子どものコミュニケーション能力を伸ばすボディランゲージ 〜家庭で気軽できる非言語コミュニケーション教育〜
- 2017/1/17
- 子育てのヒント
子どものコミュニケーション能力を伸ばすために
みなさん、こんにちは。国際ボディランゲージ協会代表理事の安積です。
ボディランゲージ講座を受講してくださった先生やお母さま方から、「ボディランゲージに関する知識を子どもにも教えたいのですが、どのようなことから教えてあげたらよいですか?」というご質問をいただくようになりました。
「自分の気持ちを相手にわかりやすく伝える」
「表情やしぐさから相手の気持ちを正しく読み取る」
「お互いを理解したうえで関係性を良い方向へ築いていく」
子どもに高いソーシャルスキル(対人関係や集団行動を上手に営んでいくための技能)を身につけさせたいならば非言語コミュニケーションに関する教育は必要です。
子どもがよくやるボディランゲージ「自己タッチ」
家庭でできる非言語コミュニケーション教育の一つとして、「自分たちが日頃行うなにげないしぐさが、まわりの眼にはどう見えるのか」ということを教えてあげることです。
お子さんがまだ幼稚園〜小学生のご年齢であれば、まずお子さんの日頃の自分の振る舞いを振り返るところからスタートさせてみてはいかがでしょうか?
子どもがよくやるボディランゲージには、自己タッチ(=セルフタッチング)とよばれる以下のような自分自身の顔や体に触れる行為があります。
・髪に触れる
・頭をかく
・鼻をこする
・爪を噛む
・唇に触れる
・眼をこする
・耳を引っ張る
・耳たぶに触れる
これらの動作は、見る側に「不安」「落ち着きがない」「神経質」「自信がない」「やましいことがある」といったネガティブな情報を与えてしまう動作です。
自己タッチは緊張しているときや不安なときに大人も子供も実際によくやるしぐさですが、どのような理由があれ、見る側には良い印象を与えることはありません。
日頃からこのような癖がお子様にみられる場合は、気がついたときに親がそっと注意してあげると良いでしょう。
まわりの眼からどう見えるのかを一緒に考えながら教える
人の姿はよく見えても、自分自身の姿は自分が一番見えないもの。
だからこそ、親も一緒にソーシャルスキルを高める気持ちで
「いまの⚪︎⚪︎ちゃんの姿勢、周りにはどんな風に見られていると思う?」
「あの人の行動は、どんな風に見える?」
「さっきのママの振る舞いは、⚪︎⚪︎くんの目にどう映った?」
そんな会話を日常の中に取り入れてみるといいでしょう。
子どもは大人よりも正直ですから、ときにはドキっとするようなフィードバックをもらえるかもしれませんよ^^
・日頃から周りをよく観察する
・意識的に自分の行動を振り返ること
習慣化してこの2つが自然とできるようになると、非言語コミュニケーション能力がどんどん伸びていきます。
家庭で気軽できる非言語コミュニケーション教育、ぜひお試しくださいね!
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