最新おもちゃ&遊びのトレンドをピックアップ!【子どもの心を育む遊びのヒント】
- 2015/3/14
- 子育てのヒント
Playtime Tokyoで見つけた気になるアイテムをご紹介
年2回、パリ、ニューヨーク、東京の3都市で開催されているこどもとマタニティーの合同展示会「Playtime」。今日は、先日開催されたPlaytime Tokyoで見つけた気になるアイテムをご紹介します。
私は玩具の輸入を行っているので、現在日本総輸入元として展開している木製玩具「マニー&サイモン」を日本でお披露目するために、数年前Playtime Tokyoに出展していました。それ以来、バイヤーとして、Playtimeは必ず訪れ、最新のキッズアイテムのトレンドをチェックしています。
さて今回、まず最初に気になったアイテムがこちら。「CODOMONO ART」。
子どもが自由に描いた絵がお洒落なアート作品へと変わるアイテムです。その年齢にしか描けない、今しか描けない、素朴な“らくがき”を写メやFAXで送ると、グラフィックデザイナーさんが配置や彩色を施してオリジナルアートに仕上げてくれるサービスなんです。実はこのサービス、以前からあったのですが、今回、ナチュラルな雰囲気のフレーム「ヴィンテージ」が新登場。子どもの感性がより引き立つ仕上がりになっています。子どもの日常を、素敵な思い出とともにこうした形に残してみるのも良いですね。
次に気になったのは、木工メーカー酒井産業がスタートさせた「buchi」。
プロダクトデザイナーの柴田文江さんによるセンス溢れるデザインが特徴の木のおもちゃです。木のやさしい温もりを感じる車や、中心に丸い穴の開いたドミノ、積み木のように遊べるパズルなど、色の美しさにも感動を覚えるアイテムの数々。
私がこの木製玩具を気に入ったポイントは、単にデザインの可愛らしさや色の美しさだけではありません。このおもちゃ、「ドミノ」「パズル」と言っていますが遊び方はそれだけではないんです。これらを手にした子どもが、自由な発想で遊びを考えられること、つまり、遊び方が決まっていないおもちゃというのが大きなポイント。まさに私が理想とする遊びの環境が生まれそうです^^
そしてもうひとつ。そのストーリーに惹かれたのが「more trees」という森林保全団体が開発するオリジナルプロダクト。
more trees(モア・トゥリーズ)は、「もっと木を」というコンセプトのもと、音楽家の坂本龍一さんの呼びかけによって設立された団体です。国内での間伐のほか、海外では熱帯林の再生保全、砂漠の緑化、マングローブの植林と、世界各地での森づくりを推進されており、現在は国産間伐材を使ったオリジナルプロダクトの開発も行っています。そうして生まれたのが「りんごのけん玉」や「木のこま」。
この木のこまは、回転していくうちに重心が移動して逆さに立ち上がるのが特徴です。その姿はまるで「木」。2本立てると林に、3本立てると森に、というメッセージも込められています。子どもと遊びながら、間伐や森林再生などについて話し合うきっかけとなると嬉しいですね。
みなさんは何か気になるアイテムがありましたか? 今後も、おもちゃや子ども雑貨のトレンドについてご紹介していきますのでお楽しみに。
子ども達には、いっぱい遊んで、遊びの中からたくさん学んでほしいものですね♡
◆ CODOMONO ART
http://www.codomono-a.net/
◆ buchi
http://www.buchi.co.jp
◆more trees
http://more-trees.net/
心を育む、子どもをギュッとハグする、心をハグする……そんな想いがいっぱいの「子どもの心を育む遊びのヒント(ここハグ)」。遊びや体験を通して子どもの心を育むために私たち大人ができることとは? 子どもの輝く未来のために奮闘中の黄野いづみがお届けします。