学校英語はダメなのか?〈子供英語教育の基礎知識〉 Vol.5


 

 

子どもに英語を話せるようになって欲しい、と願う親御さんは多いでしょう。

でも、どのように育てたら、英語が身につくのでしょうか。またそもそも、英語をそんなに小さい頃からやる必要があるのでしょうか。
簡単に答えが出せるような単純な問題ではないからこそ、お子さんのためにより良い選択をしていただけるように、ぜひ知っておいていただきたいことを5回シリーズでお伝えします。

前回記事はこちら
子供のうちから英語をやることの是非〈子供英語教育の基礎知識〉Vol.1

英語に触れるのは早い方がよいのか?〈子供英語教育の基礎知識 〉Vol.2

言語を身につけるプロセス〈子供英語教育の基礎知識〉 Vol.3

子どもが言語を身につける条件〈子供英語教育の基礎知識 〉Vol.4

 


 

こんにちは、西澤ロイです。
最終回となった今回は「学校英語はダメなのか?」というテーマでお話させていただきます。

 

 「中学英語」という基礎

 

「学校英語」「受験英語」に対しては、様々な批判があります。
・受験英語は役に立たない。
・読み書きばかりだから、聞けないし、しゃべれない。
・そもそも英語が話せない先生が教えている。
・This is a pen. なんて英文は使わない。
・英語嫌いを量産している。
などなど。

 

だから、コミュニケーションを重視した教育にシフトしたり、小学生のうちから学べば話せるようになるということで、英語教育の早期化が行なわれています。
しかしこれは、これから英語を学ぶ人たちの話です。

既に受験英語を学んでしまったわれわれ大人たちは、役に立たない無駄なことをしてきたのでしょうか?

「そんなことは全くない」と私は断言します。

 

 

私は「世界一聞きたい英会話の授業」という「2時間で誰でも英語が話せるようになる英会話講座」を開催しています。

 

どうしてたったの2時間で話せるようになるかというと、「中学英語」という基礎があるからです。

(忘れてしまった、という方がいらっしゃいますが、ちょっとやればすぐに思い出せます。)
「中学英語」を学んできた人たちは、英語の日常会話の8割以上を理解できるだけの語彙(ごい)力を持っています

 

また、中学校で学ぶ文法があれば、会話は問題なくできるようになります。

 

問題は「自分は単語や表現を知らない」「英語を話せない」などと決めつけてしまっている“発想”なのです。
今までなかなかしてこなかった「英語でコミュニケーションを取る」という“発想”に切り替えることができれば、中学校で英語を学んだことのある日本人は誰でもすぐに英語が話せるようになります。

 

 

受験英語は確かに「英語嫌い」をたくさん生んでしまっているかもしれませんし、「英文読解」や「暗記」などに偏っていたのは事実です。
しかし、偏っていたのであれば、これからうまくバランスを取ればいいのではないでしょうか。

中学英語には、日常会話が十分に行なえるだけの語彙と文法が含まれています。われわれが、そういった知識を既に身につけているのは非常に素晴らしいことです。なぜなら、英語で会話をすることは、中学校で英語を習ったおかげで誰でもできるのですから。

 

また高校英語や受験文法は、ニュースや専門書などを読むためには必須の知識です。実際、私がアメリカの大学に学部留学し、コンピュータなどの勉強をできたのは受験英語のおかげです。
偏ってはいるかもしれませんし、詰め込み式の暗記が嫌だったかもしれませんが、素晴らしい知識を学んでいたということをぜひ知って下さい。
素晴らしいはずの知識を「役に立たない」と思ってしまうのは、英語と縁がないことが最大の原因です。高校英語以上の知識がある方は、単に英語がしゃべれるだけでなく、もっと高度なレベルで英語を運用できる素地を備えているのです。

 

 

 

子どもは、親の行動を見ています

 

お子さんの前にぜひ親御さんご自身が、英語をもっとできるようになって下さい

 

正しいやり方で学べばそれは決して難しいことではありません。そして、学校で学んだ英語の知識をしっかりと活用した人生を送って下さい。

 

子どもは、親の行動を見ています。子どもは、周りの大人の「真似」をすることで成長していきます
何かを「役に立たない」と否定するのではなく、それを「役に立たせる」姿を見せる…そんな大人が増えることを私は切に願っています。それは「人生に無駄なことはない」というメッセージを体現することになり、それこそが素晴らしい教育ではないでしょうか。

 


【英語のコンサルタント兼カウンセラー 西澤ロイ】 プロフィール
英検4級からTOEIC満点(990点)まで上達した経験に、言語学・心理学・脳科学など加え、努力に見合った結果が出る英語学習法を伝える専門家。
ベネッセ「こどもちゃれんじ ほっぷEnglish(おうちのかた向けブック)」に3年連続掲載、日経ムック「デュケレvol19.小学生の英語事情」に掲載。「日経WOMAN」「プレジデント」などの雑誌・ラジオなどメディア出演多数。

■西澤ロイ(英語のコンサルタント兼カウンセラー)
http://stress-free-english.net/
■世界一聞きたい英会話の授業
http://englishpower.net/conversation/seminar.html

 

著書

『頑張らない英文法』(あさ出版)

 

 

『頑張らない英語学習法』(あさ出版)

 

『英語を「続ける」技術』(かんき出版)

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津村 美乃里ママそら関西支部代表、ママそら 絵本館館長

投稿者プロフィール

■ママそら関西Facebookページ
https://www.facebook.com/mamasola.kansai

■ママそら関西Facebookグループ
https://www.facebook.com/groups/mamasola.kansai.supporter/
<プロフィール> 大学卒業後、大手百貨店に入社し子供服、婦人服の販売に携わる。大手人材派遣会社経理総務事務に転職し、関西一円、東海のリーダー業務も兼任。第1子出産を期に退社、ベビーマッサージ講師として自宅開業。5年の講師業後、「ママそら」と出逢い、コラム執筆。ママそら100人プロジェクト1期生。「生まれる前の 自分から 今の自分にメッセージを贈るお手伝い」をする「数秘&カラー+絵本セッション」を主とするママそら絵本館を2014年に開始。同時期よりママそら関西支部代表としてイベントなど企画、運営、記事執筆、ママとママ&企業様とママのご縁つなぎなどにも活躍。 第2子妊娠臨月までイベント主催。出産後2ヶ月で復帰し、親子でイベント主催。二児の母。

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