アロマで無添加の殺菌消毒スプレーを手作りしてウィルス対策しましょう 「一家に一人のセラピストを!」ママはホームセラピスト♪ vol.3 -ママそらLabs-
強い殺菌消毒成分で過剰に予防していませんか?
最近は、お店の入り口に殺菌消毒スプレーが置いてあったりしますし、ファミリーレストランなどでは、お母さんが殺菌スプレーやジェルを取り出して、小さなお子さんの手を拭いたりする光景を見かけるようになりました。
小さいお子様やお年寄りの方は、免疫力が低くなっていますから、感染予防のために必要なこととは思うのですが…
殺菌消毒さえすれば大丈夫と思っていませんか?
前回、体の仕組みのお話や免疫力のお話をしましたが、免疫力というのは、成長とともに高まっていくというだけでなく、細菌やウイルスと戦うという経験をしながらも高まっていくのです。
ですから、強い殺菌消毒成分で過剰に予防するという事は、逆に免疫力高めるのを阻害している場合もあるのです。
また、強い殺菌消毒成分が作られれば、細菌やウイルスはそれに対してもっと強くなろうと耐性を強めていきます。
そうすると、もっと強い殺菌消毒成分で守らなければいけないというイタチごっこになってしまうのです。
ですから、まず、自分自身が免疫力の高い体を作り、その上で、「予防」を考えていっていただきたいと思います。
免疫力の高い体を作るために必要なことって何?
一番大切なのは、規則正しい生活習慣です。通常でも細菌やウイルスが私達の周りにいますが、自分の免疫力の方が高いから、ウイルスが侵入しても増殖することはないのです。体も心も疲れをためず、体自身が本来の働きのできる元気な状態を作っておくことが大切です。
バランスがとれ、自分自身に適量な食事の量
消化というのはとてもエネルギーを使いますから、必要以上の量をとることは体を疲れさせてしまいます。また、忙しい生活をしていると毎食栄養バランスを考えるのは難しいですよね。ですから、2~3日のスパンでバランスが摂れていれば大丈夫だと考えればよいでしょう。
適度な運動
運動をすることで循環が良くなり体が温まりますから、白血球の働きが高まり免疫力が上がります。また、筋肉が作られ、体全体の機能が高まりますので免疫力が上がります。小さいお子さんがいると運動する時間を作るのが難しいこともあるかと思います。「お子さんとのお散歩を少し遠回りをしてみる」、「エレベーターではなく、階段を登ってみる」など、日常生活の中で体を動かすことをしてみようという意識を大切にしてくださいね。
質の良い睡眠
体は寝ている間に一日の疲れを回復させてくれます。特に、夜10時から夜中の2時には成長ホルモンをはじめ、各種のホルモンが分泌されますので、できるだけこの時間は熟睡していると良いでしょう。ただ、わかってはいても日々忙しいと、この時間に寝るのはむずしいと思います。せめて、日付が変わる前にはお布団の中にいるようにしてみてくださいね。
こまめな水分補給
細菌やウイルスは乾燥した冷たい環境を好みます。こまめに水分を摂るようにしましょう。できたら白湯がお勧めです。
厚着をしない
厚着をしてしまうと、上手く体温調整ができなくなってしまいます。薄手のものを重ね着することで上手く体温調整することができますよ。また、冷えのある方などは首、手首、足首、頭などを防寒することで、体全体の温かさがかわってきます。
手洗いとうがいの励行
予防策の基本ですね。ちょっと喉が変だなと感じた時には、お塩を少し入れてうがいをしてみて下さい。これだけでもひどくなるのを防げますよ。手洗いも大切です。ただ、気にしすぎるとお肌の大切な皮脂膜という天然クリームを落とすことにもなりかねないので、気をつけてくださいね.
ホッとする時間を作りまりしょう
忙しい毎日を送っていると、体の疲れとともに、心も疲れてくることがあります。一日の中で10分でもホッとする時間を作るようにしてみてください。ご自身がホッとできることって何ですか?
コーヒーの香りでホッとする、アロマの香りでホッとする、チョコレート一粒でホッとする、など、ご自身の大好きなことでホッとする時間作ってみてください。ホッとすることで自律神経のバランスをとるきっかけができ、免疫力を高めていくきっかけにもなっていきます。
皮膚から免疫力を高めてみよう
私達の体を覆っているのは皮膚です。この皮膚は私達の外界と内部を隔ている境界で、体の内部を守ってくれたり、外界の変化にも対応してくれる最初の器官で、様々な働きを担ってくれています。
昔は乾布摩擦などで皮膚を鍛えてよう、と言われていた時期もありましたが、皮膚をこすつてしまうと皮膚に負担がかかることもあります。ですので、皮膚をこするのではなく、押したり揉んだりするのでもなく、「皮膚を動かしてみる」ことをしてみましょう。
皮膚に軽く触れ、動く分だけ動かします。一ヶ所だけではなく、体全体に皮膚はありますから、いろいろなところを動かしてみてください。そうすると、動かしたりところからリンパや血液の流れが良くなっていき、それは全身に及んでいきます。体全体の流れが良くなり循環することで、体の働きが良くなっていきます。
そして、お母さんがお子さんにしてあげるという「触れ合い」は、お子さんにとってはもちろん、お母さんにとっても心の安定にも繋がります。
このように体の面からも心の面からもバランスが取れることで、自律神経のバランスが整っていき、免疫力を高めていくことにもつながります。
一緒にお風呂に入っている時やお話をしている時など、いつでも簡単にできるので、ぜひやってみてくださいね。
安心安全で免疫力まで上げる殺菌消毒スプレーを手作りしよう!
このような基本的な予防をしたうえで、アロマテラピーではどのような予防ができるのかといいますと、最初にお話に出ました市販されている殺菌消毒スプレーを、簡単に手作りすることができます。
しかも、アロマ精油は植物が自分を守ろうと作り出した成分ですから、殺菌消毒とともに免疫力をあげる成分なども含まれているのです!簡単に作ることができますので、ぜひ、作ってみて下さいね。
<用意するもの>
スプレーボトル(30ml)、グリセリン、ティートゥリー精油、精製水
<作り方>
①スプレーボトルに、小さじ1/2のグリセリンを入れます。
②ティートゥリー精油を3滴入れ、スプレーボトルを揺らして混ぜます。
③精製水を肩口まで入れ、スプレーをつけて、良く混ぜまて出来上がりです。
<注意すること>
- 出来上がったら、すぐに手首などにつけてみてください。(パッチテストといいます)様子を見て、赤くなったりカユミが出たら、お肌に合いませんのでお肌には使用しないようにしてください。
- その場合は、お部屋の殺菌消毒用スプレーとして使用してください。市販のものと違って乳化剤のようなものが入っていないので、使用する度に必ず良く振ってから使って下さいね。
- 口や目などは粘膜ですので、皮膚より刺激が強くなっていますので目や口には使用しないようにしてください。
- 作ったスプレーは、できるだけ2週間以内に使用するようにしてください。
- スプレーボトルは100円ショップさんなどで売っているもので大丈夫です。
- グリセリンは植物や動物から取られる油脂で保湿作用があります。精製水は添加物や余分な成分の入っていない腐りにくいお水です。グリセリンも精製水も薬局で売られています。
- ティートリー精油はオーストラリアが原産の植物で、原住民のアボリジニが古くから傷の手当てや病気を治すために使ってきたといわれています。
- 殺菌消毒作用、抗ウイルス作用、カユミを抑えてくれる作用、免疫力向上作用などの成分などが含まれ、最近は皮膚の弱い方やアトピーの方が使う石鹸やスキンケア用品に使用されています。
- お肌に使用するために購入する場合は、できるだけ有機(オーガニック)のものを購入することをお勧めします。
- 作ったスプレーは手指の殺菌消毒に使えるほか、転んで擦りむいてしまった時の殺菌スプレーの代わりとして、またカユミのある時や虫に刺された時などにも使えますし、風邪やインフルエンザの予防としてお部屋にスプレーしたりもできます。
- アトピーやアレルギーでお薬を使用している方や皮膚が弱い方が、皮膚に使用する場合は必ずパッチテストをしたり、お医者様に相談するようにして下さい。
- アロマテラピーで使用する精油やその他のものは、天然であるといってもお肌を刺激しないとは限りませんので、必ずご自身に合うかどうかを確認して下さい。
もし、わからないことなどがありましたら、コメントから質問して下さいね♪
【一般社団法人リラクセンスボディセラピー協会 理事 熊倉利子】
はじめまして!2人の子供の母であり、2人の孫のバァバでもある熊倉利子です。
現在は、一般社団法人リラクセンスボディセラピー協会にて、相手も自分も共にゆるんで楽になれる体のセラピーを全国各地でお伝えしています。
それ以外にも、サロンでセラピストとして皆さんの体と心のケアをしたり、インストラクターとして、アロマテラピーやリフレクソロジー、アーユルヴェーダ、レイキ、催眠療法などもお伝えしてきました。
人にはもちろん、自分自身でも30年近く自然療法を実践してきた結果、自宅の救急箱には体温計とバンドエイドだけになったという経験を分かち合いたい、そして…「一家に1人のホームセラピストを!」という思いから、「ホームボディセラピー講座」のインストラクターの育成もしています!
ママそらでは、すぐに日常生活に活かしていただけるアロマセラピーやベビーマッサージ、アーユルヴェーダ、スピリチュアルヒーリングなど、様々な自然療法によるケアをお伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いします 。
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