プレーパークに行ってみよう!【子どもの心を育む遊びのヒント】
- 2015/7/4
- 子育てのヒント
「プレーパーク」ってどんな場所?
「プレーパーク」を知っていますか?
プレーパークとはその名の通り、“遊び場”ですが、ブランコやジャングルジムなどがある公園とは違い、子ども達が想像力を駆使して遊びを生み出す場所。廃材や道具を使って秘密基地を作ったり、木に登ったり、地面を掘り返したり、たき火をしたりと、昔の子ども達が自然の中で自由気ままに遊んでいた雰囲気に近い環境が用意されています。
以前、ママそらのブログで千葉のプレーパークについてご紹介しましたが(※記事はこちら)、今日は、プレーパークの夏の様子をご紹介したいと思います。
日本では、1979年、東京都世田谷区に羽根木プレーパークが誕生したのが始まりだそうですが、今では、世田谷区以外にもプレーパークがあり、最近オープンして人気の場所もあります。私が息子と訪れたのは、世田谷の「駒沢はらっぱプレーパーク」。
暑い日だったということもあり、広いはらっぱには水着姿ではしゃぎまわる子ども達がたくさん! 水遊びをする子、手作りプールで遊ぶ子、泥だんご作りに夢中になる子……
最初は私のそばにピタッとくっついていた息子も、「滑り台してみるー!」とスライダーにチャレンジです。
ここでは、子ども達が自分の責任で自由に遊びます。最近の公園では、ボール遊び禁止、大声禁止、火の使用禁止と、できないことが多いのですが、プレーパークは違います。樹木にロープ、手作りのアスレチック風遊具、材木置き場にはのこぎりや金づち、たき火など、子どもがワクワクする要素に溢れています。
プレーパーク初心者の私は、正直なところ、事故や怪我も心配なのですが、プレーパークの考え方は、「危険があるから自ら注意もするし、冒険心、挑戦心もわく。少しずつ試してみるから自分ができることとできないことがわかる。一人ではできないから仲間と協力することを覚える。そして小さなケガをくり返す中で、初めて大きな事故から本能的に自分の身を守るすべを身につけることができる」というもの。
ここにはプレーリーダーと呼ばれる大人が常時いるのですが、彼らは“指導者”ではなく、子ども達が遊びやすいように環境を整えてくれたり、大人の力が必要なとき、さり気なく手助けをしてくれる存在。子どもと一緒になって遊んでいる姿が見られました。
たき火をしたり、のこぎりで木を切ったり、釘を打ったり、と、普段は“危険”と言われることを思う存分体験できるプレーパーク。子どもが子どもらしく過ごして自ら学ぶことができる遊び場は今では全国各地に存在するので、みなさまもぜひ足を運んでみてくださいね。
◆NPO法人プレーパークせたがや
http://www.playpark.jp/info_pp/hanegi.html
心を育む、子どもをギュッとハグする、心をハグする……そんな想いがいっぱいの「子どもの心を育む遊びのヒント(ここハグ)」。遊びや体験を通して子どもの心を育むために私たち大人ができることとは? 子どもの輝く未来のために奮闘中の黄野いづみがお届けします。