3.「子育て」は企業活動のリスクじゃない!
前回は「子育てのために仕事を休むことを、企業活動のリスクにしない」ということについて書きました。
(こちら>>https://mamasola.net/?p=24828)
職場において人が欠けることは、もはや子育てに限ったことではありません。今後ますます日本は高齢化が進みます。介護の問題は50歳代以上の世代の方が多く背負うことになるでしょう。その年代は企業では男性管理職が多く、介護問題で人が辞めるということは企業には大きな痛手となります。
また老若男女関係なく、病気やケガでの長期休養、またうつ病の問題など、妊娠や子育てに限らず、職場において人が欠けることや時間制限がつくことはいくらでも原因が考えられます。
なので、企業の側も「人が休む」ということを、いつもまでも企業活動のリスクにしておいてはいけないんですね。
これに対応することは、先を見据えた大事な経営戦略の1つなのです。
では、どうすればよいのでしょうか?
例えば、自分の周辺で皆がどのような仕事をしているのか、一旦全部洗い出してみませんか。
その中での優先順位を考えてみたり、重複しているような業務を精査したりなどの見直しをしてみてはどうでしょう。そしてそのように業務に変革をもたらす場合は、拒否反応ができるだけ起こらないように、メンバーの意識統一をはかることも大切ですね。
企業の側も、「長時間働く=会社への忠誠心」と考えるのはやめ、勤務時間が少なくてもちゃんと成果をあげられる人を評価していく仕組みに変えてみてはどうでしょうか。
そのような仕組みづくりのお手伝いをさせていただくのが、私のコンサルタントとしての仕事です。
福島 幸子【(株)ワークライフバランス認定コンサルタント】
中学生の息子がいる一児の母であり、行政書士、(株)ワークライフバランス認定コンサルタントでもあります。事業所の事務や経営のお手伝いをする傍ら、ワークライフバランスの普及活動にも努めております。
座右の銘は「慈しみの愛の心があれば、人生の戦いには負けない」という老子の言葉です。
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