病気と向き合い始めるようになった私
第四回は私が病気と向き合えるようになったきっかけをお話したいと思います。
通院してお薬を飲みながら、少しずつ日常生活に戻っていきました。日によって、発作への不安の強さは違いましたが、常に不安はありました。
しかし、広場恐怖がほぼなく、人混みも長時間動けない場所も避けた記憶ありません。それどころか、大好きなアーティストのコンサートにも行けるくらいでした(笑)
私の場合、お医者さまからは軽い方と言われましたが、それでも苦しい日々はあり、お薬を飲んで、光は見えてきたけど治ったわけではない。通院もしていましたが、2回目以降は
先生「最近どうですか?」
私 「特に大きな変化はないです。」
先生「いつものお薬出してきますね。」
といった会話か、
私 「発作が何回かありました。」
先生「お薬の量を増やしてみましょう。」
という、心療時間は長くても5~10分で終了。だんだん私に???が飛び始めました。
そんなモヤモヤを友人に話すと、「お医者さんとの相性っていうのもあるから、他の心療内科に行ってみるのもいいかもしれんね」というアドバイスもあり、他の病院を受診しました。
病院を変わっても、お薬は今までの病院とは大きく変わりませんでしたが、私が病気と向き合っていこうと前向きに考えられるようになったという大きな変化がありました。それは、新しい先生との出会いからでした。
以前の病院との違いは、限られた診療時間の中でも、先生が私にちゃんと向き合ってくれてる事が感じられた事。処方せんを出してくれるだけの先生でなく、
・ 発作を起こしやすい要因の回避の仕方や考え方。
・ 発作が起こる前に体がサインを出していることを察知して発作を防ぐこと。
・ 早く治そうと思うより、ゆっくりと自分の病気と付き合いながら治していったらいい。
と、教えてくれました。
私は正直、病院を変えることをすぐにはできませんでした。暗闇に光を与えられた病院への申し訳ないという気持ちからでした。この変に気を遣ってしまうのも、自分で自分にストレスを与えて、発作要因を自ら作っていた気がします。
病院を変えることは、そんなに勇気なんていらないだろうと思われるかもしれないですが、十人十色、私のように勇気のいる人もいるのです。
ただ、私の経験だけでお話すると、病院を変わり、新しい先生との出会いが、自分の病気と上手に付き合うこと、治していく気持ちを持たせてくれた大きなきっかけになったと思います。
病院に行って、お薬をもらって飲んで治すだけではなく、自ら向き合う力をくれる人との出会いが今の私に笑顔が増えたとも言えます。
パニック障害経験談コラム1:https://mamasola.net/?p=37320
パニック障害経験談コラム2:https://mamasola.net/?p=37340
パニック障害経験談コラム3:https://mamasola.net/?p=37355
【コラムニスト紹介】
中山悦子
<プロフィール>社会にでて、販売員や医療系資格の講師を経て、出産を機に退職。育児をしながらパニック障害を経験し、そこからメンタルについて学ぶ為『上級心理カウンセラー』を取得。それに合わせ、心にも良い働きをするアロマ『アロマテラピー検定一級』を取得。現在思春期の中学生2人と、新一年生になる娘の三児の母。自身の経験が誰かの笑顔を生み、心に寄り添える人になれるよう活動中。
http://s.ameblo.jp/esday918/
編集★ママそら関西 支部代表&ママそら絵本館 館長 津村美乃里(2015.4.21)
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