【イメージコンサルタント 安積陽子】
みなさん、こんにちは。
イメージコンサルタントの安積です。
毎週日曜日のコラムでは、今すぐに役立つ「印象アップのテクニック」についてご紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「コントラストの法則」
第三回目は、ちょっと意識するだけで自分をさらに魅力的に見せられるカラーコーディネートの法則「コントラストの法則」についてお伝えします。
11月に入り、寒さが次第に増してきましたね。
街中では、ニットやカーディガンに続いて、ウールのコートを着始める人もときどき見かけるようになりました。
普段なにげなく組み合わせるアウターとインナー、トップスとボトムスですが、じつはちょっとした工夫で、みなさんの顔立ちや存在感をぐっと際立たせることのできるコーディネートの秘訣があるのです。
その秘訣とは、
「瞳の色と洋服の色とのコントラストレベル合わせる」
というもの。
「洋服選びに瞳がポイント?!」と思われる方もいるかもしれませんね。
一見、洋服のコーディネートと瞳は関係がなさそうに思えますが、
自分に合ったカラーコーディネーションを知るうえで「瞳のコントラスト」は、とても大切なポイントになります。
一般的に「日本人の瞳は黒色」と思われがちですが、よく観察すると、10人10色、色みの温かさからコントラストのレベルまで、みなさん異なる特徴をもっています。
そして多種多様な瞳が存在するなかでも、あえてカテゴライズをすると、私たちの瞳は、次の2つのタイプに大きく分けることができます。
タイプ①: 白目と黒目の境目がはっきりとしているタイプ
タイプ②:白目と黒目の境目がソフトなラインのタイプ
タイプ①には、黒目の部分が漆黒のように深みのある黒色、またはダークブラウンで、白目とのコントラストがはっきりしている方があてはまります。
(中には“リング”と呼ばれるラインが見える方もいます)
タイプ②には、黒目の部分がソフトな黒色、または明るめのブラウンで、白目とのコントラストがぼやけた感じのソフトな方があてはまります。
つづいて「瞳のタイプ別・コーディネートのポイント」ですが、
タイプ①のように、瞳のコントラストがはっきりしている方は、「白×黒」「アイボリー×チャコールブラウン」「パステルブルー×ミッドナイトブルー」のような、はっきりとした濃淡のある色のコーディネートがおすすめです。
インナーに対してアウター、または、トップスに対してボトムスにコントラストの強いカラーをもってくると、瞳の印象が強まり、顔立ちがよりはっきりすることで、着る人の存在感が一層引き立って見えます。
タイプ②のように瞳のコントラストが弱い方は、「ベージュ×キャメル」「ライトグレー×ミディアムグレー」「クリーム×イエロー」「ピンク×モーブ」のような、同一色のグラデーションがおすすめです。ソフトなコントラストをもってくると、洋服とお顔が絶妙に馴染み合い、優しく洗練された雰囲気になります。
この「コントラストの法則」は、カジュアルな洋服だけでなく、「スーツとシャツ」「シャツとネクタイ」といったビジネスウェアのコーディネーションにも応用できます。
この機会にぜひ一度、ご自身の瞳をじっくりと鏡で観察し、皆さんの瞳のレベルに合ったコーディネーションを見つけてみてくださいね。
国際イメージコンサルタント養成スクール
Image Resource Center of New York日本校
・・・・・・・・・・・・・・・・・・