【イメージコンサルタント 安積陽子】
みなさん、こんにちは。
イメージコンサルタントの安積です。
毎週日曜日のコラムでは、今すぐに役立つ「印象アップのテクニック」についてご紹介します。
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「相手の心のコップを満たすコミュニケーション」
第7回目は、「相手の心のコップを満たすコミュニケーション」についてお伝えします。
みなさんはコミュニケーションをする際に、どのくらい「相手の心のコップ」を満たすことを意識していますか?
心のコップとは、人間であれば誰もがもっている「自分を大切に扱ってほしい」という根源的な欲求です。
会話をしていても、目がきょろきょろと泳いでいたり、適当にうなずかれたり、携帯に触れながら話を聞かれると、決して良い気分はしませんよね。このように、目の前の相手に集中していないコミュニケーションは、相手の心のコップを満たさないため、自然と人は遠ざかっていきます。
しっかりアイコンタクトをする。名前を覚える。小さな変化を気づいてあげる。笑顔を向ける。遮らずに最後まで話を聞く。意見を尊重する。認める。褒める。これらはすべて相手のコップを満たす行為です。
みなさんも、自分の意見を尊重してくれた教師や上司、自分のことを丁寧に扱ってくれたホテルやレストランのスタッフのことは、いまでも深く心に残っていると思います。それはなぜかというと、わたしたちは自分の心のコップを満たしてくれた人に対して、親近感や深い信頼感、好感を抱き、深く記憶に刻む傾向があるからです。
「相手の心のコップ」を満たすためには、相手を思いやる言葉がけだけでなく、「表情」や「振る舞い」といった非言語コミュニケーション(ボディランゲージ)も大切です。
今回は、「相手とのコミュニケーションに完全にコミットしている」ことを伝えるために効果的なボディランゲージを3つお伝えします。
1つめのポイントは、会話をするときにはいつも「自分のおへそを相手に向ける」ことです。これは1対1のコミュニケーションだけでなく、会議中やセミナーを受けているときにも言えます。身体がどのくらい話相手に向けられているかどうかは、相手への関心の強さと比例します。顔だけを相手に向けている時よりも、身体ごと正面を向けられている時のほうが、話し手の自尊心は高まり、あなたへの印象もぐっと良くなります。
2つめのポイントは、「足先を相手へしっかり向ける」ことです。足先の向きは、その人の気持ちを正直に表します。身体は正面を向けていても、足先がドアの方向を向いていれば「早く話を切り上げて、ドア(出口)の方向へ行きたい」という気持ちの表れです。自分の足先を相手にまっすぐ向けることで、「あなたの話はちゃんと聞く価値がありますよ」というメッセージにつながります。
3つめのポイントは、「相手の表情や態度をまねる」ことです。
人は自分と同じような振る舞いをする人に対して「安心感」や「親近感」をもちます。相手が笑顔で話し手いるなら、こちらも笑顔の表情で話を聞く。相手の身振り手振り大きい場合は、こちらも身振り手振りを大きく使う。相手がリラックスした姿勢なら、こちらもリラックスした姿勢でいる。このように話し相手と同じ動きをとることで、無意識のうちに、昔から知っている間柄のような強い心のつながりを感じさせることが可能になります。
私たちの「表情」や「なにげない仕草」は、言葉よりも雄弁にメッセージを伝える力をもっています。普段から言葉遣いや話す内容には気をつけているという方も、ボディランゲージまで心を配れば、さらに素晴らしい絆が築かれるはずです。
みなさんも「相手のコップを満たす」ために普段から意識していることがありましたら、ぜひご意見をお聞かせください。
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