永井真衣香さん ママそら「今日の輝くママ」No.932
- 2018/7/30
- 輝くママ
「笑顔で前向きに!」
今日の輝くママは、永井真衣香さん。26歳の時に難病を発症し、初めは自分の運命を受け入れることが出来なかったそうですが、「病気で一つの扉が閉まってしまっても、前向きでいると、不思議とまた新しい扉が私の前で開いてくれる」とおっしゃっていました。永井さんからの愛溢れるメッセージをぜひご覧ください。
【名前】永井 真衣香(ながい まいか)
【お住まい】愛知県稲沢市(名古屋近郊の名古屋のベッドタウンです。国府宮のはだか祭で有名!)
【お子様について】1歳8ヶ月の女の子が一人
【職業】
本職は英語講師ですが、時々ヴァイオリン奏者としてステージに立たせて頂いております♪
【最近嬉しかったこと】
幼い頃からママになることができたら、「子供と一緒にコンサートに出かけたい!」とずっと温め続けてきた夢がありました。その夢が先日叶い、娘と共に親子ライブに参加させて頂くことが出来たのです。
お腹にいる頃から、私と共にライブに出演させて頂き、音楽大好きな娘は、最前列で体全体を使いリズムを取り、親バカではありますが、とても可愛かったです!そんな娘は私のライブにも遊びに来てくれます。きっと私の世界一のファンでいてくれるのだろうなぁーと。ライブ後「マミー」と笑顔で駆け寄る姿に、沢山のパワーと笑顔、計り知れない幸せをもらっております。
それから私事で大変恐縮ではありますが、先日難病を抱えながら、ステージに立つママミュージシャンとして新聞の記事に掲載して頂きました。これを機に、また新しいご縁を沢山頂き、人の輪が広がっていっており、とても嬉しく思っております。
「出会い」は宝物、人生の財産です。沢山の方々と素晴らしいご縁頂き、多くの方々にお支え、お力添え頂き、今日の私がおります。家族は勿論のこと、私と出会って下さったすべての方々にただただ感謝しかありません。
【輝くママの秘訣】
「笑顔で前向きに!」これが私の人生モットーなのです。26歳になったばかりの頃、慢性疲労症候群という難病を発症しました。治療法も確立されていない病気。ことによると一生の付き合いになるかもしれない病。
当時は「なぜ、私なのか?」自分の運命を受け入れることが出来ませんでした。でも、もしこれが私の人生として神様が用意して下さったシナリオなのならば、いつまでも病気の色だけに支配されている人生ではいけない!と、勿論、病気のために諦めざるを得ない夢も色々ありましたが、自分の家族を持つという大きな夢は有り難いことに叶えることができました。
病気で一つの扉が閉まってしまっても、前向きでいると、不思議とまた新しい扉が私の前で開いてくれるのです。自分の家族という最強の応援団を得て、そして守るべき宝物を授かり、少しは強くさせてもらえたようで、娘のためにも「病気にも負けず笑顔で前向きな母親」でありたいという思いがより一層強くなりました。
痛みや倦怠感で娘が思うように遊んであげられない不甲斐なさもあり、ベッドの上で寝たまま育児をする時もあるので、そんな時は「病気のママでごめんね」という気持ちになってしまうことも。
でも、前向きに頑張ろうとする母の姿、ステージで音を懸命に奏でる姿を一番近くで娘に見てもらえたらと…。前向きで笑顔でいると自分だけではなく、不思議と周りの方々にも幸せをお届けできると思うのです。私の場合、ヴァイオリンを演奏させて頂いておりますが、この楽器は自分自身で音を創り出す楽器でもありますので、その時の自分のすべてが音に反映されます。前向きな音を奏でるためには自分が前向きでいる必要があるのです。
また、母親業にしても、英語の指導、音楽活動にしても「やってあげている!」というスタンスではお相手の心には本意、核心は届かないと思いますし、勿論そんな気持ちはすぐに相手に伝わってしまいます。一つ一つのことを「貴重な機会を頂き、やらせて頂いている」という謙虚な気持ちと感謝の心は常に心に留めて活動させて頂いております。
【住んでいる街の好きなところ】
私たちが暮らしております愛知県稲沢市は、名古屋駅から電車で10分ほどという好アクセスの土地柄も手伝い、名古屋のベッドタウンとして近年発展し続けておりますが、古き良き日本の文化も残っており、都市の利便さと都市部にはない長閑さが共存する暮らしやすい街だと思います。
公園やスーパーへ娘を連れて出かけますと、必ずどなたかがお声掛けさせて下さり、ご近所の方々も娘の成長を優しく見守って下さっています。私自身も稲沢で生まれ育っておりますので、そういうことも手伝っているのか、この時代においても下町の人情味溢れる場面に遭遇することのできるこの街が大好きです。
【全国のママ&プレママへのメッセージ】
24時間、365日、年中無休のお母さん業、毎日、本当にお疲れ様です。小さな命をお腹に宿したその瞬間から、人生が大きく変わり、小さな命をこの手に初めて抱きしめた瞬間から、それまでと全く別の人生を生きることになりますよね。
自由な時間があって、自分の意志のまま動くことのできたあの時、たまには懐かしく回想し、時にはそんな自分に少しだけ戻ってみたいなんて思ったりしてしまうことも…。
母親である前に一人の人間でもありますので、いくら母親であっても常に完璧でいることは難しく、子供と共に一喜一憂。可愛い寝顔を見ては「今日の私は言い過ぎた?」「今日は自分の気持ちに余裕がなく、娘を巻き込んでしまった。」と一人反省会を開くことも。
娘を出産し、母親にならせてもらったばかりの頃は、100点満点の母親を目指しておりましたが、勿論、自分にはそんな器用さも技量もなく、頑張らないと!と思えば思うほど、追い込まれ、疲れてしまい、辛くなっていってしまったのです。
1ヶ月健診が終わった娘にある日、笑いかけると、満面の笑みを返してくれたのです。月齢も小さかったので、その笑顔に意味があったのかは今となっては定かではないのですが、おめでたい私は、私が笑顔でいれば、娘も笑顔になれるという笑顔の方程式を導き出し、娘の満面の笑みで本当に心が楽になりました。その時の娘の笑顔はまるで、「ママ、そんなに頑張らないで!泣いた顔より笑顔のママが好きよ!ママが笑顔でいてくれることが一番!」と言ってくれているかのようでした。
ママの笑顔は子供にとって何よりも代えがたい宝物なのですよね。そして、娘のお世話をさせてもらっているつもりが、娘に育ててもらっているような…。育児ではなく育自なのですよね。文字の通り、私も肩の力を抜いて娘と一緒に成長していこう!育っていこう!という気持ちで日々生活しておりますし、娘に一歩づつお母さんにしてもらい、周りのお力も沢山お借りし育児しております。そして、時には音楽活動という自分へのご褒美も忘れずに…。
どうぞ、周りのお力をお借りし、時には自分へのお褒美もお忘れなく、肩の力を抜いて子供さんとの日々をご一緒に笑顔で楽しんで行きましょうね!子供たちが毎日見せてくれる他愛もない一瞬一瞬は、きっとあっという間で、すべて宝物で、すぐに成長していってしまうのでしょう。そんな一瞬一瞬を目と心に焼き付け、心のアルバムに…。
そして「子育て」は誰かに認めてもらうことも、感謝されるということも通常の業務のように日々あるわけではないかと思いますが、時には、「人を育てる」という最も責任があり、大変なお仕事でもある「お母さん業」をお子さんのために頑張っていらっしゃるご自分を認めて沢山誉めてあげて下さい。
「お母さん」私自身も含め、今、読んでくださっているお母様も子供たちにとって世界でたった一人のかけがえのない存在だと私は思います。
そしてプレママの皆様、赤ちゃんといつも一緒の十月十日間、私自身のことを今、思い返しても心がとても温かくなり、そんなに過去のことでもないのですが、何故かとても懐かしく思います。期間限定の赤ちゃんといつも一緒の時間をお身体ご自愛頂き、楽しまれてくださいね。お母さんの見聞したこと、感じたことのすべてをお腹の赤ちゃんも一緒に体験してくれているはずです!赤ちゃんとのご対面を楽しみに、出産へのご不安もあるかとは思いますが、どうぞおおらかな気持ちで日々お過ごしくださいね!
【目標・活動など】
ご縁あり、我が家にやってきてくれた娘ちゃん。パパとママの所にやって来てくれて本当に有難う。貴方がママのお腹にやって来てくれてもう2年と少しが過ぎました。毎日私たちにくれる「可愛い笑顔」と「沢山の幸せ」、パパやママはそんな貴女にどれぐらいの恩返しできているのかな?「病気のママで本当にごめんね。」そして時にママは思うの。「私の娘で貴女は本当に幸せなのかな?」って…。でもね、大きくなった時、「ママの娘で良かった」と思ってもらえたなら、ママは本当に幸せ。だから、ママは後ろ向きに生きることではなく、あなたという存在の御陰で前向きに笑顔を忘れず生きて行くことを決めたの。
自分の奏でる大好きな音楽で、微力ながら、勇気や幸せを音に載せてお届けさせて頂けることが出来たらと、そして一人でも多くの方々に音楽を通して笑顔をお届けさせて頂くことが出来たのならば…。ライブ活動も娘がパワーの源のなり、今まで以上に頑張れております。
そして母にならせてもらったことにより、何より感じること、それは小さな時だからこそ、本物に触れて欲しい!そんな一人の母親としての純粋な思い。
最近では、通常のライブ活動に加え、働くママを応援して下さる、名古屋市星ヶ丘にある企業さんAcchi-Kocca(アッチコッカさん)のご支援、ご協力のもと、英語と音楽の親子イベントを季節ごとに共催させて頂いております。先日もイースターのエッグハントや洋書の絵本の読み聞かせ、ヴァイオリンとピアノのデュオでの演奏で子供さん方の大好きな曲をライブでお届けいたしました。子供さんたちはとても嬉しそうに、楽しんで下さり、そしてお父様、お母様方も笑顔いっぱいでとても和やかな時間となりました。
子供たちの笑顔も勿論大切なのですが、母として、やはりお父さんやお母さん方の笑顔も子供さん同様、とても大切なのではないかと思うので、これからも親子さんで楽しんで頂けるイベントをそして、「子供たちの笑顔は未来の宝物」を合言葉に子供さんたちにとってワクワク、ドキドキ、新しい体験や発見のお手伝いをさせて頂ける楽しい企画をどんどん考えていけたらと思っております。
実はここ4年ほど、小学校一年生の時の恩師の先生と「ハッピー座」という楽しいこと何でもありの劇団を組んでおりまして、先生は人形劇や腹話術、和太鼓の演奏をされ、私はヴァイオリンの演奏やエプロンシアターのお手伝い、絵本の読み聞かせなどの活動で近隣の保育園や幼稚園、小学校を公演という形でお邪魔させて頂いております。こちらの活動もこれからも頑張って続けていきたいものです!
そして、名古屋近郊にお住まいの皆様、2018年9月2日(日)、11月4日(日)、両日ともに名古屋市港区にあります素敵なガーデン、ブルーボネットさんにて、ヴァイオリン、ピアノ、ベース、ドラムの編成でジャズライブをお届けさせて頂く予定です。秋風薫るガーデンをキャンバスに、ジャズ、ボサノバ、ポップスの優しい調べで皆さんのお心を温かく彩らせて頂ければと今、頑張って準備しております。
「一人でも多くのお父様、お母様、お子様たちに笑顔を!」これからも私らしく、母親業とともに手探りではありますが人生の冒険を続けていけたらと思います。子供が一歳ならば、私もママ一年生のまだまだ初心者マーク、焦らず、子供と成長していきます!
最後に、愛する娘へ。ママの結婚式の時にナナ(ばあば)が、ママにお手紙を書いてくれたのね。その中で、「これまでに沢山のプレゼントをあなたから頂きましたが、やっぱり一番のプレゼントは私を貴女のお母さんにしてくれたこと。貴女の笑顔と存在が私に沢山の強さと数えきれない幸せを運んでくれました。」という一文がありました。ママもナナと同じようにママという立場に貴女にならせてもらい、この言葉の本当の意味が分かるようになりました。
貴女がもし、将来、素敵な人を見つけて、私たちの元を巣立つ時、ママもナナのような文章を添えられる母親になれるよう頑張ります。そして、娘がベッドに向かう準備が整うと、毎晩、私自身、必ずしていることがあります「りあちゃん大好きよ!ママの所に来てくれてありがとうね!」と抱きしめることと、絵本の読み聞かせです。この日課、娘を抱きしめることで、気持ちが本当に穏やかになり、絵本を娘と楽しむことで私自身の心も満たされていっております。娘を通じて私の中でも新しい世界がどんどん広がっています。毎日が記念日で、毎日がスペシャル!生まれてきれくれて本当に有難う。
ライター:高知支部 玉井史織(2018.7.30)
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