佐々木可奈子さんママそら「今日の輝くママ」NO.1955

「一人で生きているのではない。ということを忘れずに生きることです。」

今日の輝くママは、佐々木可奈子さんです。自分の人生を思いっきり花開かせ、ありがたく命を使いたいと思います。次の世代のために良い社会を残したいという思いが、原動力となっています。可奈子さんからのメッセージをお届けします。

【名前】佐々木可奈子（ささき　かなこ）

【お住まい】三重県鈴鹿市

【子ども】娘5歳、息子3歳

【職業】寺子屋みたいな子ども英会話教室「roots」を自宅にて運営。フォニックスによる英語指導、読書促進などおこなっています。

【最近嬉しかったこと】5年ぶりの友達と再会できたこと。学生時代からの友達は、会えない期間が長くても会った瞬間昔と同じように戻れて、本当に良いものですね。

【輝くママの秘訣】「一人で生きているのではない」ということを忘れずに生きることです。家族や周りの人など、今現在を一緒に生きてくれる人たちはもちろんですが、今だけではなく、ご先祖たちや今後生まれる子孫たちの存在もまた、一緒に生きてくれている一部だと思います。

長い長い日本の、地球の歴史を振り返れば、私たちはみんな多くの先祖から命をいただき、生かされています。そしてまた、次の世代へ命を繋ぐ。私は、これからもずっと続いていく歴史の、ほんの一部分を任されただけの存在だと考えています。だからこそ自分の人生を思いっきり花開かせ、ありがたく命を使いたいと思います。次の世代のために良い社会を残したいという思いが、原動力となっています。

【住んでいる街の好きなところ】東海道の宿場町として栄えていた私の住む町は、今も旧東海道沿いにはその名残をとどめる温かく小さな町です。日々、人との繋がりを感じられるこの町は、子育てにもとても良い環境です。

【全国のママ&プレママへのメッセージ】今私たちは、なかなか大変な時代に子育てをしているな〜と感じています。子育てや教育、社会の「常識」「正解」とされるものは年々、いや日々、変わってゆきます。そのスピードが早すぎる！！検索すれば何が答えか分からなくなるほどの情報に溢れ、大人も子どももそんな周りの環境に、多少なりとも振り回されながら生きていかないといけない…。

「…なんか、そんなの嫌だな。」と思うようになり、私は自分が大切にしたいものは何かを真剣に考えるようになりました。それが今の仕事に繋がっています。日々変わりゆく時代だからこそ、社会の常識や、周りの人の視線や意見を基準にして行動するのではなく、お母さん自身が「本当に私が望むこと」を追究し行動することが、子どもの成長にとって一番大事なのではと思います。

【目標・活動など】10年以上、一般企業で塾講師、英会話講師をしてきました。自分が母親となり、自分が育った場所でもあるこの町で、子どもたちのために何かをしたいと思い、自宅で教室を開いています。英語英語！と公教育でも声高に言っていますが、私の経験から言えることは
「母国語の能力以上に第二言語は伸びない」ということです。英語がすごく伸びる子って、日本語での読書感想文で賞を取ってくるような、語彙力や表現力、思考力が豊かな子です。正直英語は、やろうと思えば何歳からだって習得できます。（幼少期からやるメリットももちろん沢山あります。）
それ以上に、幼少期からいかに日本語での言葉の力や思考力を伸ばすか、が大切だと考えます。そのために1番良いのは読書です。そして読書好きな子を育てるためには絵本の読み聞かせが効果的です。だから教室では、英語だけではなくお家で読んだ本について聞いたり、宿題を通して読書促進をしています。読書離れが進む中、子どもたちには読書によって語彙力、表現力を身につけて欲しい！そして、自分の気持ちや考えをきちんと言語化して相手に伝えられる、そんなコミュニケーションの基本の力をつけてほしいと感じます。