フリーアナウンサー 尾崎美樹さんによるコミュニケーション・話し方講座
こんにちは。ママそら高知支部の玉井史織です。
2016年5月21日、【フリーアナウンサー 尾崎美樹さんによるコミュニケーション・話し方講座】を開催しました。今回は男性も参加してくださり、大人18名・子ども10名で楽しく学ぶ時間を過ごしました(*^^*)♪
新年度が始まって新しい出会いが多くなるこの時期、新しい方と出会った時、何を話したらいいのかドキドキする!という方や、コミュニケーション力を上げてもっと周りの方と仲良くなりたい!と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回講師としてお呼びした尾崎美樹さんは、元高知放送アナウンサーで、現在はフリーアナウンサーとして多方面でご活躍中です。
高知ケーブルTVの出演、子どもイベントや結婚式、国会議員の国政報告会の司会、シンポジウムのコーディネーター、トークショーでは大物ゲストの方と一緒にステージに立たれるなど、話し方・魅せ方のプロでいらしゃる美樹さんから、コミュニケーションのコツを聞けるとても贅沢な1日となりました^^!
同じことを言っているのに私と他の人と違いが出るのはなぜ?
まず、皆さまに絵を描いていただきました。言葉で伝えたイメージは以下の通りです。
・海に来ました。
・太陽がキラキラ輝いています。
・植物が見えます。
・海には船が浮かんでいます。
あなたはどうのような絵を描かれたでしょうか。
参加者の皆さまにシェアをしていただきました。
太陽が一番大きい絵だったり、船が漁船だったり遊覧船だったり。また、植物が観葉植物だったり花が咲いていたり、人が数人いたり全く人がいなかったり。
人によって全く違った絵の構図。
「同じ説明なのに、なぜ違った絵になるのでしょうか」
育ってきた環境や経験が違う
当たり前ですが、人それぞれ「育ってきた環境」や「経験」が違いますよね。感じ方も違う。
同じことを言ったとしても、捉え方はまた人それぞれです。
“人間だもの、違って当たり前、みんな違ってみんないい”なのです。
春夏秋冬があるように、人もまたタイプが違うだけなのです。
春タイプのような方に言ったら嬉しく思ってもらえる言葉でも、違うタイプの方に言うと、え?と捉えられてしまうことも。美樹さんには「タイプ別お願いの仕方」を教えていただきましたよ♪
タイプを把握して、その人に合った方法でコミュニケーションを取ると(例えば、端的にきっちりと伝えるのか、感情表現や比喩を入れて伝えるのか)、うまく行きやすかったりトラブルが少なくなったり。しかし、タイプが違うからと言って、コミュニケーションをとるのを恐れることはないですよ^^
タイプが違うからこそ、「どうやって分かり合っていくか」が大事です。
「自分が今後どんな風にその人と関わっていきたいか」が大切で、そうすると自然と相手を尊重した話し方、コミュニケーションが出来てくると思います。
人が動く話し方
ただ、「人になかなか伝わらないんです!」や、「苦手な人と会話するのは難しい」、「そもそも話すのが苦手なんです・・」という方もいらっしゃるかもしれません。
人が動く話し方、として美樹さんが1冊の絵本をご紹介くださりました。
かがくいひろしさんの「がまんのケーキ」という絵本でした。
この絵本には、こいたろうくんとかめぞうさん、そしてけろこさんという3人(3匹?)が登場します。
おいしそうなケーキを置いて買い物へ行ったけろこさん。おいしそうなケーキを前に、よだれを垂らして我慢するこいたろうくんとかめぞうさん。大好きなけろこさんが帰るまで誘惑に勝てるのか?!負けちゃうのか?
ついに負けそうになったとき、けろこさんが事前に用意していたある粋な作戦で誘惑に勝てました!
面白い絵とユーモアたっぷりの内容に、大人も子どもも引き込まれました。
傾聴が大事
傾聴とは相手の話をじっくり共感的に聴くこと。自分の価値観や判断などでアドバイスをするのではなく、無条件に相手を尊重するのです。
あなたもただ聞いてほしいだけなのに、「それなら〇〇したらいいんじゃない?」や「えー、それ違うと思う!〇〇だよー」と言われたら、嫌な気持ちになってしまいますよね。
相手はただあなたに聴いてほしく共感してほしいだけかもしれません。
また「うんうん」「そうですよね」などの相づちや、相手を受け入れる姿勢も大事です。相手の言った言葉を繰り返して「そうなんだ、〇〇さんは△△だと思ったんだね」というのもいいですよね。相手が私の話を聞いてくれている!分かってくれている、と感じるバロメーターにもなります。
相手の気持ちを聞いてあげるのが大切で解決しなくてもよいのです。実は答えはもう相手の中にあったりします。解決してあげようとするのではなく、解決する方法を導いてあげるのが大切だそうですよ。
これは子育てにも役立ちますので、ぜひ子どもさんの話を傾聴されてみてください^^
相手を理解するための質問
“話を続けるのが苦手(>_<)”という方におススメなのは「質問をする」だそうです。
相手を理解するための質問をしていくと、相手から話してくれますし、会話も続きやすいです。
例えば、ただ「いちご好きですか?」と聞くよりも「いちごのどんなところが好きですか?」と聞いた方がより多く会話のキャッチボールができますよね。
初めからは上手くいかない
美樹さんは「コミュニケーションはスキルだから、訓練すれば上がるよ」とおっしゃいます。
何事もそうですが、コミュニケーション力も急にあがるわけではありません。繰り返し意識して実践していくことで上達していきます。
そして、初めから上手くはいきません。もしかしたら失敗したなーと感じる事もあるかもしれません。でもそれでOKなんです。失敗をもきっと次に生かすことができますよ^^
美樹さんの例えにとても納得したのでシェアします。
「スマホの操作と一緒です。初めてスマホを触った時、何がなんだか分からなかったのではないですか?でも少しずつ分かっていって、今はわりとさくさく使えますよね?」
コミュニケーションはスキル、繰り返し実践をしていけばきっと上達します!
少しずつコミュニケーション力をUPさせていきましょう^^
尾崎美樹さん、ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
ご参加の皆さまからのご感想
ご参加いただいた皆さまから嬉しいご感想をたくさんいただきました!一部ですがご紹介させていただきます。
・相手の気持ちをくみとって話を聞くことを実践してみようと思います。
・他の方の悩みを知れたことで、自分と同じ悩みを持っている方もいるんだと安心した。
・相手のタイプをまずは知ろうとすること、しているようでしていなかったかも。自分のくせに気づきました。
・実際の事例などもあり、とてもわかりやすく頭に入りやすかった。絵本の深さも改めて勉強になった。
・会話を続けることが目的ではなく、相手を本当に知りたいと思うかどうかが大事という言葉が印象深かったです。
・コミュニケーションも繰り返しの練習ということ大事ですね。年頃の娘との会話にも役立ちました。
・4パターンの分類、今後のコミュニケーションの際の参考になりました。
・タイプ別の伝え方、傾聴のお話がよかったです。
たくさんのご感想ありがとうございました!
最後に今回のイベントの動画をご覧いただけると嬉しいです。
☆美樹さんがママそら高知のために書いてくださった「子育てとコミュニケーションコラム」もぜひご覧くださいませ。>>https://mamasola.net/?p=37011
(美樹さんいつもありがとうございます♡)
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【尾崎美樹 フリーアナウンサー 絵本セラピスト オフィスeMius代表】
元高知放送アナウンサー。 2006年フリーになり、産業カウンセラー、絵本セラピスト資格取得。
現在、RKCラジオ、高知ケーブルテレビなどでコーナーを担当しながら、内面から変化ができる話し方教室、絵本を使って自分を見つめるワークなどを展開。
地元高校、求職者支援訓練、婚活イベントでも講師を務める。
社会教育委員会、図書館協議会メンバー。2007年6月生まれの男の子のママ
【オフィスeMius HP】http://emius.jp/
【facebook】https://www.facebook.com/miki.sadaoka.5
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