2.東大脳=自立した脳を育てる ~乳幼児期は徹底的に関わる~
- 2014/2/4
- 発達障害の基礎知識
東大脳をラクラク育てたいママの味方、プレシャス・マミーメンターコーチの谷あゆみと申します。2009年、ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立しました。今回のコラムでは、そのプログラムを元に、自立した脳を持つ子どもを育てる方法についてお話いたします。
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2.乳幼児期は徹底的に関わる
今回は、乳幼児期に徹底的に関わるとはどういうことかについて説明します。
徹底的に関わる、それも「五感を養う」ように関わります。
五感とは、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚のこと。この五感が子どもを東大脳にする上でとても重要なのです。なぜならば、それは脳の発達に影響するからです。
赤ちゃんの脳は生まれた直後から、急速に発達しはじめます。それはおなかの中では一定だった環境が、外に出たことによってガラッと変わり、刺激が増えるからです。この刺激というのが五感の刺激。子どもの脳は重量的には3歳までに大人の8割以上になり、その中でも脳の神経細胞にある、信号を伝える枝のシナプスは、1歳までに9割が出来上がります。五感の刺激をまんべんなくたっぷり与えること、しかも特に、まずは1歳までにそうすることが、よく働く質のいい脳をつくるために大切なのです。
とは言え、1歳過ぎてしまっても、ガッカリしないでくださいね。何事も、気づいた時が始め時です!
五感を感じる脳、運動の脳、空間認知の脳、色や形を識別する脳、いずれも6歳までにほとんど出来上がります。それを考えたら、乳幼児期の関わりが大事なことはよくわかりますよね。この時期にほおっておいたら、もったいないのです。
ではどんなふうに関わればいいのか。
それは何も特別なことをするわけではありません。ごくごくフツーのことです。
ここで5つほど、あげておきます。
◇おしゃべり
生まれて間もない、自由に動けない赤ちゃんにとって、目の前にママの顔が現れて、直接話しかけられることは、私たち大人が考える以上に刺激的です。それも抱っこしながらであれば、肌の触れ合いやぬくもりも感じられ、ママの自然な匂いや声は、赤ちゃんにとっては心地のよい刺激になります。そしてだんだんと、その慣れた声でかけられる言葉の意味も理解するようになっていきます。だから赤ちゃんには目を見て意識を向けて、たくさん話しかけてあげてください。おっぱいを上げる時間も脳と心を育てる貴重な時間。携帯電話でメールしながら、はよくないですよ。(笑)話す内容は特別なことではなく、「今日はいいお天気だねー。気持ちがいいねー。」「いっぱいおっぱい飲んだねー。おなかいっぱいだね。」「○○ちゃん、かわいいねー。大好きよ。チュッ。」と普通のことで大丈夫です。
◇おさんぽ
外にはおうちの中にはない刺激がいっぱい。風、光、匂い、音、温度の変化……まさに五感の刺激だらけです。寒いから、暑いから、とおうちの中にこもっていては、刺激が少なくなってしまいます。お散歩に連れ出して、季節の移り変わりを感じながら、自然が与えてくれる五感の刺激の恩恵を十分に受けましょう。
◇読み聞かせ
反応があってもなくても、赤ちゃんはちゃんと聞いているし、見ています。本の読み聞かせはママとの心通う楽しい時間。そして何度も何度も読み聞かせることで、言葉もたくさんインプットできるし、ママの感情がこもったリアルな読み聞かせで、子どもの想像力や表現力も養えます。
◇触る、身体を動かす
まだ動けない赤ちゃんの頃は、たくさんたくさん触ってあげて下さい。歌を歌いながら手足を動かして体操やダンスのまねっこをしてみたり、裸にして体中をこちょこちょしてみたり、私の子育て中にはありませんでしたが、ベビーマッサージなんて、よさそうですよね。歩けるようになったら、公園でたくさん遊べますね。砂場で泥団子こねたりするのも脳を育てるのにはとっても大切なことなんです。
◇言葉と数をインプットする
乳幼児期にインプットして蓄えた、国語と算数の基礎的なデータが、小学校の学力に直結します。脳が出来上がっていくこの時期に、基礎データをたくさんインプットしておくこと。でも無理やりやる必要はありません。日常生活の中でいくらでも楽しく働きかけができます。物の名前を口で教えたり、文字にして貼っておいたり、おやつや階段を数えたり、遊びながら数を順に言ってみたり。お買い物に行っても、文字や数字、そしてリアル物体がそこにあって、インプットには格好のチャンス。ちょっと意識するだけで、いくらでもできますね。やわらかい子どもの脳は、スポンジのようにどんどん吸収してくれます。
徹底的に関わるとは、このようにフツーのことです。基本は子どもが喜ぶこと! それをママも楽しみながらやってみてくださいね。毎日を子どもと過ごすと、大人になってフタをしていた大事な感覚を思い出させてもらえますよ。
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谷あゆみ
プレシャス・マミー メンターコーチ
株式会社プレシャス・マミー 代表取締役。1児の母。
名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通株式会社に勤務。
26歳で出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。
自宅にて学習教室の運営などを経た後、
2006年6月、41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼを設立。
コーチング、インプロを使った企業研修の他、PTAセミナーや子育て講座で数多く講演。
2009年、ひとり息子が塾なし、すべり止めなしで東京大学理科Ⅱ類1本受験で現役合格したのを機に、
子育てのノウハウとコーチングをミックスしたプログラムを確立。
2010年3月にママであることがキャリアになる日本を目指した株式会社プレシャス・マミーを設立。
東京、大阪、名古屋にて、プレシャス・マミーコーチ養成講座、プレシャス・マミートレーナー養成講座を開講中。全国に認定プレシャス・マミーコーチを生み出す活動をしている。またわかりやすく楽しい講演も人気がある。
株式会社プレシャス・マミー
オフィシャルサイト http://precious-mammy-project.jp/
子育て情報サイト http://www.precious-mammy.com/
谷亜由未オフィシャルブログ http://ameblo.jp/musee-ayumi/
猫のプリンFacebookページ https://www.facebook.com/tanipurin
【著書】
「東大脳は12歳までに育てる!」かんき出版
「12歳までにかけてあげたい 東大脳が育つ魔法の言葉」かんき出版
「中学生のやる気は親しだい!」PHP研究所
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