ママが笑顔になるための、女性のためのアロマセラピーVol.2「アロマセラピーはなぜ効くの?」
- 2014/4/16
- 支部
子供もパパもママの笑顔が大好き♥
こんにちは。看護師セラピストの岡 栄美(よしみ)と申します。
ママが笑顔になるための女性のためのアロマセラピーを15回にわたりご紹介いたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.アロマセラピーはなぜ効くの?
アロマセラピーと聞くと『いい香りをかいで癒される』といったイメージを持たれていると思います。好きな香りをかいで気分が悪くなることはないと思うので間違いではありません。
しかし、それだけなのでしょうか?? アロマセラピーのちょっと奥深いところを今回はお話していきます。
1)脳に効くアロマセラピー
私たちは香りをどこで感じ、どこで記憶しているのでしょうか??
鼻から入った香りの芳香成分は、嗅上皮といわれるとことに取り込まれます。
嗅上皮からは嗅毛が伸びており、粘膜にとけこんだ芳香成分を認知して電気信号に変わります。視覚や聴覚は大脳新皮質に向かうのですが、嗅覚は大脳辺縁系に直接向かうのです。
大脳辺縁系とは高等動物でよく発達していて喜怒哀楽の感情表現に深くかかわっています。大脳辺縁系から次に記憶を関与する海馬や、生命中枢をもいわれ、自律神経系・内分泌系・免疫系のいわゆる恒常性維持調節機構をつかさどる視床下部へと伝達されます。
視床下部に信号が送られるとそれぞれの香りに対応した神経科学物質の放出が起こるのです。真正ラベンダーはセロトニンを蓄積している領域を刺激し、その分泌を促します。セロトニンは神経系を鎮静させる物質なので真正ラベンダーの香りをかぐと心身をリラックスさせることができるのです。
2)全身に効くアロマセラピー
アロマセラピーは、精油は主に鼻からの吸入(鼻から脳神経の働きかける経路、呼吸することで肺から血管内に入っていく経路)と、マッサージによる経皮吸収(精油を植物オイルで希釈し皮膚から血液やリンパ液に入り込む経路)によって全身に精油の芳香成分が取り込まれます。
3)精油の薬理作用~なにがどう効くの?~
精油は多くの有用な効果を持つことが言われています。
抗炎症作用、鎮静作用、消化促進作用などがあげられます。しかも1つの精油がたくさんの作用を併せ持っているのです.
ではこれらの作用はなにによるのでしょうか?ラベンダーをかぐとリラックスするといわれていますが、なぜでしょうか??ラベンダーはよい香りだから??みんながよい香りとかんじるでしょうか??嫌いな人でもリラックスするでしょうか??
答えは・・・精油に含まれる芳香成分と呼ばれる物質が関係しています。
前回もお話しましたが精油は数十~数百種類の芳香成分から成り立っており、その芳香成分に薬理作用があるのです。
そして精油の種類で入っている成分が違っているので(ラベンダーとティトリーでは入っている成分が違う)作用も違ってくるのです。
また、同じ種類の精油でも原料となる植物の生育環境で精油成分に違いがでます。ということは作用も少しずつ違ってくるということになります。
アロマセラピーは「良いにおいをかぐと癒される」とか「お気に入りの香りだからいい気持になる・リラックスできる」などといわれていますが、それだけではなく精油の中の芳香成分が全身にめぐることで様々な作用があるということです.
アロマセラピーは知れば知るほど奥の深いものだということがいえると思います。
今回は少し難しい話になりましたが、アロマセラピーは「精油の薬理作用を利用して全身に作用する療法」であるということです。
次回はアロマの主役となる精油の選び方についてお話をさせていただきます。
アロマセラピーを効果的に実践するには「精油選び」は大切ですよ~。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆岡 栄美
https://www.facebook.com/yoshimi.oka.92
☆アロマ・リンパケアEiBi
http://www.eibi-aroma.jp
____________________________________________________
★ママそら☆こうち、Facebookグループ(サポーター募集中!)
https://www.facebook.com/groups/mamasola.kochi
★ママそら☆こうちFacebookページ
https://www.facebook.com/mamasola.kochi/