片付けで子どもに自主性を備わせる~親の意識を変えるためには~
- 2013/6/21
- 暮らし/趣味
インテリアコーディネーター 小島真子
小さいころから、お部屋の模様替えが大好きでした。でもその半面、片づけは苦手で。
子どもの頃は母に、高校生の頃は友達に、OLの時は妹に、主婦になりたての頃も旦那様に部屋を片づけてもらってと……。どうして苦手なのかな?と思ったときに、片づけの方法を教えてもらっていないのかも?という点に気付きました。それから、どうしたらめんどくさくなくお片付けができるのか?という部分が気になるようになり、収納方法をマスター。それでも、子育て時の日々の片づけは、まさに私にとっては試練の連発。そんな現状をおくっている私と同じ想いをされている方に、少しでも私なりのコツをお伝えできればいいなと思っております。
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親の意識を変えるためには
収納でご相談のあるお客様にお子様のことを聞いてみると……
“叱ったり、制限したりするのは子どもの教育にとって良くないので放任主義です。滅多におこりません。”という言葉をよく耳にします。
確かに、怒ったりすることよりも、褒めてあげることのほうが人の力を伸ばすことはできますし、自分も相手もよい気持ちです。ただ、叱らないという部分に甘んじて、しつけという部分をさぼっている親も多く見受けられます。しつけの行為の幅にはっきりとした目盛がありません。これも人それぞれの価値観の話になるのですが、子を持つ親であるからこそ、我が子にしつけを教えるということを念頭に入れておいてもらいたいものです。
放任主義としつけを行わないのは別問題。しつけを行わないのは、親の怠慢だと私は思っています。
子どもにとって、身近な存在の親が与える影響力は大きいということ。
子どもが行っていることは少なからず親のふりを見ている部分があるということ。
そうしたことに向き合わず、子どものせいにしてしまっていること。
私自身も反省すべき点は沢山あります。
<POINT>
子どもを尊重する。そして見守る。
・子どもは“自分”ではない。自分を基準に考えずに子どもなりのペースを大切に見守る。
・子どもを一人の人間として認め、個性や性格を踏まえた上で、勝手に設けている基準を取っ払う。
・その都度、子どもに考えさせてあげる問いにかえる。
・自分で考えさせて、自分で決断させる。
私自身、頭の中で、上記のようなことは分かっていても、感情が追いついてこない時がありました。その時は、やらなければならないことと、それができない自分との狭間で焦りや、いらだちが増すばかり。そんな時に言われたのが、“子育てに真面目になりすぎているよ~”。
お片付けを教えるときと同様、子どもが毎回できなくてもいいように、親だって毎回できなくてもいいんです。
子どもと一緒にステップアップしていけばいいんです。楽に自分なりの子育てを行えればいいんです。5日間お話させていただいたことは、私の実体験をベースに感じたことです。
部屋で過ごす時間を少しでも快適に。居心地の良い空間作りを応援します❤
片付けと子育ての関係を知ると、どうしたら子どもも自分も満足する空間になるか、いろいろ考えますよね。そうした試行錯誤も楽しいものです。子どもの安心しきった顔を見ると、この空間で心地良い気持ちになっているのだなぁと実感します。いくつになっても子どもの寝顔は可愛いものです^^
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<小島真子プロフィール>
自営の建設会社のインテリアコーディネーターの他、フリーのインテリアコーディネーターとして活動。各種メディアへの掲載実績あり。他にもセミナー講師、執筆活動などインテリアを軸に幅広く活動中。
インテリアコーディネーター小島真子Blog
http://ameblo.jp/komajimako/
現在執筆中のコラムサイト(家結び)
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