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ママそらモーニングcafe の1コーナー『大切な方への手紙』。

ゲストの輝くママからお手紙をお預かりして、ご家族やお世話になった方など大切な方へラジオを通して想いを届けてます。

『大切な方への手紙』No.004 〜来年成人式を迎える繭へ〜網野麻理さん

 
来年成人式を迎える繭へ

早いもので、あなたを出産してもうすぐ20年が経とうとしています。

今あなたは、アメリカの大学に一人で渡米し、毎日必死に過ごしていることでしょう。

思い返すとこれまでの20年、本当にいろいろなことがありました。

私は、あなたが生後3ヶ月くらいの時から仕事に復帰したので、あなたには随分と淋しい思いをさせました。

「ママを連れて行く会社なんて、大嫌い。」そんなことを言ってよく泣いていましたね。

でも、いつかわかってくれると信じていました。

あなたは小さな体で心臓の手術も受けました。

私は会社で介護休暇をとり、あなたと一緒に入院生活を過ごしました。

毎日忙しくしている私に、神様があなたと過ごす時間をプレゼントしてくれたのだと思いました。

あなたが大きくなり、私に言ってくれた言葉でとても嬉しかったことがあります。

「繭の夢は、ママのようにバリバリと働くキャリアウーマンになることだよ。」そう教えてくれたことです。

私は自分が歩いてきた道が間違えていなかったのだと思えて、その言葉を思い出しては何度も涙を流しました。

あなたがいたから頑張れた。あなたがいたから乗り越えられた。

私は本当にそう思っています。

離れてはいるけれど、これからも支え合える親子でいられるといいなと思っています。

アメリカで、残り少ない10代を存分に楽しんでください。

大切な繭へ。

ママより。