片付けのコツ④ なぜ、片付けられないか?『注意欠陥/多動性障害(AD/HD)』


こんにちは!

立石美津子です!

第4回は「なぜ、片付けられないか」です。

片づけのコツ第1回コラムはコチラ
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片づけのコツ第3回コラムはコチラ

 

 

なぜ、片づけられないか?

 

■注意欠陥/多動性障害(AD/HD)かもしれない

 

あまりにも片付けられない人

そんなあなたは、ひょっとしたら『注意欠陥/多動性障害(AD/HD)』なもかもしれません。

 

大ベストセラー

「片付けられない女たち」を読んでみてください。↓

http://urx.nu/ets1

 

 

注意欠陥多動性障害、AD/HD

 

脳の機能障害

 

不注意、落ち着きがなくじっとしていられない多動性、突発的に何かをしてしまう衝動性

●うわのそらで何かと忘れ物が多い

●約束や決まりごとを守れない

●直ぐに気が散る

●授業中立ち歩く

●席は離れなくても身体を常に揺する

●行動や感情を爆発させる

●片付けが出来ない

などが主な特徴

 

発達障害についてはこちらに詳しく書いておりますのでご覧くださいね~↓

https://mamasola.net/?cat=74

 

 

 

 

子どものうちは多動(=じっとしていられない)衝動性(=感情を爆発させる)の症状で表れますが、大人になって多動(=ウロウロする)な人はあまりいません。忘れ物が多い、片付けられないなどの症状で出てきたりします。

 

 

一つの物を手にした時、ふと違うことが頭によぎり今、やっていたことを忘れてしまう。

こうして失くし物が多くなったり、片付けもままならなくなり家がゴミ屋敷化します。

 

 

そうなると「私がだらしがないのは脳の障害?」と不安になってきます。

 

しかし!

 

 

「単にだらしがない人」の片付け方は、散らかってはいるものの、ある程度カテゴリー化されています。洗面所には歯磨き、タオルがあちらこちらに散乱しているけれども種類はまとまっている感じになります。

 

しかし、AD/HDの人の片付け方は洗面所に線香、キッチンにアルバムという「ごった煮状態」なのが特徴です。

 

 

もし、AD/HDと感じたならば精神科を受診しましょう。そして診断されたら「私は片づけが出来ない」と割り切ることも大事です。

苦手なものを克服しようと努力しても時間がもったいない。片付け上手の家族にその役割を振ってしまいましょう。

 

 

そして、自分は得意な料理、風呂掃除とか出来ることを限定しましょう。「料理はしても片付けは他の人にやらせる」と割り切ってしまうのです。

 

その方が家族円満になります。

 

 

 

 

■片付けする子になるには(①環境整備)

 

「整理整頓しましょう」「おもちゃを片付けなさい」「散らかさないで」はNG

全部、曖昧な指示、子どもには抽象的な表現はわかりません。

 

「ブロックはブロックの箱へ」

「縫ぐるみは人形類の箱へ」

「電車は電車箱へ」

「絵本は本棚へ」

 

 

そして、これらを視覚的に文字や写真にして貼っておきましょう。

 

 

 

■片付けする子になるには(②親が手を出さない)

 

「片付けなさい」と機関銃のように叫びながら、結局は親がやってしまっている家庭があります。

 

「片付けなさい。もう幼稚園に行く時間よ」と叱っても片付ける気配がなかったら「今日は幼稚園お休みするしかないね」とか「じゃあ、ママは先に行くね」と言って、玄関を出て行く振りをしましょう。

 

慌てて片付ける筈

 

口喧しく言いながら最終的に親がやってしまうと、子どもがちゃんと「僕が片付けなくてもママが片付けてくれる」と学習してしまいます。

 

指示したことは絶対に本人にやらせましょう。

 

 

 

■片付けする子になるには(③モデルルームにしない)

 

モデルルームのような家もNG

子どもが普段目にしている環境って大事です。

家が綺麗に整理整頓されていることはよいことです。

 

 

綺麗好きの親は汚い状態を我慢できません。だからついつい自分が全部やってしまいます。

子どもの幼稚園バックの整理整頓も親がやってしまいます。

 

 

すると子どもは幼稚園や学校で、自分の持ち物管理ができなくなります。

 

 

ママは小奇麗で家もホテルみたいなのに、子どもの机の中からはカビたパンや髪の毛がからまった輪ゴム、干からびた粘土類がどっさり出てきます。「先生が○○のプリントを机上に出してください」と指示しても、不要な物がどっさりと一緒に出てくるので、勉強の取り組みに時間がかかってしまいます。

 

 

やり過ぎている親のせい。親がやっていては自ら動くようにはなりません。

 

 

 

■片付けする子になるには(④ゴミ屋敷にしない)

 

ゴミ屋敷はNG

生後間もなく連れてこられたのはゴミ屋敷。生まれた時から散らかっている家。そこで過ごしていると「散らかっているのが普通」の感覚になってきます。

だから「散らかっていると不愉快」の感情も起こらず、「片付けよう」という動機がそもそも湧いてきません。

 

 

 

子どもだって家族の一員。共同生活者です。

だから片付けさせましょう。

 

きっと将来「片付けられない」と悩むことはなくなりますよ。

 

 

次回は最終回、人生の片づけ(会話・文章・人の断捨離)です。

お楽しみに~!

 

 

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立石美津子 プロフィール

32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症・アレルギー児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『はずれ先生にあたった時に読む本』『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』等

 


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立石 美津子

投稿者プロフィール

幼児教育専門家・作家・講演家
32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症・アレルギー児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『はずれ先生にあたった時に読む本』『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』等

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