「大切な油&大根の揚げ出し」ママの為の食育講座と簡単レシピ vol.10 -ママそらLabs-
- 2012/12/28
- レシピ
【子育て支援サロン食育講師 石垣加津子】
幼稚園教諭、保育士免許取得後、市内幼稚園、市立保育園に勤務
現在泉区子育て支援サロンサポートに従事
マクロビオティックを中心にママ達へ食育指導を行っています。
玄米、乾物、豆、豆腐、海藻、旬野菜を使ったなるべく簡単に出来る健康料理です。
ママのダイエットにも繋がり、アレルギーのお子さんの体質改善にもお役にたてるレシピもご紹介します!
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大切な油&大根の揚げ出し
今回のテーマは《大切な油&大根の揚げ出し》です。
油には沢山の種類がありますが、アレルギーや成人病などにも関わる大切な調味料なので、知っておいて頂きたい調味料です。
・飽和脂肪酸
肉の脂質に多く、パルミチン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸、乳製品の多い、酪酸、ヤシ油のラウリン酸などです。
中性脂肪やコレステロール値を上昇させます。人間より体温の高い動物の脂質は体内で凝固しやすくなるため血液の粘土を低下させます。
沖縄では豚肉が多く食べられますが、長時間煮出して、脂肪分を取り除いた蛋白質がほとんどですので、体には良いようです。
・不飽和脂肪酸(トランス脂肪酸)
マーガリンやショートニングといった人工油脂は厳禁です。
これらは、パンや様々な加工品クッキーなどには多く使われていますから、気をつけた方が良いと思います。
▼参考資料 マーガリンやショートニングはやめましょう!
http://plaza.harmonix.ne.jp/~lifeplus/text/kinkyu_2.html
・オレイン酸(オメガ-9系脂肪酸)
心臓疾患予防には、オリーブ油やキャノーラ油を使い、オレイン酸を多くとるといいようです。酸化しずらいため、加熱して使用する油はオリーブ油が最高です。
コレステロール低下、胃酸分泌、腸の運動を高めるなどの効果があるようです。
・リノール酸(オメガ-6系脂肪酸)
紅花油や大豆油などよく使う普通の油がこちらです。
体に必要ですが、過剰症が問題です。現代の食生活では明らかに過剰と考えられており、このためアレルギー疾患が増えているとも考えられます。非常に酸化されやすく、加熱調理に不向きです。また血小板が凝集しやすくする働きがあり、有効な働きよりこちらの方が問題視されるようになってきました。
・アルファ・リノレン酸(オメガ-3系脂肪酸)
体内でEPA、DHAを合成し、ガンやアレルギーの予防になるようです。
しそ油、えごま油、あまに油、に多く含まれます。これも、非常に酸化されやすく、加熱調理に不向きです。
オメガ-6系脂肪酸とオメガ-3系脂肪酸は、1:1(文献により4:1)の摂取でなければならないようですが、現在はオメガ-6系のほうがはるかに多く摂取されているようで、このためアレルギー患者などが増加しているとも考えられるようです。
脂質を多く摂取するときは、できるだけ多くのビタミンCやビタミンE400IU程度を摂取し、体内で生成される過酸化脂質を予防することが重要です。
大根の揚げ出し
(材料)
大根 —— 12cm位
揚げ油 —– 適量
大根おろし —- 1カップ
大根の葉 —– 少々(細かい輪切り)
昆布だし —– 1カップ
しょうゆ —– 大1
塩 —- 少々
(作り方)
大根の皮をむき、1cm位厚さの輪切り(4人分で1人3枚位)
中火で①の大根を揚げる、さっと細かく切った葉もさっと揚げる
大根おろしを作る
だし、しょうゆ、塩を鍋で煮立て、②を入れ、③も入れ温め、器に盛り付ける。
ママの手作りは家族の健康を守ります。
愛情たっぷり、笑顔の食卓のお手伝いが出来たら嬉しいです。
今回が最終回となりました、10回の投稿を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。私自身も食は、お腹がいっぱいになれば何でも良いと思っていました。
体調を崩し、初めて食で身体ができていることを認識し、栄養やマクロビオテイックを学び、安心安全な食をお伝えするようになりました。これから子育てのお役に立てたら幸いです。
どうぞ素敵な年をお迎え下さい。そして健康一番!ご家族の健康をお祈り致しております。
普段使う食用油参照
以上よろしくお願い致します。
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