この秋、親子で読みたい心温まる絵本 5選【子どもの心を育む遊びのヒント】
- 2015/9/5
- 子育てのヒント
ほっこりする絵本で子どもの心を育てよう
秋と言えば……、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋。
今回は、“読書の秋”をテーマに、子どもの心を育む遊びのヒントをご紹介したいと思います。
厳選したのは、親子で読みたい心温まる絵本5点。お子様はもちろん、大人の心にも響く感動絵本をぜひ読んでみてください。
[1]『だいじょうぶ だいじょうぶ』
描かれているのは、おじいちゃんと“ぼく”の何気ない日常。その中で“ぼく”は日々成長し、小さな困難にも出会うことになります。そんなとき、おじいちゃんはいつも魔法の言葉「だいじょうぶ、だいじょうぶ」をかけてくれたのでした。なんとなく不安を感じたり、心配事があったりするときに読みたい一冊。
『だいじょうぶ だいじょうぶ』
文・絵 いとうひろし
講談社の創作絵本
[2]『ありがとさん♪』
登場人物は、動物のおじいちゃん、おばあちゃん。怒っている人も、泣いている人も、ねこのばぁちゃんに話すとたちまち気持ちが晴れるのです。その秘密は、ねこばぁちゃんが言う「ありがとさん」の言葉。人に「ありがとう」と伝えたくなるお話しです。
『ありがとさん♪』
こんのひとみ 作
いもとようこ 絵
金の星社
[3]『ぴっぽのたび』
ボローニャ児童書ブックフェアで国際イラストレーション賞を受賞したこちらの作品。色鮮やかで美しい絵が印象的です。ひとりぼっちだったカエルの夢探しの旅が始まります。そうして見つけたものは…… 旅で出会った小さな生き物たちが、勇気と希望をくれたのでした。
やわらかなタッチのイラストは、眺めるだけでも楽しめます。
『ぴっぽのたび』
刀根里衣 著
NHK出版
[4]『どんなにきみがすきだかあててごらん』
チビウサギとデカウサギが、自分の方が相手のことを好きだと競い合います。「こーーんなに好きだよ」とチビウサギは両手を一生懸命広げても、頑張って背伸びしても、デカウサギにはかないません。それでもチビウサギの想いは私たちにしっかり伝わってくるのです。愛されているという実感が湧き、やさしい気持ちになれる一冊です。
『どんなにきみがすきだかあててごらん』
サム・マクブラットニィ 文
アニタ・ジェラーム 絵
小川仁央 訳
評論社
[5]『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』
2012年にブラジルのリオデジャネイロで開催された、環境問題を話し合う国際会議でのウルグアイの大統領のスピーチが多くの人の心を動かしました。。各国の代表者が意見を述べるもなかなか名案が出ないなか、拍手喝采を浴びたのは、南米の小さな国ウルグアイの大統領のスピーチでした。
世界で一番貧しい国の大統領は、「貧乏とは少ししか持っていないことではなく、無限に欲があり、いくらあっても満足しないこと」と語ります。本当の幸せとは何かを深く考えさせられる一冊です。
『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』
くさばよしみ 編
中川学 絵
汐文社
心を育む、子どもをギュッとハグする、心をハグする……そんな想いがいっぱいの「子どもの心を育む遊びのヒント(ここハグ)」。遊びや体験を通して子どもの心を育むために私たち大人ができることとは? 子どもの輝く未来のために奮闘中の黄野いづみがお届けします。