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体力あるのはどっち?「昔と今」の子どものカラダ 【子どもの脳と身体を発達サポートするとっておきの方法 】〜 vol.3
- 2015/2/2
- お役立ち情報, 子どもの脳と身体を発達サポートするとっておきの方法, 子育てのヒント, 福岡
体力あるのはどっち?「昔と今」の子どものカラダ
子どもの体の話をすると、
「別に、プロの選手にするつもりもないから、特別にがんばらなくって普通でいいんです。」
そう、いわれることがあります。
もちろん、そうです。
子どもの才能には無限の可能性がありますし、
いろんな分野の仕事がありますので、
体が資本であるトップアスリートという職業に、
みんながみんななる必要はありません。
けれども、一つはっきりしておかなければならないことは
ここでいう「普通」とはどういう状態か・・・ということです。
たとえば、「背筋力指数」というものがあります。
これは、背筋力を体重で割った値のことです。
女性の場合子育てをするためには、
この背筋力指数が最低1.5必要といわれています。
(1.5とは、自分の体重+子ども一人分を支える力になります。)
日本体育大学の正木健雄名誉教授によると、
すでに、女子の背筋力指数の平均値は1.5以下になってきているそうです。
これが意味することは、
「自分の体+子どもの体を支えきれない背筋力」になりつつあるということです。
そして、男子でも中学3年生で2.0以下が増えてきており、
この2.0とは、
「自分の体+子どもの体を支えきれない背筋力」になりつつあるということです。
さらに怖いことに、20年前くらいから
学校の体力測定で「背筋力」を測定することをやらなくなりました。
その理由は、
「背筋力の測定をすると、それで腰を痛める子どもがいるから」
というおどろく理由から。
この「背筋力指数」、
重力に対してまっすぐに立つための筋力の指標になります。
このままでは、地球上の重力の元で自分の体重を支えきれずに
まっすぐ立って歩けない人が大半になってしまうのではないかと心配されます。
大げさに聞こえますが、
すでに、バス停で待ってられなくて座り込む子どもを見たことはありませんか?
ショッピング中にすぐに疲れてしまう友達はいませんか?
周りのみんなと同じくらいというレベルでは不十分で、
最低でも、地球上で生活できるレベルは維持する必要があります。
周りが同じ状態だとついつい安心してしまいます。
けれども、その「あたり前」で本当によいのか?
ということを考えてください。
じゃあ、どうしたらいいの?という話になりますが、
モノを持って運んだり、
何かを押したり、
だれかをおんぶしたり、
何かを引っ張ったり、
そういう動きを生活の中入れていくことで、自然に力はついてきます。
要は、子供は「体を使って遊べ」ってことですね♪
文部科学省が「子どもの体力向上ホームページ」というものを作っています。
http://www.recreation.or.jp/kodomo/intro/now.html
食事の栄養が改善され、
身長や体重などの体格がよくなった割には、
今の子ども達の運動能力が昔と比べて低下していることがここでも指摘されています。
私たちママの中にも、子どもを生んでから腰痛に悩まされている方がいたら
「背筋力が低下していたかな?」と、
自分の体に聞いて見る、日常を振り返る一つのきっかけにしてもらえたらと思います。
腰痛は病気ではなく結果として出ている症状であり、その原因がどこかにあります。
その原因を、これからも地球上で生きていくために探してみてください。
私達も、子どもたちもこの地球の「重力」のもと生きていかなくてはなりません。
この環境のもと、大人も子どもも元気に生きていける体を育んでいきましょう♪
【子どもの脳と身体を発達サポートするとっておきの方法】
コラム1*歯を矯正する前にやってみるとよいこと→https://mamasola.net/?p=31047
コラム2*ハイハイ遊びのススメ!転ぶときに手が出ない理由→ https://mamasola.net/?p=32151
柄本亜紀子 プロフィール
母子手帳には書いていない
子どもの体と脳を発達支援する方法
体の本質・発育発達支援トレーナー 柄本亜紀子
同協会 発育発達講演講師
同協会 ひめトレインストラクター
みらいクリニック認定 足指インストラクター
健康運動実践指導者
シナプソロジー普及会認定 インストラクター
ママの輝きから明るい未来を創造するプロジェクト「ママそら」。
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