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生きる力を高めよう〜子どもは一人では生きていけない【子どもの脳と体を発達サポートするとっておきの方法】vol.5
- 2015/2/16
- お役立ち情報, 子どもの脳と身体を発達サポートするとっておきの方法, 子育てのヒント, 福岡
生きる力を高めよう〜子どもは一人では生きていけない
最近の子どもは歩数が少なく基礎的な体力が落ちています。
初めての子どもが生まれ「発育を促す動きや遊び」を息子にやってあげました。
息子は、するすると体を動かすのが好きになっていき
年少のころから一緒にジョギングをやって、足腰の強いタフな体力を付けていきました。
小学1年生になったばかりのあるとき友達とサッカーボールを蹴りあって遊んでいました。
しばらくすると、その相手のお友達が2人が「あいつと遊ぶと疲れるーーーー。もうヤメル。」と座り込んでしまったのです。
その理由に思わず絶句してしまいましたが、そこで大きな気づきがありました。
私は、「自分の子どもだけ体力がつけばいい」と思っていたということに。
周りのお友達には、その家庭での価値観があるだろうから、無理に体力づくりをススメる必要もないだろう・・とそう思っていました。
ともに生き、育つ、同じ「子ども」である仲間
今の5歳児は、30数年前の3歳児と同程度の体力しかないというデーターがあります。
おそらく、運動ができる・体力がある・・・と思われているうちの息子は、30年前であれば年相応の体力でしかないでしょう。
背筋力テストをしたら、腰を痛めてしまうくらいの子ども達が増えている現在。
子ども向けの整体もでてきています。
自分の子ども「だけ」に体力をつけるのではなく
周りの子ども達も含めての「みんな」の体力向上が必要です。
子どもは一人では生きていけません。
保護者が必要であるのはもちろんですが、ともに生き、育つ同じ「子ども」である仲間が必要です。
縄跳びでも
キャッチボールにも
サッカーにも
必ず相手が必要です。
そして相手はパートナーでもあり、感動を一緒に共有できる仲間でもあり、ライバルでもあり、仮想の敵でもあり、味方でもあります。
年代が違ってくるとさらにつながりは複雑になってきます。
教え、教えられ、
助け、助けられ、
いじめ、いじめられ、
親分であり、子分でもあります。
子どもが大人とするキャッチボールは、いつも上手に受けやすいところに投げてくれます。
相手は常に(ある程度のレベルまでは)自分より上手です。
子供同士でするキャッチボールは、どこに球が飛んでくるかわかりません。
速さや強さも人それぞれ違うことがわかります。
コントロールが悪い相手だったら、どうしたら続けられるか。
球が速すぎて手が痛くなるなら、どうしたら痛くならないか。
調整しなければいけない「要素」がたくさん出てきます。
それも、自分から。
何でもちょうど良い状態を作ってくれる大人とキャッチボールするのとはちょっと違います。
アドラー心理学では、
「雑談」や「異性との付き合い」のほうが「仕事」よりもよほど難しいと語っています。
週末さえも仕事に熱中し、休日の家族との団欒をめんどうに思うのは、より能力を使わなければならない難しい課題を避けている・・・・
そういう理由からかもしれません。
けれども、人は群れて生活することでわが身を守り、生き残ってきた生き物です。
社会的知能指数HQというものがあります。
このHQが高いほど成功者になりやすいといわれています。
脳科学者の澤口教授は、
「群れて生活するということがHQを高めてきた」
と断言しています。
それも、多様な人間関係の中で群れることが必要だと。
子どもの社会的成功を望むのであれば、生きていける力を高めていきたいと思うのであれば、子ども達がさまざまな人と自由に群れて生活できる環境にできるだけ置いてあげることが大切です。
それは、同世代の大人や、同世代の子どもだけではなくいろんな年代・性別の大人や子どもがいる場所です。
さあ、今を思い起こしてみましょう。
私たちは、どういう環境にありますか?
地域の子ども会や、地域の集まりに参加していますか?
多様な人間関係を体験していますか?
めんどうだと思ってしまいますが、その環境こそが、子どもの社会的知能指数「HQ」を高めるチャンスです。
サッカーで例えるなら、
語学や数学的スキル、知識や教養は「選手」です。
それを上手に組み合わせてチーム力を高めるのが「監督」です。
今まで言われていた頭の能力である知能指数IQは「選手」です。
そして、この「監督」がHQなのです。
どんなにすごい選手がいたとしても、チームがバラバラでは勝つことはできません。
逆に凡庸な選手ばかりいたとしても、全体としての力が十分に発揮できれば勝つことができます。
そして、自分の周りの人々がともに育ちともに能力を上げていけば、それだけで自分の子どものレベルも自然に自動的に「生きる力の強い人間」に育っていくのです。
さあ、自分の子ども、あなたはどんな能力を育ててあげたいですか?
【子どもの脳と身体を発達サポートするとっておきの方法】
前回までのコラムはこちらから↓↓
1*歯を矯正する前にやってみるとよいこと
→https://mamasola.net/?p=31047
2*ハイハイ遊びのススメ!転ぶときに手が出ない理由
→ https://mamasola.net/?p=32151
3*体力あるのはどっち?「昔と今」の子どものカラダ
→https://mamasola.net/?p=32165
4*よい姿勢が子どもの才能を無限大∞に
→https://mamasola.net/?p=33747
柄本亜紀子 プロフィール
母子手帳には書いていない
子どもの体と脳を発達支援する方法
体の本質・発育発達支援トレーナー 柄本亜紀子
同協会 発育発達講演講師
同協会 ひめトレインストラクター
みらいクリニック認定 足指インストラクター
健康運動実践指導者
シナプソロジー普及会認定 インストラクター
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