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科学好きの子どもを育てる科学館めぐり
- 2016/5/30
- ママそらこども未来館
こども未来館からのプレゼント!
科学好きの子どもを育てる科学館ツアーへのお誘い
みなさん。こんにちは!
ママそらこども未来館館長の松田雄馬です。
ママ向けに「こどもの教育」についてのお話をしたり、様々な活動を展開させていただいております。
ママそらこども未来館は、子どもに大人気のサイエンス実験ショーを行う山崎詩郎スーパーサイエ ンスプロデューサーと一緒に、あおぞら科学実験教室をはじめ、さまざまな、子ども向けの 科学イベントの開催を企画しています。
そして、今、「本物の科学者と一緒に、科学館を見学したり実験をしてみたりしたら楽しいんじゃないか?」という山崎さんのちょっとしたアイデアから、「科学館ツアー」を企画しました!
イベントページ↓
https://www.facebook.com/events/137748586638823/
そこで今日は、そんな企画の様子を通して、 「科学館って、どうやったら子どもたちが楽しむことができるんだろう?」 というテーマで書いてみました。
それでは、私、ママそらこども未来館館長の松田と、スーパーサイエンスプロデューサーの山崎さん との対話をお楽しみください!
楽しい楽しい科学館ツアー、やっちゃいましょう!
松田雄馬博士:そんなわけで、山崎先生、よろしくお願いします!
山崎詩郎博士:よろしくお願いします^^
松田:さてさて、まずは、科学館の魅力について、ちょっと教えてもらえませんか?
山崎:任せてください!まず、ご存じの方も多いと思いますが、東京には日本を代表する科学館が二つありま す。
上野の国立科学博物館と、お台場の科学未来館。 上野の国立科学博物館は、科学の展示に特化しています。 一つ一つの展示をじっくり見るのに向いています。 お台場の科学未来館は、人気のあるものを集めた、誰でも楽しめる体験型の科学館です。
科学未来館は、今年、10 年振りのリニューアルを行いました!!これまでも「体験型」と言って、科学をジャングルジムみたいな遊びを通して学べる 作りにしていたんですが、このリニューアルでは、「体験型」を超えた「没入型」!!
今や、「体験型」の科学館は、日本中どこにでもあるんですが、 科学未来館は、それを超えちゃったというわけなんです。 皆さんと一緒に「没入」できるのが楽しみです。
実験教室だけじゃダメなんです!
松田:そんなわけで、突然、科学館の宣伝から始まってしまいましたが… 「没入型」っていうのが何なのかは、あとでお話いただくとして… 山崎先生も大好きな科学館、その「楽しみ方」を今日はお聞きしたいと思います!
山崎先生といえば、やっぱりインパクトのある実験教室じゃないですか。先日は、東京の木場公園で「あおぞら科学教室」を開催していただいたり、熊本の方でも、なんと三回に分けて実施していただいたり・・・NHKのニュースにも取り上げられたり。そんな山崎先生が、今回はなぜ「科学館ツアー」を?
山崎:そこなんです。私が実験教室でいつも思っていることは、実験教室だと、ひとつひとつ先生の説明を受けながら体験できるけれども、ジャンルが限られてしまうということ。
松田:なるほど。あの素晴らしい実験教室ですら、完璧ではない・・・ということですね。
山崎:もちろん、どんなものにも、良い面と悪い面があります。実験教室は、私たちのような先生がつきっきりで教えるのでわかりやすいけれども、いくつかの限られたジャンルしか見ることができないですよね。
科学館はいっぺんにたくさんのジャンルを見られるので、お気に入りが見つけやすいんです。
松田:そうか!工夫を凝らした実験教室でも、多くのジャンルを扱うのは難しいですものね。
山崎:そうなんです!だからこそ、科学館ツアーが必要なんです!!
科学館の想い出って、どんなものがありますか?
松田:それほどまでの思を込めている「科学館」には、やはり強い想い出があるのですか?
山崎:メチャクチャありますよーー!!子供の頃、よく家族で連れて行ってもらっていたところが、横浜市立科学館なんですね。そこで、初めて隕石を触ったんです。本物の隕石ですよ!触ったことあります??本物ですよ!!
松田:本物の隕石だったんですね!!触ってみて、いかがでした?
山崎:それが、凄く重たくて・・・。宇宙のことは好きだったんで、図鑑では何回も読んでいたんですが、隕石って「隕鉄」っていうくらいなので、鉄でできているんですね。でも、図鑑で読んだだけだったら「ふ〜ん。鉄なのかあ〜。」と思う程度なんだけど、本物に触れたとき、その重たさや硬さを肌で感じて・・・。
松田:そっか!図鑑ではわからない、その感覚を実感して、感動したわけなんですね?そういう、身体での経験って、その後の人生に凄く影響しますよね?
山崎:そうなんです!その後、私、どうなったと思います?その感動に、完全にハマっちゃいまして・・・それから、私、日本中・世界中の科学館を廻るようになったんです。
松田:そういえば、インターステラーっていう宇宙旅行の映画を見るためだけに、アメリカのシドニーに行ったりもしてましたね。その行動力の源泉は、やはりその科学館で隕石を触った経験だと。
山崎:それは間違いないと思います。実験教室だと、実物に触る経験はできるけど、隕石とかは触れない。でも、科学館にも、デメリットがあるんです。
科学館の隕石などの展示は、本物だけど、教えてくれるガイドや先生がいないんです!!もちろん、親切なスタッフさんはたくさんいるけど、科学者ではない。実験教室は、私たち科学者が教えるけど、隕石など色々なものに触れる経験はできない。
松田:科学館もまた、完璧じゃないということですね〜。
山崎:そこで!!!
私たち、ママそらこども未来館が、科学館ツアーをやる意味があるわけですよ!!科学者と一緒に科学館で色々なジャンルの科学に触れられる経験なんて、こども未来館以外、どこを探してもないですよ!!!
今度、みんなで廻ろうと思っているお台場の科学未来館ですが、なんと五階建てになっていて、 ジャングルジムのようなアトラクションで、ロボットに触れたり宇宙を味わったり、 科学をただ見るだけじゃなくて、体験できるようになっています。
松田:親御さんも含めて、みんなで廻ったら、楽しい一日になるでしょうね~。 参加する方が多かったら、僕のほうでボランティア科学者を募ってもいいですし~。
科学館ツアーを通して伝えたいことは?
山崎:今回の会場は、お台場の科学未来館にしようと思います!ただ、今回の科学館ツアーを通して伝えたいことは、「みんなの町にも科学館はあるんだよ」ということです。世界中の色々な科学館を廻ったんですが、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン・・・それぞれの国で、それぞれの特色がありました。日本には、たくさんの都市に、科学館があります。
松田:山崎先生が初めて隕石に触れたのも、横浜市立科学館でしたね。
山崎:そうなんです。科学館は、今、どこも新しい催しを開催していて、楽しい経験ができます。
学校の先生は選べないけど、科学館は選べるんです。色々なイベントで、実験を見せてくれるお気に入りの先生を見つけて、仲良くなるのもいい。科学館での体験、そこに没入する経験は、なかなか学校ではできません。子どもが「また行きたい」と言ったらしめたものです。そこで本を買ってあげたり、また連れて行ってあげたりしているうちに、自分でどんどん知識を深めていくようになるとおもいます。
松田:本や図鑑を通して、知識がまた深まりますものね。
山崎:本には知識が詰まっています!実験教室は本物の先生が教える、科学館は色々なジャンルを体験して没入できる。
それぞれに良さがあります。子どもが大きくなっていくと、徐々に勉強も難しくなってきて、嫌いになるかもしれない。その前に、こういった経験を通して、勉強、科学が好きになればいいと思います。
松田:近所に科学館のようなところがあれば、毎週のように通うのも楽しいですよね。
山崎:科学館に通っていると、色々な情報が入ってきますよ。最新の科学にも触れられるので、大学生よりも物知りになるかも。
松田:通うといえば、僕も子どもの頃、毎日のように、近所の東急ハンズに通っていました。何を買うわけでもないけど、化石を見たり、模型を見たり、イベントに参加したり。
山崎:東急ハンズは、ある意味で、科学館以上です!科学館は体験型ですが、東急ハンズは自分の手で作れる!もちろん、作れるものは、科学館のお土産コーナーにもたくさん売っているので、 今度の科学館ツアーで、みんなで見てみましょうね!
松田:そんなわけで、今、僕らは、科学館ツアーを企画中です。 是非ご家族で、お子さんと一緒に参加して、みんなで科学を体験しましょう!!
博士と廻る!科学好きな子どもを育てる科学館ツアー
6月11日(土)ママそらこども未来館館長の松田雄馬博士と、スーパーサイエンスプロデューサー山崎詩郎博士による「博士と廻る!科学好きな子どもを育てる科学館ツアー」を開催します!
博士方は、「科学館は、図鑑だけではわからない、実際に本物を見たり触れたりすることで、その感覚を身体で実感でき、そうした経験は、その後の人生にとても影響します。でも本物に触れられるけど、展示物について教えてくれるガイドや先生がいないのが残念。色んなジャンルの科学について、もっとわかりやすく説明すれば、こども達の感動も増え、もっと知りたい!もっと学びたい!!という好奇心が育ちます」とお話しされます。
今回はその感動を是非、皆さんにも知ってもらいたいと「博士と廻る科学館ツアー」を企画しました!
博士と一緒に展示物などを説明してもらいながら、楽しい科学館ツアーを体験していきます。
イベント後は、ランチ会もします!是非!ご参加ください^^
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【日時】2016年6月11日(土)10:00〜12:00
【対象】親子、兄弟、ご家族
【参加費】ひと家族につき1000円。科学館入館料は各自でお支払いください。
【申込方法】参加ボタンをおし、以下フォームに必要事項をご入力ください↓
https://www.facebook.com/events/137748586638823/
Facebook以外からのお申し込み
http://mamasolamiraikan201606.peatix.com
【定員】20名
*お申し込みは先着順とします。
*イベント後はランチ会もしますので、是非、ご参加ください。
★講師:松田雄馬博士プロフィール★
松田雄馬 博士(工学)
2007年3月、京都大学大学院情報学研究科修士課程修了後、
2007年4月、日本電気株式会社(NEC)中央研究所に入所。
無線通信の研究を通して香港にて現地企業との共同研究に従事。
その後、東北大学と共同で、脳型コンピュータの基礎研究プロジェクトを立ち上げる。
2015年6月、情報処理学会DICOMOにて同研究により優秀論文賞、最優秀プレゼンテーション賞を受賞。
2015年9月、東北大学にて博士号(工学)を取得。
2016年1月、日本電気株式会社(NEC)を退職し、独立。
教えられたことしかできない不憫なコンピュータに、自分で考えて判断できる機能(AI:人工知能)を与えるべく、日々奮闘中。
★講師:山崎詩郎博士プロフィール★
2003/4 -東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了 博士(理学)に
2007/4-東京大学物性研究所 博士研究員
2009/5-ハンブルグ大学 応用物理学研究所博士研究員
2012/2-大阪大学大学院工学研究科特任講師
2015/4-東京工業大学総合理工学研究科材料物理科学専攻 助教
第10回日本物理学会若手奨励賞受賞
研究の傍で個人として、NPOサイエンスステーション、株式会社リバネスと協力して、小学生向けの実験教室、高校生向けの出前授業、一般市民向けのサイエンスカフェなどの立ち上げから運営や講師まで年間20件程度実施。
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このイベントを通じて、科学を身近なものに感じて、発見することの楽しさ、考えることの楽しさを、体感していただけたらいいなと思います。
みなさまのご参加お待ちしております^^
ママそらこども未来館顧問 河田京子
【お申し込み方法】
当イベントページ参加ボタンを押してお申し込みください。
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【ママそらからのお願いです】
営利・ネットワークビジネス・政治・宗教等の主たる目的としての参加はお断りさせていただいております。皆様に気持ちよく楽しんでいただきためにお守り頂きますようお願い致します。