新しい時代の女性の働き方・生き方をつくった「ママそら」【メンバーコラム】


ママそら本部、福島の景井愛実です。今回は特別版としてコラム記事を書かせていただきます。

2020年、コロナがあり世の中の「当たり前」は「当たり前」でなくなり、不安や心配など世界中のみんなが時代の変容に葛藤してきた1年でした。働き方はオンライン活用が取り入れられ、半ば強制的にテレワークを取り入れる世の中へ。それが真新しく感じたり戸惑ったりしながらも、1日の時間を豊かに使えるようになったという一面にも気づいた方も少なくありません。

この10年、ママや女性がどのように働き方・生き方を考え、チャレンジしてきたか。ずっと「ママそら」に携わり、「ママ」として復興を含めた地域コミニュティに取り組んできた私自身、その背景には、「ママそら」の存在は欠かせないものだと断言できます。その理由や想いを今回は書かせていただきます^^
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「ママそら」との出会い

私が「ママそら」に出会ったのは2015年。当時子どもは幼稚園。子育てや家事の日々の忙しさに、社会から取り残される無力感を理由もなく感じていました。同時に、2011年に東日本大震災・原発事故を経験したことで「福島である」という地域課題をどうにかできないかと模索し始めていた時期もこの頃でした。

しかし、子どもはまだ小さく自分の行動範囲は限られる。母という立場で時間の制限も多い中で、どうやったらその時の自分に少しでもできる事があるだろうかと情報を探していたところでした。

そんなとき、Facebookが盛り上がり始めたのもこの頃で、そこから「ママそら」の情報を見つけ興奮したのを今でも覚えています。
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なぜ「ママそら」?

私は農家のお嫁さんとして農業や販売に携わり、震災後、比較的早い時期から都内販売会や研修などに参加していました。その時に感じていたこととして、地域を大事にし、課題を解決していきたいと思うのであればやはり地域外の情報は大事であり、さらに福島の情報や取り組みを外側へ伝える必要があると考えました。そして伝えるときに、共感が必須。全国にお友達をつくることができたら素晴らしいなと思いました。また、コミニュティをつくることや維持していく方法についても、全国支部のメンバーと情報交換をすることでスキルを身につけチャレンジできると考えました。

そして何よりも、その時「母である」という環境に抱えていた課題に対して、オンラインを積極的に活用し取り組めるところは、まさに母という立場で地域に居ながら活動を進めることとができること。あきらめなくてもいい環境を提案してくれる団体や企業は当時は他にはありませんでした。今でこそ女性も男性もテレワークやオンラインでの取り組みが盛んですが、今思うとその先駆けとなっていたのは「ママそら」だったと私は思います。
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コミニュティだけでなく女性支援

ママそらは2万人以上が集うコミニュティですが、その機能だけでなく、そこに集う女性の活動のための支援も、オンラインを中心に行っていました。私も実際、福島に居ながら「ママそら」が主催する講座でワードプレスについてや発信を学び、現在こうやって記事を書いたり、自分のHP等を管理し企業様のお手伝いまでできるようになっています。独自の育成事業や行政との連携などカタチは様々。今でこそオンラインサロンやオンライン講座が流行っていますが、当時はあまりにも先駆けな取り組みでしたので、参加していた私も「あやしいことしているの?」と周りから見られたのはいい思い出です。笑

コミニュティだけではなく、ママや主婦が環境を変えずともきちんと責任を持って仕事をしていくことは、思った以上に覚悟や準備や大変なこともあります。時に例え家庭や家事を置きざりにしても、お客さまや関係企業様とのお仕事を進めなければならない瞬間もあります。特に活動し始めたばかりや起業したてはある程度軌道に乗るまではスタートダッシュが必要なタイミングですが、一番周りの理解も追いついていない時期。「そこまでして・・・」という声も家族や周りから出たりして、子どもを寝かしつけた後に片付けが追い付いていない散らかった部屋を見渡しながら「私はこれでよいのだろうか・・」なんて悩む時期をみんな通っています。

それでも、子育てを通して身をもって感じてきた社会課題や疑問について、解決したい強い想いを誰より感じているのはママです。子どもに素晴らしい未来を少しでもつくっていきたいと思うのは誰よりも強いのです。

コミニュティに集まったママたちが、それぞれ抱えている課題や希望と目標。それを形にするためのママや女性に向かう一歩のお手伝いも「ママそら」は行っています。
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▼女性支援実績例▼
〇女性起業家向けメディア活用WordPress構築講座
https://mamasola.net/?p=65971

〇「西宮市 女性起業家ステップアップセミナー」開催
https://mamasola.net/?p=70318

〇「女性が働きやすい環境づくりIN高知」座談会参加
https://mamasola.net/?p=47639

〇大阪市「女性向けキャリアサポート事業」仕事も家族も大事にできるキャリアデザインを応援するプロジェクト「キャデオ」
https://mamasola.net/?p=50000

ほか

▼代表 奥田絵美著書 「新しいママの働き方」▼
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「ママそら」と行う地域の活動

そうやってコミニュティとしての繋がりと、女性支援を受け、様々なことにチャレンジしていけるようになりました。福島で子育てをする私にとっては、震災後に本当に心のよりどころとなったママサークル。何かあった時に、具体的な行動はできなくても「大変だね」「頑張っているね」「頑張ろうね」と、共感できるだけでどれほど心強いか。そして励みになり育児も家事もまた頑張れること。それだけでママたちは強くなれると感じる事のできる居場所がありました。そんなコミニュティを大事にしたいと思い、維持することや運営についてちゃんと考え勉強をするようになりました。

そんな中、「行動するのみ!」が基本ですが、その行動するためのヒントや勇気、情報を得ることが出来るのは大きい希望でした。そしてこれまで、私が福島という場所でコミニュティやイベント、復興への取り組みが実現できていたのは「ママそら」のコミニュティや、メンバーからのサポートがあったからです。その取り組みのいくつかをご紹介いたします。
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▲福島市ママサークルのみんなと。10年近く参加させていただきました。震災の時は、より居場所となり拠り所となっていました。当時のメンバーとたくさん語り合って元気を取り戻して頑張ってきたのを今でも思い出します。そしてその時のメンバーは今でも大事につながっています!

福島支部「ママそらふくしま」活動!

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初めての「ママそらふくしま」のオープニングパーティやランチ会!福島県内でどんどんママが繋がり、それぞれの活動もパワーアップしていきました!
https://mamasola.net/?p=48018
https://mamasola.net/?p=51514

「ふくしまのたからばこ キッズお仕事体験」主催&出展!

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2018年には1万4千人の来場者数となったこのイベントでは、ママそら代表奥田自ら企画してくれた世界をつないだ「オンライン会議」を開催。その当時は「オンライン会議」に珍しさがありましたが、子どもたちにとって今の新しい時代につながる価値の高い学びの提供を実現頂きました。おしごと体験は、地元企業様を中心に出店していただき、行政の方々とも連携し開催。地域の子供たちに、その地域産業そのものの体験と価値を届けることができました。キラキラした子どもたちの好奇心のまなざしに、逆に大人たちが勇気や元気をいただいた瞬間でした。
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「新しい東北づくりワークショップ~女性視点で被災地の活性化を考える~」登壇!

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50社以上の企業や行政の皆様、そして1万4千人の地域の方々が参加いただくイベントを通し、地域の課題を考え解決していく方法の一つを学びました。この経験をもとに、東京や全国からの参加のみなさんと「東北の復興」をテーマに話しワークショップを開催しました。

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これからのママ、そして女性の生き方・働き方

最近では、「女性活躍」という言葉がよく聞かれ起業ブームもあり、女性が起業をすることが幸せのすべてのように見えるようなこともあるかもしれません。しかし、それは自分が目指す幸せを達成するための手段にしかすぎません。専業主婦として家族を支えることが自分や家族の幸せのために頑張るという方もまだまだたくさんいますし、例えばシングルマザーとして一人で子どもとともに生きることを選ぶこともあると思います。

コロナの影響があったことで、今までには考えられなかった選択肢が普通になったり、今でも新しい選択肢が出てきたりしています。どんな立場でも、どんな環境でも、多様な生き方を選べるようになりました。

きっと、わたしたちのこれからの未来は、もっと自由になっていきます。あきらめずに自分で選んでよいのです。

「ママそら」は、私に、そして日本全国のママたちに、ずっとそう寄り添ってきてくれていました。沢山稼ぐとか有名になるということではなく、「自分が生きたい未来」を自分が責任をもって選択していくことこそが大事であるし、子どもたちにもそんな人生を送ってもらいたいと思うのです。
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1300人を超える「今日の輝くママ」をご紹介!

100人いたら、100人の生き方があります。孤独を感じたとき、自分には何もできないと感じたとき、「私はママ失格だ」と落ち込んだとき、頑張りたいのに頑張れないとき・・・そんなとき、空を見上げてください。

「空はつながっているよ。」

その空は、きっと誰かに、誰かと、繋がっています。それを教えてくれた「ママそら」。そして、全国のママたち。

人生には選択肢がたくさんあることを教えてくれます。

私は、ママや女性が元気になる一歩を踏み出すのが、これからもずっと「ママそら」から始まって欲しいと思います。
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▼「今日の輝くママ」記事一覧▼
https://mamasola.net/?cat=4

「もっと自由に。もっと私らしく。」働く/スキルアップ情報

「ママそら」を始めたときに幼稚園だった我が子は、現在中学2年生と小学6年生。子どもたちの成長とともに生活環境も変わり、時間の制限が緩やかになったりチャレンジできることも増えてきました。環境に応じて向かうことを決め進んでいくとき、女性にとっては必要な情報はまた変わります。

人生100年時代。
子どもたちがここまで大きくなって今思うことは、「自分の人生は自分のもの」。

その時は、子どもが全てで自分の希望はイメージすらなくて必死になって毎日を過ごすのに精いっぱい。それだけ全力で我が子と関わり過ごすのは本当に素敵です。でも、子どもはいつか自分の人生だけを歩んでいきます。そして、私たち母たちも、自分の人生を歩んでいます。

仕事でも活動でも、必要な情報があれば自分の生き方をデザインしていくことが出来ます。きっと、「もっと自由に、私らしく。」生きることが、子育てにおいても、コロナのようなことがあっても、前を向いて生きていけるひとつの方法になっていくはずです。「ママそら」や「LIVLA」はそんな情報や働き方の提案もしてくれていますのでぜひ参考にされてみてくださいね。

■ママそら「働く/スキルアップ」まとめ
https://mamasola.net/?cat=26

■「もっと自由に、私らしく。」LIVLA
https://www.livla.jp/
LIFE + VISION + らしく
人生100年時代、どのような人生を歩みたいですか?働くことは私らしい人生を歩むための1つの手段です。
「もっと自由に、私らしく。」LIVLAはあなたらしい生き方・働き方をサポートします。
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今、毎日の育児や家事の大変さ、時代の変化や影響に葛藤をしているママや女性の皆さん。つらいことも沢山あるかと思います。我が子を守り育てることがどんなに大変でも、子どもが生まれたあの日から、うれしさや戸惑いの中でママも成長していきます。迷ったり孤独を感じてしまったり悩んだりしたら、ぜひこの「ママそら」にいるママたちを頼ってください。

「ママそら」は、これからもきっといつもオンラインを通してママであるあなたに寄り添っています。

ライター:景井愛実(2021.5.18)
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景井愛実ママそら 本部

投稿者プロフィール

二児の母。福島に生まれ育ち、嫁ぎ先も福島。4世代同居。夫両親と農業を営む。『農家=地域に根差した仕事』。地域の女性やママたちと楽しみながら生きていきたい。

【ママそら本部】 
https://www.facebook.com/mamasola/

【Berry's Garden】
https://berrys-garden.com
農業女子 景井愛実プロデュースの福島発アグリブランド。 
「Pocket of “love berry” time:日常のちょっとしたスキマに、愛、実る時間を。」 をテーマに、クオリティや想いを大事にした日常の一息つけるスキマ時間を幸せに感じられるアイテム・イベント・ライフスタイルを提案。農産物・加工品に加え、農産物を様々なシーンで楽しめるアクセサリー、雑貨など、農に関連したアイテムを幅広く展開し、「可愛い楽しい農」を提案。“あなたのスキマに幸せをお届けしたい”という想いを
ブランドを通じて発信している。

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