~パニック障害経験談コラム2~(ママそら関西 選抜コラムニスト)
私、どこか病気なの?
今回は私が初めてパニック障害と診断され、パニック障害を知るきっかけとなった時の事をお話ししたいと思います。今、苦しい思いをしている方が、まず病院で受診してみようと思うきっかけになればという思いを込めながら・・・。
今からちょうど10年前に告げられた病名。
パニック障害
私がパニック障害と知るには、初めての発作から2ヶ月位は経過していたと思います。それまでは、自分の体の異変はわかっていたけれど、なぜだかすぐに病院へという考えに至らず、動きたくても動けない強い脱力感と何か大きな病気なんじゃないかという不安が毎日続いていました。
子供達を保育園に送って家に戻ると、すぐに体を横たえて夕方になると保育園にお迎えに行く。そんな毎日を送っていました。そんな日々が続くと、息といえばため息ばかりで、そのうち、
「どうやったら楽になるんやろう」
「どうやったら死ねるんやろう」と考える日もありました。
今思うと、パニック障害ではよくあると言われますが、うつ病も併発し始めていたのかもしれません。
しかし、それ以上その思いが強くならなかったのは、二人の子供達の存在があったからだと思います。なぜなら、不思議なんですけど、保育園への送迎の時だけは気分がすごく楽だったのです。
そんなある日、幼なじみから電話がかかってきました。
彼女からの電話は久しぶりでしたが、私は何かにすがるような思いで、今の自分の状況を話しました。うまく言葉にできない私の言葉を、彼女はゆっくり、静かにあいづちを打ちながら聞いてくれました。そんな彼女から「えっちゃん、私も詳しくはわからんけど、その症状ってパニック障害って病気の症状に似てる気がする。一度、心療内科行ってみたら?」と言われました。
「パニック障害?心療内科?」
それまで、病院に行こうと思えば行く機会はありましたが、パニック障害という病名も、心療内科も私の頭には少しも浮かんできませんでした。その時初めて知り、耳にした言葉だったからです。
私は今の苦しみから脱出できるのならと、すぐ病院を調べ、予約を取りました。10年前は、心療内科、精神科受診は抵抗を感じる人も多かったように思います。しかし私は抵抗を感じるどころか、今より楽になるなら、元気になれるのならと、内科や歯科にかかるのと同じ気持ちで受診しました。
初診ということもあり、お医者さまは私の話をゆっくり聞いてくれました。そして出された病名は、やはりパニック障害でした。私の中ではやっと自分がどんな病気なのかを知り、これからが見えてきた瞬間でした。
久しぶりに電話をくれた幼なじみの電話がなければ、私の闇は続いていたでしょう。
パニック障害経験談コラム1:https://mamasola.net/?p=37320
【コラムニスト紹介】
中山悦子
<プロフィール>社会にでて、販売員や医療系資格の講師を経て、出産を機に退職。育児をしながらパニック障害を経験し、そこからメンタルについて学ぶ為『上級心理カウンセラー』を取得。それに合わせ、心にも良い働きをするアロマ『アロマテラピー検定一級』を取得。現在思春期の中学生2人と、新一年生になる娘の三児の母。自身の経験が誰かの笑顔を生み、心に寄り添える人になれるよう活動中。
http://s.ameblo.jp/esday918/
編集★ママそら関西 支部代表&ママそら絵本館 館長 津村美乃里(2015.4.7)
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