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入学して気付く 子どもの目の問題と対策法【子どもの脳と身体を発達サポートするとっておきの方法】vol.7
- 2015/3/4
- お役立ち情報, 子どもの脳と身体を発達サポートするとっておきの方法, 子育てのヒント, 福岡
小学校に入ってきづく 子どもの目の問題
昔と比べ、現代目の悪い子どもが増えています。
文部科学省の平成25年度学校保健統計調査によると、
小学生の約30% (30年前は約18%)
未就学児の約25% (30年前は約20%)が、
メガネ無しでの視力が、なんと0、1未満なのです!
ちなみに、裸眼視力0、1って、どんな風に見えるのでしょう?
視力のいい方には未知の世界??
面白い写真がありました↓↓(クリックしてみて下さい)
http://matome.naver.jp/odai/2137873610763688401
輪郭がぼんやりとして、大まかな形がだいたい分かる程度です。
では、新しく学校生活が始まる子どもがこんな目の状態だったらどんな不都合が起きるでしょう?
まず、小学校に入ると
*黒板の字をノートに書き写す
*国語の本を音読する
ということが日常ででてきます。
さらに体育の授業がありますから、
*ボールを受けたり投げたり
*走ってくる友達を捕まえたり
といった動きもやることになります。
そういう状況になって、初めて「黒板の字が見えない」「ノートに書き写すのが苦手」「本を読むのが極端に遅い」「ボール投げが苦手」などが見えてきます。
黒板の字が見えない、上手にノートできないということは、「勉強ができないから」ではなく、遠くの黒板と近くのノートに目のピントをすばやく合わせることができないからかもしれません。
国語の本が上手に読めないのは、「国語が苦手」だからではなく、「目玉を上下・左右に動かせない」のかもしれないし、「文字が2重に見えている」のかもしれません。
ボール投げがキライなのは、「運動オンチ・運動が苦手」だからではなく、ボールを目で追う動きに慣れていないのかもしれません。
情報を判断する2つの目の能力
私たちは「目」で見る情報でいろんな事柄を判断します。
その、情報を判断する目の能力には大きく2つあるのです。
1、「視力」
最近低下してきている・・
2、「視覚」
奥行きを感じたり、ものや自分の動きを感じたり物との距離を感じたり、そういう機能などを含めた「視覚」
子どもが小学校に入って、勉強や運動が苦手になる理由の一つにこの「視力」や「視覚」の目の問題があるのです。
そして「目」の問題に気づかないと、勉強ができないから、学習塾にいくことになったり、もっとしっかりやりなさいと、勉強を強制されたり、「キャッチボールが下手だ」と運動に苦手意識を持ってしまうことにもなりかねません。
そんな勘違いが、今からまさにその才能を開花させていこうとしている子どもにとってとても残酷なことですし、親にとっても不幸なことです。
では、どうしたらよいのでしょうか?
視覚が発達してない原因には、「経験」の不足が考えられます。
*遠くを見るように外に連れ出す
(外遊び)
*動いているものを目で追うような遊びをする
(ボール遊び、おにごっこ)
*自分が動きながら止まっているものを見る
(ぶらんこ、シーソー)
普段の生活であまり目玉を動かすことが無いと「目」の機能は使われません。
あたり前に遊びに入れてみてください。
そして「近くをずっと見続ける」ことを習慣としてしていないかに気をつけてください。
実は現代社会、この「近くをじっと見続ける」ことが子どもの身の回りにたくさんあります。
ゲーム、携帯、お絵かき、読書・・・・
本を読むのはよいことだから、集中しているからいいわ♪
となりがちですが、ずっとそのままにしておくのではなく、ちょっと気分転換の声かけをしてあげるのも大切です。
更に日本ではこの「目の見え方」について、行政や学校ではまだまだ対応が遅れている状況です。
子どもの見え方で気になる方は、「視覚」の専門家 オプトメトリストに相談してみる。
もしくは、識字障害(ディスレクシア)などについて調べてみるのもおオススメです!
何はともあれ、子どもの苦手や不得意を感じたら「目の機能」にも注意を払ってみてはいかがでしょうか?
子どもの目の様々な機能は6~7歳までに完成し、もし目にトラブルがあっても、その後はなかなかよくならないと言われています。
3D映像やゲームの利用も、立体視機能の獲得をじゃましたり、過度な眼精疲労のもととなります。
目をコントロールする脳の発達の時期も含めて、10歳くらいまではゲーム機や3Dの視聴を控えておいたほうが無難かもしれませんね。
*参考(文部科学省の平成25年度学校保健統計調査)
http://www.mext.go.jp/…/__icsFiles/afieldfile/2014/03/28/13…
【子どもの脳と身体を発達サポートするとっておきの方法】
前回までのコラムはこちらから↓↓
1*歯を矯正する前にやってみるとよいこと
→https://mamasola.net/?p=31047
2*ハイハイ遊びのススメ!転ぶときに手が出ない理由
→ https://mamasola.net/?p=32151
3*体力あるのはどっち?「昔と今」の子どものカラダ
→https://mamasola.net/?p=32165
4*よい姿勢が子どもの才能を無限大∞に
→https://mamasola.net/?p=33747
5*生きる力を高めよう〜子どもは一人では生きていけない
→https://mamasola.net/?p=34016
6*子どもの才能を伸ばす 靴選びと履きかた
→ https://mamasola.net/?p=34710
柄本亜紀子 プロフィール
母子手帳には書いていない
子どもの体と脳を発達支援する方法
体の本質・発育発達支援トレーナー 柄本亜紀子
同協会 発育発達講演講師
同協会 ひめトレインストラクター
みらいクリニック認定 足指インストラクター
健康運動実践指導者
シナプソロジー普及会認定 インストラクター
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