- Home
- ママそらこども未来館ラジオ『この冬、家族で読みたい本』
ママそらこども未来館ラジオ『この冬、家族で読みたい本』
- 2020/12/18
- ママそらこども未来館, ママそらモーニングcafe, 未分類
【ママそらこども未来館ラジオ『この冬、家族で読みたい本』】
ママそらラジオ「Colorful Style Lab」は毎週土曜日10時~11時、多様な人が活躍できる社会をコンセプトに各分野のプロフェッショナルや企業担当者をゲストにお迎えし、心豊かな生活や社会に役立つ情報をレインボータウンFMから全国に生放送でお届けしています。
12/19(土)は、ママそらこども未来館の松田館長たちと一緒に、 文学作品の編集者さんをお招きして、 この冬休みの楽しみ方をお伝えしたいと思います!
今回お迎えするゲストは、 新潮社新潮選書編集部の竹中宏さん。
いろいろな文学に明るいだけでなく、 長年「週刊新潮」でも数々の出来事の現場に足を運んで、 自分の目と耳で真実を確かめる、社会に明るい編集者さんです。
松田館長と一緒に 『人工知能はなぜ椅子に座れないのか』を作った編集者さんでもある竹中さんに、 「冬休みに家族で読めるおすすめの一冊」をご紹介いただくことになりました。
今回、竹中さんが数ある優れた作品の中から選んでいただいたのは3冊です。
『こどもホスピスの奇跡』 『八月の銀の雪』 『エレホン』
はじめて聞くタイトルばかりかもしれませんが、いずれも、この冬に欠かせない三冊です。 竹中さんからはこんなコメントをいただいています。 — 今回取り上げる3冊は、小さな子供たちには少し難しいかもしれませんが、お父さんお母さん、お兄さん、お姉さんに読んでいただいて、是非とも家族で話し合ってもらいたいものばかりです。 読書は一人で楽しむものではありますが、それは読んでいる時だけ。 読んだ後、それをみんなで話し合うと、さらに別の楽しさが生まれてきます。本の内容だけでなく、それをきっかけに自分のこと、家族のこと、地域のこと、世界のこと……いろんなことに思いを膨らませることができます。 とくにコロナの今、どこにも行けないときこそ、一冊の本を囲んで、家族でいろんな話をしてもらいたいと思っています。
『こどもホスピスの奇跡』(石井光太著)は、生まれながらにして、また幼くして重い病を抱えてしまった子どもたちを受け入れる民間施設、大阪の「TSURUMIこどもホスピス」の物語です。現代ノンフィクションの旗手、石井光太さんの丁寧な取材と筆で描かれる、親や医師の姿、そして間もなく消えようとする小さな命。 命とは何か――という根源的なことはもちろんのこと、家族とは何か、幸せとは何か、生きるとは何か、など、いろんなことを考え、そして話し合ってみてください。
『八月の銀の雪』(伊与原新著)は、地球物理学者から小説家に転じられた、伊予原新さんの最新短編集です。この物語の中にスーパーマンは一人も出てきません。就職活動に悩む大学生や不動産会社の営業マン、シングルマザーの母娘……みんなどこにでもいる、普通の人たちです。みんな何かに悩みながら生きていて、でも、ふとした人との出会いで、そっと救われる。劇的な変化がないところが、この本の味わいどころ。そんなささやかな物語に添えられるのが、クジラの秘密や地球内部の話、鳩の生態など、科学者出身ならではの興味深いエピソード。身近な光景から広がる科学の世界が物語に奥行きを作り出しています。
『エレホン』(サミュエル・バトラー著/武藤浩史訳)は、今から150年前のイギリスに誕生した小説です。芥川龍之介がこの物語を下敷きに書いたのが『河童』と言われるくらい、奇想天外な話なのですが、よく読むと今に通じる話がたくさん出てきます。病気の人、不幸な人は社会を不快にするからといって非難される一方、嘘つきでもお金持ちなら許される、とか――。「予言の書」ではないかと思うくらいに、現代社会の風刺になっていますが、びっくりするのは、まだ石油産業すら発達していない時代に現代のシンギュラリティを語っている点。このあたり松田雄馬さんの話を聞きたいですね。
— コロナウイルス感染症の影響が収まらず、 まだまだ、不安な日がつづく今だからこそ、 文学という新しい世界に、飛び出してみませんか?
皆さん、お楽しみに^^
【パーソナリティ】
ママそら代表 奥田絵美
フリーアナウンサー 河田京子
ママそらこども未来館館長 松田雄馬博士(人工知能・工学)
【ゲスト】 竹中宏さん
【ゲストプロフィール】
1972年生、広島県出身。1996年新潮社に入社後、週刊誌、月刊誌の編集部で過激な20代、30代の青春を過ごし、40歳を少し回ったところで現在の「新潮選書」編集部に異動。 松田雄馬博士と出会い『人工知能はなぜ椅子に座れないのか』の編集担当。最近は『通信の世紀』、『日本列島回復論』、『秘密資金の戦後政党史』、『政治改革再考』『エクソダス――アメリカ国境の狂気と祈り』といった、“社会科”の本を多く手掛け、また『数学者たちの楽園』や『昆虫学者はやめられない』、『アインシュタインの戦争』といった科学系の本も担当している。今年は今回紹介させていただく『エレホン』という幻の小説も担当されている。
【ラジオの視聴方法】
12/19(土)10:00〜1100 生放送・全国で視聴可能です!
レインボータウンFM局スタジオ観覧
東京メトロ東西線の木場駅より徒歩2分 深川ギャザリア内
http://792fm.com/map
スマホ・PCで視る
YOUTUBE 同時刻に動画配信
https://www.youtube.com/channel/UCZd23WcfAIB2Qwp1QX1IBIQ
ママそらFacebookページ ライブ配信
https://www.facebook.com/mamasola1/
※放送中の動画に感想や質問をコメントをいただくとその場で回答することもあります^^
スマホ・PCでラジオを聴く
リスラジのレインボータウンFMを選局下さい。
以下をクリックして下さい。
http://listenradio.jp