子どもと節分をどう楽しむ?【子どもと心を育む遊びのヒント】
- 2016/1/30
- 子育てのヒント
手作りお面と枡で楽しく豆まきしよう!
もうすぐ2月3日。節分ですね。
節分は、「季節の分かれめ」の意味で、本来は立春、立夏、立秋、立冬の前日のことを言うため年に4回あります。今は立春の前日のみを節分と呼ぶようになったのですが、これは旧暦では立春で冬が終わり、春になり一年が始まると考えられており、立春の前日の節分は大みそかと同じように大事な日と捉えられたからだそうです。
節分と言えば、豆まき、恵方巻。
豆まきをして邪気を追い払い、その年の恵方(南南東)を向いて恵方巻を食べて福を呼び込むという風習は皆さんも馴染み深いでしょう。
では、節分のもうひとつ習わし「焼い嗅がし(やいかがし)はどうでしょう? ちょっとお話ししましょう。
鬼は鰯の臭いと柊のトゲが大の苦手。そこで、柊の枝にあぶった鰯の頭をさした「焼い嗅がし」を玄関先などにつるしておくと鬼がやってこないというもの。豆殻をプラスすることもありますが、これは豆殻のカラカラと鳴る音も鬼が嫌うから。
邪気を寄せ付けない魔除け効果もある「焼い嗅がし」もぜひ用意してみてくださいね。
さて、節分の豆まきはお子様が一番楽しみにしていることかもしれません。
大豆を炒った福豆を、「鬼は外!」と言いながら外にまき、「福は内!」と言いながら家の中にまく豆まき。ご家庭では、お父さんやお母さんが鬼役になるケースが多いかもしれませんが、あくまでも鬼を(お父さん・お母さんではなく)退治することを確認しましょうね^^
豆まきを盛り上げてくれる鬼のお面もスーパーなどで簡単に手に入りますが、お子様の自由な発想で作るのもおすすめです。
お子様がイメージする“鬼”とは?
用意するものは、厚紙、折り紙、クレヨン、毛糸。まずは厚紙を顔のサイズに切り、角、口、牙なども切って作ります。顔の部分は目の位置を確認して穴を開け、左右にも小さな切込みを入れて耳にかける輪ゴムを通します。
顔は好きな色を塗りましょう。赤鬼? 青鬼? それとも…… どんな色の鬼でもOK。
角や口、牙にも色を塗ってカラフルに。または、好きな色の折り紙の貼り絵もおすすめです。
角などのパーツをのりで貼り付けます。どこにどんな風に貼るかで印象が変わりますよ。
髪の毛は毛糸を貼って雰囲気を出します。何色の毛糸にしますか? モジャモジャ? 多め? 少なめ?
世界にたったひとつの鬼のお面が完成!
怖い表情の鬼、可愛らしい鬼、ユーモラスな鬼。みなさんのお子様が描くのはどんな鬼ですか? お面ができたらお子様に、どうしてその鬼を作ったのか、ぜひ聞いてみてくださいね。とっても面白い答えが返ってきますよ。
簡単! 便利! 枡の作り方
お豆を入れる枡(一番簡単でシンプルなタイプ・写真奥)も簡単にできるので、お子様と一緒に作ってみるのもおすすめ。作り方をご紹介しておきますので参考になさってください。
手作りお面と枡があれば、お子様も楽しめますよ!
心を育む、子どもをギュッとハグする、心をハグする……そんな想いがいっぱいの「子どもの心を育む遊びのヒント(ここハグ)」。遊びや体験を通して子どもの心を育むために私たち大人ができることとは? 子どもの輝く未来のために奮闘中の黄野いづみがお届けします。