村田仁士さん<兵庫県>ママそら「今日の輝くパパ」No.103


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「親が思いっきり自分の好きなことを楽しんでいる姿、いくつになってもチャレンジする姿をどんどん見せていきたい」

今日の輝くパパはIT系企業の会社員とダブルワークでコワーキングスペースを運営されている村田仁士さん。
仁士さんの素敵なメッセージをお届けします☆

【名前】村田仁士(むらたひとし)

【お住まい】兵庫県西宮市

【子ども】
長女13歳(中2)次女11歳(小5)

【職業】
株式会社IDECOLABO 代表取締役
IT系企業の会社員

【最近嬉しかったこと】
長女から「ごめんねー」という言葉が聞けたこと

最近少し前向きな発言が増えてきたのでそろそろ反抗期も終わりかなと思っていましたが、ある朝、朝寝坊してしまい「ごめんねー」といいながらリビングまで降りてきました。何年かぶりに長女の「ごめんね」を聞き、反抗期が終わったと確信しまた一つ成長したなと思い。
心で思ったことを素直に口に出せたようになった事がうれしく、思わず微笑んでしまいました。

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【輝くパパの秘訣】
輝くパパ、というのが自分には難しいと言うか、自分ひとりで輝いているとは思っていないんですね。

簡単な例で言っても、私は洋服選びから食事のメニューまで全て妻にお任せしているので、自分ひとりでやっていることってないと思っています。全て周りの人達のおかげかなと。ただ、やりたいと思ったことは、誰にも遠慮せずやるようにしています。それが失敗するか成功するかは別にして。

私自身子どもができてから資格取得にチャレンジしたり、起業したりしていますので、安定とは程遠い生活であるとも言えるのですが、親が何かに一生懸命取り組んでいる姿を子供たちは見ているんですね。
だからこそ、親が思いっきり自分の好きなことを楽しんでいる姿、いくつになってもチャレンジする姿をどんどん見せていきたいんです。子どもたちが大人になって何かやりたいことが出てきたときに、そんな親の姿を思い出して、同じように思いっきりチャレンジしてもらえれば、と思っています。

【もっとも村田仁士的なエピソードがこちら】
物事を解決するのに正攻法を取らないことが多いとよく言われます。
真ん中を取るというか、何でも相手の側に一回立ってみる癖があるんです。

これはコワーキングスペースIDECOLABOをオープンしてしばらくたった頃の話なんですが、IDECOLABOはビルの1階にあって、ちょっとした舞台にもなりそうな段差があるんですね。
それがスケートボードの練習にちょうど良いらしく、夜になったらスケボー少年が集ってくるんです。で、ひとしきりその段差で練習をして、ウチの入り口横の壁にもたれて休憩するんですね。

少年と言っても大きいし、何人も集まって座り込んでスマホをいじっているので、営業しているこちらとしては正直迷惑でした。女性のお客様もいらっしゃいますし、妻も「あれなんとかして」と。
トラブルは避けたいので、最初ビルの管理人に相談したのですが、危険なのでそっとしておく方が無難なのではないかというご意見。

打つ手なしかなあと思っていたのですが、そこでふと、自分が高校生の頃はどうだったかな、と。
よくよく考えると、見ず知らずの人に注意されて「はい!すみません」て言ったことってないなあ、と。どうしたらスケボー少年たちの行動が変わるかな、と考えたのですが、彼らは単にスケボーしているだけだし、注意するのではなく、とにかく話しかけてみよう、と思ったんです。

イベントでお客様が差し入れてくださったお菓子を持って、「今日お客様からお菓子もらったんだけど余っちゃって、置いといても駄目になってお客様に申し訳ないので、良かったらもらって?」とお願いしてみました。

スケボー少年たちも最初は不審がっていたのですが、最終的に笑顔で「ありがとうございます!」と受け取ってくれました。

妻に「お菓子あげてきた」と言うと「なにそれ?何考えるのかさっぱり分からん」と言われましたが、実際次の日から、少年たちがウチの入り口で休憩することはなくなったんですよね。

自分の正当性だけ押し通すのは簡単ですが、相手には相手の正当性があると思っているので、いつも相手の正当性を曲げないで済むにはどうしたらいいかな、と考える癖はありますね。

【住んでいる街の好きなところ】
・子どもが小さい頃は、ヨットハーバー、甲山、夙川で遊べる。都会に近いわりに自然を満喫できるところ
・夫婦の記念日などでちょっといいランチやちょっといいディナーができるところ
・温泉が近いのですぐに癒されに行けます
・ガーデンズがあるので買い物も市内で完結できます。とても便利です

【全国のパパ、プレパパへのメッセージ】
(その1)子どもができるまで親になった経験がないので、初めて経験する事ばかりなんですよね。だから、奥さんとたくさん会話してほしい。真面目な話はもちろん、大変なときにこそ、くすっと笑えるようなことも日常にあるとすごく良いと思います。

赤ちゃんは3時間おきに起きますし、その度におむつ、ミルク、寝かしつけ…と親がすることがたくさんあります。私の場合は妻に涙ながらに「ミルク作ってきて!」と起こされるまで、妻がそんなに大変だと気づいていなかったんです。

夜中にミルクを生まれて初めて作ったのですが、ミルクがお湯に完全に解けない!
理系出身なので、完全に溶解しないと栄養が足らないんじゃないかと悪戦苦闘していると半泣きの妻が「まだ?」と催促してきました。

「まだ!トコってんねん!」と思わず奈良の方言が出てしまいました。妻に「とこってるって何?と聞かれ「これやん。溶解しないねん。底に溜まって…なんていうの?」
ここで妻が吹き出しました。
「沈殿してるでいいやん(笑)」
「沈殿してるは理科の時間にしか使わんやろ(笑)」

気づいたらふたりとも笑っていて、ちょっと気持ちが落ち着いた瞬間でした。

変な例ですが、緊迫した状況でも他愛もない会話があれば状況が変えれるかもしれません。
親の気持ちが落ち着いていることが子どもにとっても良いことなのかな。と経験して思いました。

(その2)子どもからは時折予想もしない質問がきます。
例えば「リンゴとかミカンは中に種があるのに、なんでイチゴは外側に種があるの?」
などです。これは長女に実際に聞かれたのですが、そんな事考えたことないわ、となりました。
そんな時は子どもと一緒に思いっきり真剣に調べることにしています。今どきちょっとした疑問はググればすぐに解決しますが、親子で一緒に本を読んだり、ググるにしても、ほら、と正解をポンと手渡すのではなく、一緒に調べてあーでもない、こーでもないという時間が、子どもの好奇心や探究心に刺激になると思います。
疑問に思ったことは全力で一緒に調べると、大人の側にも新しい視点が手に入ります。子どもの疑問に付き合うことで、僕自身にもたくさんの学びがありました。
新しい扉が開くかもしれませんね。

(その3)子どもから無茶な要望がたまに来ますが、そんな時はとにかく全力で応えたら良いんじゃないかなと思っています。成功や失敗は関係ありません。

長い人生で得意でないことにも取り組まなきゃいけない時が1度や2度ありますが、大人が必死に取り組んでいる姿を見て育つと、自分も逃げずに取り組める用になるんじゃないかなと思うんですよね。
パパはやってたなぁと思い出してくれると信じています。

大人になると失敗は恥ずかしいことみたいに思いますが、そこから学ぶことは本当に多いと思います。例えば、「ミッキーの絵を書いて」とか「お父さんが作ったお昼ごはん食べたい」などと言われることがあるのですが、やったことないからしないとは絶対に言わないようにしています。
ミッキーの模写もお昼ごはんも、全力で取り組みます。時間もかかるし下手ですが、そのへんの努力を見てくれていると信じています。

それに、全力で取り組んだら、たとえ失敗したとしてもみんなで一緒に笑い飛ばせるんです。それが一番大事かもしれませんね。

【目標・活動など】
私は現在IT系企業でサラリーマンとIDECOLABOの経営をしています。
いわゆるダブルワークのサラリーマンです。

近い将来、このようなリモートワークやダブルワークといった働き方が当たり前になります。

子育て、介護の時はリモートワーク。仕事の幅を広げたい、人生をステップアップしたい時はダブルワーク。
そんな風に仕事の場所、仕事の時間の選択肢が増え、よりライフスタイル、ライフステージにあった働き方ができると考えます。

ただ、今より仕事の生産性が重要になります。

そのため、働く環境が大事!

自宅やカフェには仕事を後押しする雰囲気はありません。
仕事を完遂させるには、雰囲気のあるおしゃれなコワーキングスペース「IDECOLABO」をご利用ください。

コワーキングスペース「IDECOLABO」:
https://idecolabo.com

【将来実現したいこと】
生活の一部に仕事があります。
家族のために働く。困っている人のために働くというのが理想の働き方です。

仕事と生活を切り離すのではなく、生活の中に仕事を組み込んでいく。
お住いのそばに仕事場があり、旅行先にも仕事場がある。
そんな、もっと自由な仕事の環境を提供していきたいと思っています。

また若いうちから、経済や能動的な仕事の仕方を学ぶことの大切さを日々感じています。
学生や子供たちに向けてのお金やアクティブラーニングの教育を提供していきたい。
できればそんなオフィスや学校を作りたいですね。

ライター:関西支部 田中佐江子  (2020.12.9)


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