「人生辛い時こそ、成長できたり、沢山の事を学べるチャンスです。」
今日の輝くママはドイツ在住の山崎葉月さん。
妊娠後期で、友達も家族もいない言葉も話せない状態でドイツに行き、初めは不安と孤独で毎日泣いてばかりいたという山崎さん。偶然家で見つけた、子どもの頃から大好きだったあるものがきっかけで、ワークショップを開いたり、雑誌のインタビュー依頼が来たりするようになったそうです。
「新しい一歩を踏み出すきっかけをくれた娘に、本当に感謝しています。」とおっしゃる山崎さんからの素敵なメッセージをぜひご覧ください。
【名前】山崎 葉月(やまさき はづき)
【お住まい】ドイツ、ハンブルグ
【お子様について】長女1歳9ヶ月
【職業】折り紙講師
【最近嬉しかったこと】
最近娘の幼稚園を折り紙で埋め尽くそう計画を実行中なんです。
娘がいるグループの教室があまりにもシンプルだったので、カラフルな折り紙で動物を作ったり、折り紙の洋服を作ったりして真っ白な壁を楽しい世界に変えていってます。
子供達も折り紙を指差して動物の名前を言ってみたり、先生たちもすごく感動してくれて、何より娘もすごく嬉しそうだったので、こちらまで幸せな気持ちになりました。
【輝くママの秘訣】
ありがたい事に、私の周りにはポジティブで自分のやりたい事を海外でも形にしている日本人ママや、世界中のママが沢山いらっしゃいます。そんな方々と時間を過ごさせて頂く事で、沢山いい刺激をもらいますし、バイタリティー溢れる彼女たちのパワーでネガティブ思考も吹っ飛んでしまうほどです。
自分が身を置く環境はとても大事だと思うので、既に自分がやりたい事を形にしている人や、素敵だなと思う方とのご縁を大切にしていく事が大事だと思います。輝くママの秘訣は(私はまだまだですが…)、既に輝いてる周りのママから学ぶのが一番です。
【住んでいる街の好きなところ】
ドイツは小さい子供連れのママを助けてくれる人、子供に話しかけてきてくれる人が沢山いて、少々子供がうるさくしても、寛容な人が多いので子育てしやすいところが好きです。
いつも行くお肉屋さんでは、いつも娘にソーセージのおまけをくれたり、スーパーのレジの方がお菓子をくれたり、小さい子供を見ると何かしてあげたくなっちゃうのよねといわんばかりに色んなサービスをしてくれます。
そして北ドイツの港町ハンブルグの見どころといえば、なんといってもアルスター湖の近くにある市庁舎です。街中にそびえ立つこの建物は、何度訪れても迫力があり、美しく、ハンブルグで一番好きな場所です。
【全国のママ&プレママへのメッセージ】
私は妊娠後期で友達も家族もいない、言葉も話せない状態でドイツに来ました。来た当初は、初めての出産、子育てが海外、夫の仕事も不安定な時期で、本当に大変でした。
不安と孤独で毎日泣いてばかりいました。頼れる家族も友達も近くにおらず、窓から見るドイツの寒くて暗い冬のように、私の心もどんよりしていたのを今でも鮮明に覚えています。
その数ヶ月後、偶然家で見つけた折り紙を折り始めた事で、そんな状況に光の兆しが見えるようになります。
子供の頃宝箱に折り紙をコレクションするくらい大好きだったのですが、大人になってからはすっかりそんな事は忘れていました。再び折り紙を折り始めてからは、悩み事なんて吹っ飛んでしまうくらい集中して、ストレスも減っていったんです。
何より作った作品を見せた時の娘の笑顔が、私を幸せにしてくれました。
そこで折り紙で人を笑顔にできるんだなと気付き、私のように何か人生に行き詰まったり、モヤモヤしている人も、もしかしたら折り紙を通じて少しでもハッピーなったり、笑顔になったりできるんじゃないかと思いました。
そこで作った作品をシェアする為のFacebookページを作り写真を投稿すると、ワークショップの依頼が来るようになり、雑誌のインタビューの依頼を頂き、その雑誌の表紙まで飾る事になったのです!
今では折り紙を教える事、折り紙を使ってお部屋やイベントをデザインするのがお仕事になりました。
ドイツに来たばかりの辛い日々からは想像もできなかった状況です。
人生辛い時こそ、成長できたり、沢山の事を学べるチャンスです。そして、何より困難を乗り越えていく事で、家族との絆も深まります。ドイツでの出産、育児、沢山のチャレンジ、そして娘と過ごす時間を通して、自分が情熱を捧げられるものを過去から再発見できました。
娘がいなかったら存在していない折り紙プロジェクト、毎日生まれてきてくれてありがとう、あなたがいてくれるから毎日インスピレーションをもらって頑張れるよと、おやすみの前にはお話ししています。
母親になるって、できる事が減ってしまうのではなく、子供に沢山の事を教えてもらったり、経験させてもらう事で人生が豊かになり、自分自身の可能性が10倍にも100倍にもなるって事だと思います。
大変な事もあったり、自分の時間が少なくなる事は確かですが、その分短時間でテキパキ行動できるようになったり、子供がいるからこそ行ける場所だとか、学べることが沢山あるので、行動範囲を広げたり自分自身も成長できるチャンスが沢山あります。
新しい一歩を踏み出すきっかけをくれた娘に、本当に感謝しています。
【目標・活動など】
私のプロジェクト、Everyday origamiのモットーは’’折り紙で人生を楽しく’’です。
折り紙になじみのないドイツで、折り紙をもっともっと沢山の方に知って頂き、日本のように折り紙が気軽にできる環境をドイツにも作りたいのです。
その為にはできるだけ沢山のイベントやワークショップを行って、沢山の方に折り紙に触れて頂く機会を作る事が大事だと思うので、年末の一時帰国まで詰まったドイツでのイベントに全力を注ぎます^ ^
今後はドイツで、折り紙を趣味としてはもちろん、教育や、医療、癒しの分野にも浸透させていくのが目標です。日本人の方には、折り紙でこんな事もできるんだ!とゆう再発見をして頂けるような新しいアイデアを発信していければいいなと思います。
折り紙を通して笑顔になったり、ポジティブになったり、幸せになってくれる人が増える事を目標に、今後も活動していきます。
Everyday origami ホームページ:http://everyday-origami.com/
ライター:高知支部 玉井史織(2016.11.29)
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