岡田有里Kitchen通信No.14:食材の安全について
- 2014/6/10
- レシピ
ママそら☆おきなわへようこそ!火曜日コラム担当の岡田有里です。
今日のテーマ:野菜や果物を食べる前にすること
皆さんの食生活の中で一番大事なことは何ですか?
私は栄養バランスを考えて料理する事が大好きなのですが、最近は残留農薬が気になり栄養価よりも安全性への配慮が優先的なフィルターとして私の中で働いている感覚を覚えている今日この頃です。
皆さんはいかがですか?
そこで、今回は残留農薬と食材という観点で私個人が実践している事を書かせて頂く事にしました。
以下は私が個人的に気をつけていることです。様々な考え方やご意見あると思いますので、その点をご了承の上でご一読ください。
食材を調理する前に気をつけたいこと:
葉野菜
・外葉は必ず外しましょう。(動物の餌にするのも避けたほうがよいです)
・葉を一枚ずつ振り洗いします
・可能なら1分間茹で、冷水で流して使います
・複数種の野菜を茹でる時は使い回さず、その度にお湯を取り替えます
根菜類:
葉野菜ほどに気にならないように思えますが、農薬は土に染みていますので根菜の表皮にも残留農薬があります。
・全て流水を使ってたわしでよく洗い、皮を厚めにむく
・かぼちゃやさつまいもを皮付きで煮物にするには一回茹でこぼし、新しい水で煮ます
・ごぼう、レンコンは皮をむき、酢水に漬けるとより安心
実野菜(トマト、きゅうりなど)
・トマト:流水でよく洗ってからヘタを取り、湯むきすると安心
・きゅうり:塩ずりしてから流水で洗う
・なすび:流水でしっかり洗った後、5分ほど水につける
果物:
・ぶどう:流水でよく洗い、水に5分漬ける。巨峰などは一粒ずつ洗うと安心(私は子供に湯むきして与えています)
・柑橘類:よく洗い、皮をむいてナイフで実を外す。(皮ごとカットする「スマイルカット」は皮を舐めるので危険です)
・バナナ:皮をむき、茎から1cmほどを除く。(乳幼児にバナナを皮ごと手持ちさせるのは避けましょう)
・りんご、梨:流水でよく洗い、皮を厚めにむく。カットしたあとで塩水に漬けるとさらに効果的です。
ハーブ類:
ハーブって虫がこないイメージをお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか?美味しいハーブの葉は虫さんの大好物ですょ(^_^;)
・パセリ、バジル、香菜など:葉を食べるハーブ類は農薬使用量が多いとされていますので流水で洗い、その後水で振り洗いしましょう。
・野菜用洗浄剤も色々と販売されています。効果を目で見ることは出来ないのが残念ですが、気になる方は試されてはいかがでしょう。
・以前話題になった50度洗いも農薬洗浄に効果があると言われています。油性の薬剤等は落ちやすとも考えられるので今後の研究課題です。
健康な食生活
栄養バランスや美味しさだけを考えて楽しく食べたい!と思うのが本音です。でも、置かれた状況で最大限できることをする努力が大切だと考えています。子供達(私たちもですょ!)を残留農薬、添加物、調理環境などの影響から守れるのは私たちなのです。自分の身は自分で守る努力は以前にもまして優先度を上げる必要を強く感じます。
現代の食環境は20~30年前とは比較にならないリスクと隣り合わせです。子ども達の健康を守ることは同時に自分たちをも守ること、社会、国を守る事につながっていますのでこれからも折に触れて皆様と一緒に考えていきたいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
今回のコラムに関してご意見、ご感想をお寄せいただければ嬉しいです。
沖縄県那覇市内の自宅にてフランス菓子教室、料理教室を主宰
季節に合わせた素材を使ったデザートや料理と共にテーブルコーディネートを提案しています。
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