念されています。
海外のスポーツクラブでは季節ごとに種目を変えるところもあります。
体の使い方を固定しないようにですし、本当にそのスポーツが子どもにあっているかどうかはいろんなものを経験してみないと分からないからですね。
体の発達や脳の発達の観点からも様々な動きを体験したほうがよいに決まっています!!
そういう意味では、日本のスポーツクラブはまだまだ発展途上であると言えます。
日本にそういうクラブが無いのですから、親である私達がある特定の競技にだけ偏らないように子どもにいろんな可能性にチャレンジできるように環境を考えてあげることが必要ですね!
子どものスポーツ系習い事を選ぶ際、頭の隅においておくポイントにされてみて下さい^^
【子どもの脳と身体を発達サポートするとっておきの方法】前回までのコラムはこちらから↓↓
1*歯を矯正する前にやってみるとよいこと→https://mamasola.net/?p=31047
2*ハイハイ遊びのススメ!転ぶときに手が出ない理由→ https://mamasola.net/?p=32151
3*体力あるのはどっち?「昔と今」の子どものカラダ→https://mamasola.net/?p=32165
4*よい姿勢が子どもの才能を無限大∞に→https://mamasola.net/?p=33747
5*生きる力を高めよう〜子どもは一人では生きていけない→https://mamasola.net/?p=34016
6*子どもの才能を伸ばす 靴選びと履きかた→ https://mamasola.net/?p=34710
7*入学して気付く 子どもの目の問題と対策法→ https://mamasola.net/?p=35210
8*じっと座っていられない小1プロブレム→https://mamasola.net/?p=36257
【柄本亜紀子 プロフィール】
母子手帳には書いていない
子どもの体と脳を発達支援する方法
体の本質・発育発達支援トレーナー 柄本亜紀子
日本コアコンディショニング協会認定講師
同協会 発育発達講演講師・ひめトレインストラクター
みらいクリニック認定 足指インストラクター
健康運動実践指導者
シナプソロジー普及会認定 インストラクター
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