「周りのみんなに助けてもらう」
今日の輝くママは、齋田 綾華さん。結婚を機に漁師の娘から7代続くお米農家のお嫁さんへ。子供たちがまだ小さいので働き方を夫婦で工夫して家族を大事にした生き方をしている齋田さん。「こうじゃなきゃ」ではない大事な家族の在り方の方法を教えていただきました。心強いメッセージをどうぞご覧下さい☆
【名前】齋田 綾華 (サイダ アヤカ)
【お住まい】宮城県
【お子様について】長女6歳・次女4歳・長男1歳
【職業】7代続く農家のお嫁さん
【最近嬉しかったこと】
長女が「妹弟がいて嬉しいんだ~!」と言ってくれたこと。
女性農業者の友達がたくさんできたこと。
【輝くママの秘訣】
自分のキモチを無視しない
一人の時間を持つ
周りのみんなに助けてもらう
【住んでいる街の好きなところ】
町に入った途端に広がる田園風景は何とも言えないくらい壮観です。春の田植え時期は水鏡のように空と遠くの山々を映し出す景色、夏は緑のじゅうたん、秋にはたくさんの種類の渡り鳥たちが飛来して空にV字の隊列を組んで見事な飛び方をします。子供たちは日常的に田んぼに入り、自然界に触れて育っています。地域の方々もいつも声かけてくれて可愛がってくれていい環境で子育てできています。
【全国のママ&プレママへのメッセージ】
私たち夫婦は農業を営んでいる為、仕事も天気で左右されやすいです。子供たちがまだ小さいので働き方を工夫し、あえて定休日を設けています。私は毎週土日、主人には月に2回日曜日を休んでもらい1回はファミリーデー、1回はパパDAY、タイミングが合えばママDAYを作っています。パパDAYは普段、“ママと一緒ではできないこと”をテーマに“パパとしたいコト”を子供たちから募り、希望通り(かなりアクティブな)の休日を過ごします。
一方ママDAYは普段3人平等・3分の1ずつの愛情で我慢している子供たちに、一日ママ券をあげて一対一の時間を持つようにしています。一人ひとりに向き合う時間を持つことで、普段伝えられない愛情表現をするようにしています。
農家は「天気のいい日に休むなんて・・」とよく言われてしまいますが、農業の魅力の一つは自分で仕事の仕方を選べるところ。これからも子供の成長に合わせて働き方を変えていくつもりです。
【目標・活動 など】
私は石巻市の小さな浜出身です。家業は海藻や牡蠣の養殖業で幼いころから手伝い将来は漁師になるのが夢でした。しかし3.11の東日本大震災で家や船を失い一旦休業に。その後主人との結婚が決まり、漁師の娘から農家のお嫁さんに大転身しました。
子供が生まれたことで離乳食にする野菜に興味を持ち、野菜ソムリエの資格を取得。実際自分で野菜を育ててみると野菜が可愛くなり、いつの間にか農業について深く知りたいと思うようになりました。土づくりの大切さや環境について色んな知識を得るにつれ、地元で余っている漁業廃材(貝殻や海藻)を使った持続可能な農業=循環型農法があることを知り、地元から資源として取り寄せる活動を始めました。
今年でその活動も4年目を迎え、初めて商品化したのが【恩むす美】です。海のミネラル分をたっぷり含んだ廃材が資源に代わり、化学肥料を半分以下に抑えて育てた特別栽培米です。さらに、牡蠣殻はろ過に特化している為、水を浄化しきれいな水でお米を育てることができました。海の恩恵を受けて育つお米は甘みの強いお米としてお客様から大変好評です。
おむすびにして美里町とお客様と海を結びたい。漁師の娘だからこそできる事を考え、その思いがようやく動き始めました。
今後の目標は全国にいる同じ取り組みをしている生産者とつながり、この活動をより多くの方に知ってもらうこと、その商品をお客様に選んでもらう事。最終的にただの漁業廃材が多くの農家に資源として迎え入れられ、漁師の収入源となることで私を育ててくれた地元への恩返しが出来たらと考えております。
☆「みやぎ 齋田農園」Facebookページ
https://www.facebook.com/onmusubi311/
ライター:景井愛実(2019.12.27)
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