米光智恵さん ママそら「今日の輝くママ」No.908


「ママの笑顔が“子どもの心が育っていく糧“になる」

今日の輝くママはイラストレーター、アトリエ講師として活躍されている米光智恵さん。
人の心によりそいながら、とても心の温まる絵を生み出される智恵さんのメッセージをお届けします☆

【名前】米光智恵 (よねみつ ちえ)

【お住まい】兵庫県西宮市

【子ども】6歳男の子と4歳女の子

【職業】
イラストレーター、アトリエ講師
その他活動(月に4回、放課後デイサービスにて子どもたちに図工指導。年に一度、市内小中学校にて震災の語り部を勤める。西宮市教育委員会の人権啓発冊子の挿し絵を担当。)

【最近嬉しかったこと】
私は2012年より西宮市教育委員会の人権啓発冊子の挿し絵を担当させていただいております。

今年は『僕の大好きな先生』という題に添えて、昨年病で亡くなられた中学校の先生の似顔絵を描かせていただきました。この冊子を手にとられたある先生が涙ながらに言われました。

『君はなんて温かい絵を描くんだ。写真より伝わるものがあるんだ。
 本当に、本当にありがとう。』

そんな言葉をかけていただき私は胸が熱くなりました。

『これからも人の心によりそう絵が描きたいな。沢山の方が喜んでくださる魂の仕事がしたい。』という自分の気持ちを再確認できた1日でした。

【輝くママの秘訣】
我が子が胎に宿り、そこに命を感じ、愛が芽生えた瞬間からだれもが輝くママであると私は思っています。

不器用でもいい。手探りでもいい。

いつだって我が子と真剣に向き合えるその眼差しと姿を垣間見た時、
すでにあなたは輝くママ!と私は伝えたいです☆

【住んでいる街の好きなところ】
私は26年西宮に住んでいます。この町で心も体も大きくなりました。

そんな宮っ子の私が皆さんにお勧めしたいスポットは3つあります。
①むつみ児童館
②みやっこキッズパーク
③若竹公民館
です☆

この地区一体は昨年から急速に土地開発され建物や道路もとても綺麗にリニューアルされました。

①森下町にあったむつみ児童館は老朽化のため芦原町に移転し、2018/4/2より新たな歴史をスタートしました☆
森下町のむつみ児童館閉館は、むつみっ子だった私にとっては寂しかったのですが、移転したばかりの新しいむつみ児童館で思いっきり遊ぶ子ども達の姿はとても感慨深いものでした。施設もオモチャも綺麗!先生もすばらしい先生ぞろい☆皆さんむつみ児童館に足を運んでみては?☆

②みやっこキッズパークは息子娘の行きつけの場所です☆
月一回土曜日の木工作ではボランティアの方々が収集した木の実や、丁寧に切り分けられた木材、小枝が沢山並べられています。
元図工教師だった私には目からウロコです。この木材が使いたい放題。
温かいスタッフのお兄さんやおじいちゃんに見守られ子どもたちがのびのびと制作しています。土曜日なのでお父さんの参加も多いです。
こんな都心にこんな贅沢な空間は他にない…と思っています☆

③若竹公民館は福祉と教育の両面から幅広い活動をしていることが大きな特色で、全国的にも類を見ない機能を備えています。
『地下で根をはりあい、まっすぐ天に向かって伸びる若竹のように、みんなで手を取り合って差別のない明るい社会を築こう!』の願いの元に誕生した会館です。
私自身も幼い頃にこちらで絵を習っていました。今年からは若竹でアトリエをもたせていただいてます。
小さなお子さんがゆったり本が読める、かわいらしい図書館も魅力です☆

【全国のママ・プレママへのメッセージ】
長男がこの春ようやく1年生になりました。
育児の大先輩方からみれば、私は母としてほんのスタート地点に立ったに過ぎません。
そのような私が皆様にメッセージをお届けする機会を与えられ本当に感謝致します。

長男と過ごした6年間を振り返り、まず始めに皆様にお伝えできること。
それは、『たくさん泣いていいよ!』です。

よく、『我が子の前では涙を見せない。』とか『強い母の背中』という言葉を耳にします。
もちろん、その心を全うして育児に励むお母様方はおられますし、素晴らしいことです。
しかし、私には真似できませんでした。

不器用で怖がりで、そのくせ真面目な性格の私は、これまで息子と向き合う中で幾度となく涙を流し、これでもかというほど心を打ち砕かれてきました。

自分が思い描いた子育てと現実とのギャップに戸惑い、悔しさや歯がゆさから声をあげて泣くこともありました。
しかし今から思えば、それは全て我が子への愛しさゆえ流す涙でした。

例えば『今日もいっぱい叱っちゃったなぁ。』とつぶやきながら、息子の寝顔を見て泣く。
息子が赤ん坊だった時の写真を見て泣く。寝息に耳をかたむけてまた泣く。といった感じです。
これは共感していただけるお母様が多いのではないでしょうか。

『どうしてこんなにも愛しいのかな。』
そう思いながら涙を流せる瞬間が、母として最高に幸せな時間であると私は思っています。
こんなにも心を動かしてくれる存在を神様がひとりひとりに授けて下さっているのだと私は思うのです。

また、子どもが成長するにつれ悩みや試練はつきません。
『つらいな。無理だよぉ…』
とため息をつく時だってあると思います。そんな時は、周りに思いっきり甘えてください。

自分が倒れかけている正にその時に出会った方々(家族、友達、保育者、先生方、支援者)と喜びだけでなく、心の痛みを分かち合ってみてください。
痛みを分かちあえた時に生まれる絆が沢山あるからです。

そして、冒頭では『沢山泣いていいよ!』とお伝えしましたが、
同時に『沢山笑ってください!』

ママの笑顔が、
“子どもの心が育っていく糧“になるからです。

最後に皆様に魔法の言葉をプレゼントさせてください☆

『You are special☆(大切な君、という言葉です。)』

どんなに手がかかって腹が立った日も、この言葉をかけて抱きしめるだけで素敵な1日になります。

わたしが生きているかぎり、あなたはずっと私の赤ちゃん。
(私の大好きな絵本『ラブユーフォーエバー』の一文より)

子どもにその愛を燃やし続けること。
それがママとしての全て。

私はそう信じています。

【目標・活動など】

米光智恵の公式サイト『こころでアート』
https://kokoro-art.jimdo.com/

この公式サイトが私の信念であり教育観です。
プロフィールには経歴と、私自身が絵と出会った経緯(震災の話、紛争地域で出会った子どもたちの表現など)について書いています。

震災語り部の活動の様子や、日々のアトリエの様子を写真や動画でご覧いただけます。

また、『大人の図工塾』というフェイスブックページは、子どもさんの描画発達についてや、小学校で使う絵の具セットのお話など、ママ達にも親しんで見ていただける記事を載せております☆

私が一番力を注いでいる記事になりますので、こちらも是非ご覧ください(^-^)

ライター:関西支部 佐原 由紀子  (2018.6.6)


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