就学時検診 グレーゾーン・発達障害が気になるママへ
- 2014/10/12
- 発達障害の基礎知識
立石美津子 プロフィール
32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『はずれ先生にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ テキトーかあさんのすすめ』がある。
“毒の向こうに愛がある”ブログが話題を呼んでいる。
立石美津子オフィシャルブログ
http://www.tateishi-mitsuko.com/
小学校入学前の就学時検診
10月・11月。
この時期は来春から小学生になる子どもの就学時検診が行われます。
もし、「発達障害の疑いがあります。特別支援学級への入学をお薦めします」と言われた時、どうしたらよいのでしょうか。
難しいテーマではありますが、自分を責めたり子どもを責めたりする前に知っておいてほしいことや対応方法を本日から3日間連載でお伝えします。
そして10月18日(土)ラジオ「ママそらモーニングcafe」で発達障害についてお話させていただきます。
みなさんのご質問やご相談がありましたら、可能な限りラジオで回答したいと思っていますので、最後に記載しているメールアドレスに内容をお送り下さい。(匿名可)
うちの子、ちょっとグレーかな?
数分間のことなのにじっとしていられない。部屋から脱走。集団行動がとれない。躾はきちんとしていたつもりなのにお友達と同じように出来ない我が子
「何故だろう?何故だろう?」
幼稚園での個人面談「もう少し家庭でしっかり躾てください」と言われ、ママ友からは「躾の出来ていない行儀が悪い子」と冷たい視線
何とも居心地の悪い空間
「でも、もう直ぐ、小学校入学!幼稚園では色々トラブルあったけれど、晴れてピカピカの1年生~!」
「小学校へ入学すれば担任も変わるし、ママ友との関係も濃密でなくなる」
僅かな期待と夢を持って日々をやり過ごしているママ
周りがどうのこうのと嘆く前に「何故、立ち歩くのか、何故、集団行動がとれないのか」じっくり考えてみましょう。
あなたの躾の仕方の問題ではないかもしれません。
子どもの性格や個性の一部ではないかもしれません。
“臭い物に蓋”“見なかったことにしておこう”で済ませてしまうと、そのつけは必ず子ども自身に大きなダメージとしてやってきます。それも数年先に・・・
もう直ぐ、郵便ポストに届く就学時健診の通知
周りの子どもとは明らかに違う我が子。
「うちの子、ちょっと、怪しいな?」「うちの子、ちょっとグレーかな?」とずっと感じていたママはは歯科検診や内科健診とは違う何とも言えない嫌なドキドキ感。まるで癌検診の結果を待っているような感覚があると思います。
何も問題もなくスクスク育っている健常児のお母さんであれば気にも留めない儀式、単なる通過行事。中には会場でママ友に久々に会えてワクワクする人もいるでしょう。
でも、グレーゾーンの子どもを持つ母親にとっては最後の審判を受けるような暗い気分、まな板の上の鯉状態。何故なら「子どものおかしな行動」「他のママ友の子とは異質な感じ」に原因がわかってしまうから
もし、「発達障害の疑いがあります。特別支援学級への入学をお薦めします」と言われた時、どうしたらよいのでしょうか。
そんなことを次回のコラムで書きたいと思います。
10月18日(土)ラジオ「ママそらモーニングcafe」で発達障害についてお話させていただきます。
ご意見・ご相談はこちら宛にお送り下さい
匿名可
info@mamasola.net
立石美津子著書