４．子育て事情は上手に発信しよう！

「子育てのため仕事を休んだり、時間制限が付くことがリスクじゃない」とか言葉では言ってみても、子育て経験がない人などはなかなか事情を理解できなかったりするものです。

ですが、自分のためだけでなく、これから同じ職場で妊娠・出産をするであろう後輩のためにも、しっかりと子育て事情を周りの人と共有しておくことは大事なことだと思います。

いくらチームで仕事をうまく共有できたとしても、人が減るとその分周りの人に多少は負担をかけてしまうことは確かです。普段からしっかりと周りの人とコミュニケーションをとり、他のメンバーが困っている時などは進んでサポートしておくとよいでしょう。サポートしてもらった相手は、あなたが困っている時、あなたがしてくれたと同じようにサポートしてくれると思います。

そして、自分の現在の子育て事情を、しっかりと上司や周りに伝えておくことも大事です。
例えば「保育園に入ったばかりなので、風邪をひくことが多いだろう」とか、「今こんな病気が流行っているから、感染すると●日くらい休むことになるかも」などなど…。

そのようなあなたの子育て事情をあらかじめ知っておくと、いざという時に周りの理解も得られやすくなり、急な休みへの対処もしやすくなると考えられます。

そしてあなた自身は「休んで当たり前」とか、逆に「休んでしまうから職場の役に立てない」と思ってしまってはいけません。

短時間でもできるだけ仕事を終わらすことを心がけること、そのために工夫していることや、仕事に貢献する意思のあることも上手に周りに伝えておくことが大事でしょう。そしていざ自分が休んでしまった時、そのことで周りが困らないような仕事の仕組みをしっかりと考えておいてください。

あなたが子育てしながらでも、イキイキとはたらける環境を作ることは、自分のためだけではなく、これから後に続く人のためでもあるということもお忘れなく！

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福島　幸子【(株)ワークライフバランス認定コンサルタント】

中学生の息子がいる一児の母であり、行政書士、(株)ワークライフバランス認定コンサルタントでもあります。事業所の事務や経営のお手伝いをする傍ら、ワークライフバランスの普及活動にも努めております。
座右の銘は「慈しみの愛の心があれば、人生の戦いには負けない」という老子の言葉です。
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