岡田有里Kitchen通信No.6:砂糖の役割+簡単キウイジャム・ミント風味(レシピ付き)
- 2014/4/8
- レシピ
ママそら☆おきなわへようこそ!
火曜日コラム担当の岡田有里です。
今日のテーマは砂糖の仕事です。
砂糖は甘い。一番強いイメージは「甘い」ですよね。
そのほかには甘い物を食べるのは好きだけど、あとで太るし・・・。といったイメージが強いのではないかと思います。でも、砂糖は色々と頑張っているのですよ!
という訳で、今回は砂糖の「吸水力」という性質にスポットを当てて見てみましょう。
砂糖の「吸水力」には次のような効果があります。
1.しっとり効果
マドレーヌやパウンドケーキがしっとりしているのはお砂糖の保水(吸水)効果によるものなので、砂糖控えめに作るとパサパサになってしまいます。
2.卵料理のふんわり効果
オムレツを焼く時は砂糖を少し入れるとふんわり、とろっと仕上がる事をご存知ですか?
この答えも砂糖の吸水力にあります。
卵のタンパク質内の水分を砂糖が吸収すると卵が固まる温度が高くなります。だから、卵に砂糖を入れると同じように焼いても固まり始めるのが遅い為、ふんわり、とろっとしたオムレツに仕上がる訳です。
砂糖を加える量は卵1個に対して小匙1杯くらいが目安ですが、お好みで調整してください。
3.防腐効果
糖度の高いジャムや羊羹は腐りにくいのはなぜでしょうか。
この答えも砂糖の吸水力にあります。
砂糖は食品中の水分を吸収すると細菌が活動しにくくなり、結果として防腐効果が出ます。でも、絶対腐らない訳ではないので食品の取り扱いは気をつけてくださいね。
この他にも砂糖は料理やお菓子作りで大切な役割がたくさんあり、美味しく作る為に欠かせない調味料なのです。そして、甘さやカロリーは砂糖が持つ一部の個性なので砂糖と上手に付き合って健康で美味しい食生活を送って頂いたいと思います。
では、今日はミントの香りが爽やかなキウイジャムをご紹介します。糖度は25%と非常に甘さ控えめですので防腐効果は低めですが、自家製ならではの美味しさを楽しんでください!
ミント風味のキウイジャム
加熱時間5~7分と簡単で気軽に作れる自家製コンフィチュールは美味しいですよ。
ミントの使い方がポイントです! ぜひ、お試し下さい。
材料:
キウイ 3~4個
砂糖 キウイに対して25%
レモン汁 適量
ミント 一握り(3~4枝)
作り方:
1)キウイの皮をむいてざく切りにする。
2)キウイの重さを量り、重量に対して25%の砂糖を計量する。
(例:キウイ200gに対して25%=砂糖50g)
3)砂糖をまぶして30分室温で置いておく
4)上段右の写真の様に水分が出たら中火で5~7分煮る。
5)味見をしてお好み量のレモン汁を加える。
6)ミントを熱々のジャムに埋めて香りを引き出す。
7)熱々のジャムを清潔な瓶に入れ、冷蔵保存する。
ふわっと広がるミントの香りが心を優雅に…。
心地よい酸味が爽やかな気分に…。
普段のジャムとは一味違う美味しさを楽しんで下さいね。
では、また来週~!
最後までご覧頂きありがとうございました。
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沖縄県那覇市内の自宅にてフランス菓子教室、料理教室を主宰
季節に合わせた素材を使ったデザートや料理と共にテーブルコーディネートを提案しています。
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