「母としての自分を見失いそうな時は、常識的なあるべき母親像から離れてみることも、許される範囲なら必要なことだと思います。」
今日の輝くママは稲葉 典子さん。訪問看護師をされています。子育てを通じ、たくさんの支援を受けて来たという典子さん。「訪問看護師として、受けてきた支援を学びに変え、仕事に活かしていきたい」という典子さんのメッセージをお届けします☆
【名前】稲葉 典子(いなば のりこ)
【お住まい】兵庫県西宮市
【子ども】19歳長男 15歳長女 15歳黒猫
【職業】訪問看護師
【最近嬉しかったこと】
3カ月続いているランニングで、少しずつタイムが縮んでいること
【輝くママの秘訣】
晴れていても雨が降っていても毎朝空を見上げて、ありがとうございました(過去形がポイント!)とつぶやく
【住んでいる街の好きなところ】
西宮浜から山手方面を見上げた夜景
【全国のママ・プレママへのメッセージ】
立志式をご存知ですか?
私は知らなかったのですが、最近では中学校の行事に取り入れられているところもあるようで、数えの15歳を祝う式だそうです。
先日、娘の通う「適応指導教室」の立志式に参加しました。
「適応指導教室」とは、何らかの理由で中学校に行けなくなった子ども達が、中学校に戻れるように支援してくれるところです。
小学校の時に発病した疾病もあり、長女は長い間学校に通えない状態でした。
親子で鬱々として日々が過ぎていく中で、私の対応が長女を追いつめていることがわかってきました。声に出して言いそうな小言や叱責を何十回も飲み込んで、ただひたすら、長女の持っている立ち上がれる力を信じました。
そして、長女はみずからインターネットで適応指導教室を探し、行きたい、と相談してきました。
一見、放任かもしれない私の態度は、長女にとっては程良かったのかもしれません。
それからの彼女は、進学先も含めてすべてのことを自分で決め、私の承認を得て行動していきました。
進学先の親子面接で、母から娘へのメッセージを、と促され、「ここまで生きていてくれてありがとう」と言い、面接官の前で親子で号泣したのも、少し恥ずかしい良い思い出です。それでも、自分で立ち上がれる力を持っている、と信じていて良かった、と実感もしていました。
立志式で答辞を読み終えた長女は、すべてのエネルギーを使い果たしていました。そんな彼女を、お世話になった教室の先生、良き理解者だった中学校の担任の先生、旧知の保護者の方々が見守ってくださいました。多くの人に支えられてここまで来れたことに感謝の気持ちでいっぱいでした。
我が家は、長男もとある事情で相談支援を受けています。支援者のスタッフさんが「失敗しながら学習していきましょう。この子には強みがたくさんある」といってくださり、長男に対して張りつめていた思いをほぐして頂いたことがあります。
私たち親子は、多くの人に迷惑をかけながらも成長し、たくさんの支援を受けてきました。
私自身、訪問看護師として、受けてきた支援を学びに変え、仕事に活かしていきたいと思います。仕事先でも、訪問看護の対象の方々や職場の仲間、訪問看護師と関連職種のみなさまに支えられています。
母としての自分を見失いそうな時は、常識的なあるべき母親像から離れてみることも、許される範囲なら必要なことだと思います。
長くなりました、ここまで読んでいただきありがとうございました。
【目標・活動など】
訪問看護師の自主的活動として「見える事例検討会®︎in西宮」で、認知症事例のケア実践について学んでいます。これも、私が受けてきた支援をお仕事の中でお返しする大切な活動になっています。
FBページ「見える事例検討会in西宮」で検索してみてください!
ライター:関西支部 田中佐江子 (2018.3.21)
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