「発達の障害(でこぼこ)があるなしにかかわらず、すべての子供達が生き生きと暮らせる世界を目指して」
今日の、ママそら「子育てコミュニティ応援企画」は、高知県で活動しているHug-me〜はぐくみ〜さん。
ワークショップや勉強会、お話会などを開催し、発達障害児も定型発達の子供も分かり合える相互理解の機会を作りたい、という想いでされている活動内容、代表の方の想い、ぜひご覧ください。
【活動名】Hug-me〜はぐくみ〜(はぐみー・はぐくみ)
【主な活動場所】高知市内
【活動している主な曜日や時間】
不定期に、土曜日、日曜日の午前か午後の2時間ほど
【活動内容】
発達の障害(でこぼこ)があるなしにかかわらず、すべての子供達が生き生きと暮らせる世界、を目指して、「発達」とは、「成長」とはを、いろいろな側面から勉強し、仲間づくりをしながら叶えて行こうと思っています。
現在、発達障害、ということも聞き慣れてきたのではないかと思います。自閉症、アスペルガー症候群、ADD(注意欠陥障害)、ADHD(注意欠陥多動障害)、LD(学習障害)など。
どれも、なぜそうなるのか、確かな原因ははっきりしていないのが実情です。しかし、そういった特性を持って生まれてきた子供達は大多数の人々の世界、いわゆる普通の世界からはみ出してしまうことが多々あります。そしてそのことで、なんでみんなと同じようにできないんだろう…といった子供自身の、また親の悩み、生きづらさも生まれてしまいます。
まずはこの活動に興味を持っていただける方たちとのつながりを作る、ランチミーティングを開いて、障害を持つ子供の親と、そうではない親が顔を合わせて、どうすれば分かり合え、お互いの気まずさを超えられるのかなどを話し合いました。
実践として取り組んだのが「人間脳を育てる〜発達障害者は発達する〜の著者の一人である発達支援コーチ、灰谷孝さんを招いた、発達とは何か、成長とは何か、について、脳科学と体を動かすことの関係性を学ぶ講演会、また、発達障害児の保護者のストレスにも着目し、保護者向けの講演、実際に体を使ったワークショップの開催をしました。
このサークル立ち上げ当初からのメンバーの一人が作業療法士でもあり、リハビリテーション学校の先生でもある方が中心に、アンケートもとっての研究の結果、保護者のストレスがワークショップに参加したことで軽減され、子供たちにも余裕を持って向き合うことができる様になったという結果も得られています。
子育てに辛さを抱えている、この子はひょっと発達障害なのでは?と悩んでいる方と、様々な子育てのアドバイスをされてきた子育て支援センターの先生とのお話会も開きました。
また、臨床発達心理学から見た、子育てのあり方についての勉強会も行いました。
今後は、灰谷先生から学んだことを生かし、体を動かすことで発達の凸凹を、本人にも親にも楽になる様にと考え中の体操の会の実施や、子育ての不安や悩みに寄り添ってこられた子育て支援センターの先生とのお話会、現役特別支援学校の先生とのお話会、悩みを持つ保護者の集まりの会、など、を実施していこうと思っています。
【活動を始めた時期】
2017年7月
【活動を始めたきっかけ】
私の息子は自閉症スペクトラム障害、知的障害中等度という診断が下されています。息子が3歳の時でした。現在は小学5年生、ずいぶんお兄ちゃんになりました。ただ、診断されて以来、早期療育という形で医療機関、療育機関、自治体の支援を受けてはきましたが、情報の共有の少なさや、支援側である医師やセラピストの不足からくる療育を適切に受けるということが十分にできない現状に、とても不満を持っていました。
そしてそういった不満を持っているのは私だけではなく、多くのお母さんたちからも声を聞いてきていました。なんとかこの現状を変えたいと思い、ある時、内容は違っていましたが、同じ様に子供の未来を考え活動しているお母さん、女性たちに会うことができ、力になるよ、といってくれてから、活動が始まりました。
【最近あった嬉しい出来事】
息子が四年生の時にはまった一輪車に一人で乗れるようになったことです。10mくらいですけど、補助なしで乗れました。息子は何事もゆっくりだけど、好きという熱意と続けれたことにあっぱれです。普段そこまで執着というか集中して好きになるものが少ないので本当に嬉しかったです。
そして、この活動を通して、本当にたくさんのお母さん方と知り合うことができたことが何より嬉しいです。会を追うごとに人間関係が広がって、これに困ったらこの人に相談しよう!この情報、あの方とも共有したい!とか。一緒にサークルの運営をしてくださっているメンバーの方にもいつも刺激をもらい、助けてもらい、今があると感じています。
こんなに子供の育ちに一生懸命なお母さんたちがいたら本当に大きな力になっていくと信じたいし、高知の現状を良くしたり、良くしていくことにつながればと思います。
【メッセージやお知らせ・目標】
発達の障害(でこぼこ)があるなしにかかわらず、すべての子供達が生き生きと暮らせる世界、を目指して、「発達」とは、「成長」とはを、いろいろな側面から勉強し、仲間づくりをし、みんなと違う、ということで劣等感が生まれたり、周りの人から特別視され、辛い思いをする子がいなくなるよう、発達障害児も定型発達の子供も分かり合える相互理解の機会を作りたいと考えています。
そして、現在進行系で、発達障害児ならではの困りごとを、話し合うことで共有したり、そもそもの支援のあり方、体制の改善も目指したいと考えています。
「みんなと違うことはけして悪いことではない、みんなと足並みが揃わなくても、あなたのペースで進めばいいんだよ」と言うことを、本人、また周りの人にも認識して欲しいし、保護者の気持ちになれば、最初は障害ということで大変なショックを受けられるのもよくわかります。
でも、そのお子さんの将来のことを考えて、出来るだけ、周りの人にもわかってもらえるよう、お話ししてみるのはいかがでしょう?
何が苦手なのか、でも、こんなことが大好き、など、その子を周りの人にわかってもらえば、自然に助け合うことも生まれると私は思っています。なので、私は我が子の障害ということを思いきって話しています。
障害、というとマイナスイメージですが、特性であることにも間違いはありません。大多数の人と少し違うことがマイナスなのか?私はそう思いません。思いたくありません。ただ、今の世の中がまだ変われていない、未熟であると、思っています。
これからの活動が、そういった世界に繋がっていくよう、たくさんの方の協力と理解を得ながら、頑張っていきたいと思います。
【連絡先・URL】
・メール zoomywaterlilystinky@icloud.com
・Facebook https://www.facebook.com/groups/709742162554735/
・LINE @ https://line.me/R/ti/p/%40qts7858c
ライター:玉井史織(2019.6.17)
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