8.70%できていればOKなんです!
妊娠中は、ママもまだまだある程度自分の思い通りに時間が使えます。
特に第一子の場合、自分の子どもには手づくりで栄養バランスの良いお料理をとか、お部屋もきれにしておこうとか…とにかく色々考えても、なんとなくそれが実行できそうな感じもあるので、自分の理想の子育てスタイルのイメージを膨らませて、夢いっぱいな時を過ごせることと思います。
でも、子どもが実際に生まれた途端、そんな理想や夢はがたがた崩れてしまいます。
とにかく自分の思い通りのことができない、時間が思い通りにならない、ろくに家事もできない……という状況が待っていたりするわけですね。
子育て期には、優先順位が高くてどうしてもやっておかないと困ること(例えば子どもの服は洗濯しとかないと着るものがない)を終わらすことに重点を置いてみましょう。
その時に、あまり品質は追及しないことが重要です。
品質を追求すると、時間も手間もかかってしまいます。
そうなると、結局は自分の求める品質では完成できないかもしれません⇒「私はダメなママ」とかなっちゃうわけです。
70%くらいの出来であれば、自分にOKを出してみましょう。
「しんどい仕事をよくここまでがんばった、よく70%もの品質を出せたね」、と自分で自分の成果を認めてあげると良いと思います。
そして、この70%の品質というのも、自分の思い込みで良しとしましょう!でもこれは、誰でも簡単にはできないかもしれません。
完全さを自分に求める人というのは、なまじっかパートナーにも完全さを求める傾向が強いのですが、自分に70%のOKを出してあげられることで、パートナーの協力にもOK出しを出せる範囲が広くなります。
これがなかなか出せないと、結局パートナーに任せられず、自分が家事育児を引き受けなくてはならなくなります。
私は昔は完璧主義でしたが、家族はそうではありません。
周りがそうでない中で、完璧主義を貫き通すのもイライラするもことが多く、私のきれい好き志向もあっさりと崩されてしまいました。
福島 幸子【(株)ワークライフバランス認定コンサルタント】
中学生の息子がいる一児の母であり、行政書士、(株)ワークライフバランス認定コンサルタントでもあります。事業所の事務や経営のお手伝いをする傍ら、ワークライフバランスの普及活動にも努めております。
座右の銘は「慈しみの愛の心があれば、人生の戦いには負けない」という老子の言葉です。
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