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親子でできるお手軽ミニ実験教室&青空サイエンス教室
- 2016/7/19
- ママそらこども未来館, ママそらモーニングcafe
夏休みの特別企画!!
親子でできるお手軽ミニ実験教室&青空サイエンス教室
みなさんこんにちは。
私、こども未来館館長の松田雄馬です。
ママ向けに「子どもの教育」についてのお話をしたり、子ども向けの実験教室を行ったり、様々な活動を展開させていただいております。
こども未来館は、子どもに大人気のサイエンス実験ショーを行う山崎詩郎スーパーサイエンスプロデューサーと一緒に、あおぞら科学実験教室をはじめ、さまざまな、子ども向けの科学イベントの開催を企画しています。
また、毎月第一土曜日の朝10時から30分間、レインボータウンFM「ママそら モーニングカフェ」で、子どもの未来に関する様々な情報提供を行っています。
今日は、先日の「ママそら モーニングカフェ」でお伝えした「お手軽ミニ実験教室」の内容を、さらにパワーアップしてお伝えしようと思います。
お子さんの夏休みの自由研究に、お子さんと一緒に頭を悩ませているお母さん、お父さん、それから、家で、親子でのコミュニケーションのいい材料をお探しのお母さん、お父さん、この機会に、是非一度、とっても楽しいミニ実験教室に、挑戦してみてください!
楽しい楽しいミニ実験教室、やっちゃいましょう!
松田雄馬博士:そんなわけで、山崎先生、よろしくお願いします!
山崎詩郎博士:よろしくお願いします!!
松田:今日はどんな実験を?
山崎:今日はね、みなさんに、超能力者になってもらいます。
松田:超能力!?科学実験じゃないんですか!?
山崎:今日の実験は、科学の力で超能力者になれる実験なんです。
ペットボトルの中で、念じるだけでお魚が浮き沈みする「浮沈子(ふちんし)」という実験を、今日はご紹介しますね!
「浮沈子」で超能力者になろう!まずは何を準備するの?
松田:では、早速、準備するものを教えてください。
山崎:ホームセンターに行かないとないものもあるんですが、以下のものを用意してください。
松田:最近は、ネット販売が充実しているので、探してみても良いかもしれませんね!
【準備するもの】
- ペットボトル
(※炭酸飲料のように形の丸いものが良い。凸凹が大きいものはダメ。)
(500mlでよいが、1.5Lだとより迫力あり)
- ペットボトルのふた(必須)
- お魚型のお弁当しょうゆさし
(100円ショップ等で売っている)
- M6サイズのナット(大体1cm)
(ホームセンターで売っている)
- コップ
(透明なプラスチックコップだとやりやすい)
- 水道水
準備ができたら、超能力を使ってみよう!
松田:準備できました!「ナット」を揃えるのが大変でしたね・・・。
山崎:超能力を使うためにはこの「ナット」が重要なので、是非探してみてください。
松田:じゃあ、先生、早速、超能力を見せてください!
山崎:はい。まず、写真のように、お魚の口のふたを取ります。
山崎:お魚の口にナットをねじ込みます。
松田:お魚のふたは必要ないんですね。
山崎:はい。
山崎:次に、コップに水を入れます。
山崎:お魚にコップの水をほんの少し飲ませます。
山崎:お魚をコップの水に浮かべます。ちょっと難しいですが、お魚のしっぽだけが浮かんで来るように、お魚に飲ませる水の量を調節するのがポイントです。
山崎:ペットボトルに水をこぼれるまで入れます。
松田:写真のように、表面までしっかり水を入れることがポイントですね!
汚れないように、タオルなど用意しておくといいですね。
山崎:お魚を口を下向きにペットボトルに入れます。
松田:水がこぼれますので、こぼれても大丈夫な場所でやりましょうね!
山崎:ペットボトルのふたを閉めたら、準備完成です!
松田:ようやく準備完成ですね!お疲れ様でした。
さあ、どんな超能力が見られるんでしょうか???
山崎:じゃあ、早速遊んでみましょうか。
まず、ペットボトルのお魚、見てください。
松田:はい。このペットボトルの上に浮いているお魚ですね。
山崎:これを、僕が超能力で沈めます。「さがれさがれ~~~」
松田:うわ!!沈んじゃった!!!
山崎:今度は浮かせます。「あがれあがれ~~」
松田:うわ!!今度はまた浮いてきた!!!
松田:「さがれ」「あがれ」と念じるだけで、浮いたり沈んだりするんですね??
山崎:実は、「念じるだけ」というのは冗談でして、先ほど、僕、ペットボトルをつかみながら何をやっていたか、わかりました?
松田:魚に注目して、ちゃんと見ていませんでした(汗
山崎:実は、「さがれ」といいながら、ペットボトルをぎゅっと握っていたんです。そして、「上がれ」と言いながら、握っていた手を離したんです。
松田:なるほど!そうすると、中の水に圧力がかかって・・・
山崎:そうなんです。
ペットボトルを押すとお魚がつぶされ、ぎゅーっと重たくなり沈みます。
ペットボトルを押すのをやめると、お魚が膨れて、フワフワと軽くなり浮いてきます。
うまくいかなかったときは?
松田:もし、お魚が最初から沈んでしまったらどうすればいいですか?
山崎:お魚に飲ませる水を減らしてやり直してください。
松田:もし、ペットボトルを握っても、お魚が沈まなかったら・・・。
山崎:お魚に飲ませる水を増やしてやり直してみてください。
松田:そうなんです。うまくいかないことは悪いことじゃなくて、こうやって「水を増やしたらどうなるかな?」といった風に、色んな角度から考えられるチャンス!諦めず、じっくりやってみてください!
こんな実験も、やってみよう!
松田:超能力の実験、凄く楽しいんですが、何回もやると、飽きてくるかもしれませんね。
山崎:そんなときは、色んなことを試してみてください!たとえば・・・
1.ペットボトルを押しているのがわからないようにして、超能力のように見せてみよう。
2.油性マジックでお魚に好きな色を付けてみよう。
3.お魚を2つ入れてみよう。一匹だけ沈めたり、浮かばせたりできるかな?
4.お魚に飲ませる水の量を変えて、沈みやすさがどう変わるか調べてみよう。
5.違う形のお魚の形でもできるかな?
松田:ちょっと工夫するだけで、いろんなことができるんですね!!
最後に、博士の詳しい説明です!
松田:特にお子さんにしっかり教えたいお母さん、お父さん、それから、自分でしっかり理解したいというお子さんのために、山崎先生からの詳しい説明です。
山崎先生、結局、どうしてお魚は浮き沈みしたんですか?
山崎:液体の中に物体を入れると周りから水圧を受けます。
水圧は深いところほど大きくなります。この水圧を全体で足し算すると、ちょうど押しのけた液体の重さと等しいうえ向きの力になることが分かります。
この力を浮力と言います。これはアルキメデスの原理と呼ばれています。
お魚は最初は水の密度よりほんの少しだけ軽い状態に調節してあります。ですので、重さよりも水の浮力が勝って浮かんでいます。
しかし、ペットボトルを外から押すと、水は縮みませんからお魚の空気が縮んで体積が小さくなり、浮力がその分小さくなります。
すると、お魚は水の密度よりも少しだけ重い状態になり、水の浮力よりも重さが勝って沈んでいきます。
松田:水の密度のお話、ちょっと難しかったかもしれませんが、小学校の理科の時間に習うので、まだ習っていないみんなは楽しみにしてください!そして、小学生のみんなは、ちょっと工夫すると、いろんな実験ができます。
夏休みの自由研究に、役立ててください!山崎先生、今日はありがとうございました。
山崎:ありがとうございました!
この夏休み、みんなで一緒に実験しよう!!
松田:さあ、みなさん、家で実験を楽しんだ後は、この夏休み、みんなで一緒に実験しませんか?
四月に行った「あおぞら教室」をさらにパワーアップさせて、山崎先生と一緒に巨大なシャボン玉を作ったり、色んな実験を楽しみましょう!!
夏休み企画!あおぞら科学教室〜遊びを通して科学好きになろう!Part2〜
7月30日(土)「夏休み企画!あおぞら科学教室・巨大シャボン玉&ペットボトルロケット〜遊びを通して科学好きになろう!Part2〜」を木場公園で開催します!
詳細はこちらのイベントページからご確認ください。↓↓
https://www.facebook.com/events/1629303420731415/
松田&山崎 :それでは、この夏休み、皆さんと会えるのを楽しみにしてます!!
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