ベアマン春菜さん ママそら 「今日の輝くママ」No.891



「ママの生活空間は自分色に楽しく染める」

今日の輝くママは、ドイツデュッセルドルフ在住のベアマン春菜さん。ママ業を自分色に染めることはご自身にとって大切なことだとおっしゃるベアマンさん。温かいメッセージを是非ご覧ください。

【名前】 Beermann 春菜(ベアマン ハルナ)

【お住まい】デュッセルドルフ、ドイツ

【子ども】長男(9歳)、長女(6歳)

【職業】『Petite.B 』のオーナー兼ショップ作品のクリエーター、食育アドバイザー

【最近嬉しかったこと】
『プライベート』
本好きの息子とは対照的に、娘は自ら本を開くことは今まであまりなかったのですが、最近突然ひらがなでお手紙を書いたり小さな女の子に一生懸命読み聞かせをしてあげたりし始めたこと。国語が好きで得意なお兄ちゃんをみて、勝気な彼女はきっとこっそり自分で頑張っていたのだと思います。小さなことですが、バイリンガルは自然になれるものでは決してありません。2足の草鞋を履いて頑張る子供達の姿は本当に誇らしく嬉しく思います。

『仕事面』
世の中に沢山の作品があるけれど、私の作品には私だけの世界観や色があり、心を動かされると言ってくださったこと。
作品だけでなく、私との出会いでドイツ生活がとても楽しく色付いたと言ってくださったこと。

【輝くママの秘訣】
先ず、私は昔から多くの女性に感化されてきました。日本を離れて改めて知った母の愛情の深さを始め、結婚を機に出会った義理の母の文化の違う女性としての強さ、ママになってからは国籍問わず、出会ってきた女性やママ達に絶えず良い刺激をいただいています。本当に皆さん輝いているし、とっても素敵。その方々との出会いやアドバイスのお陰で今の私があるのでこのお題を書くなど本当に烏滸がましいことです。

輝くは別として、「ママ」としての拘りは何点かあります、

『食事は人と囲む』
食育を学ぶ以前から夫婦間でも食卓を囲むことは大切にしてきました。今は家族で必ず食卓を囲みます。パパが仕事で遅くなり、子供と夕飯が一緒にできなくても、寝かしつけ迄に間に合えば家族でUNOやテーブルゲームをします。

食事は体に栄養を与えるためだけのものではなく、心に栄養を与える大切なコミュニケーションの場でもあります。実際にそこから見える小さな子供のサインもあったりするものです。食事でなくても、少しの時間食卓を囲むことで子供には大きな精神栄養剤に、愛情基盤になると思うので、どんなに忙しくても子供が食卓に座っていたら自分も座るようにしています。

『ママの生活空間は自分色に楽しく染める』
ママ業は本当に時間に追われる大変なお仕事。体力勝負だけではありません。育児の悩みは自分の事よりも心に応える心身共にフル活動なお仕事です。

そんなママ業を自分色に染めることは私には大切なこと。
自宅で仕事をしているので、楽しくママが癒される空間に創り上げています。

また週に1度は大人になって始めたバレエに通っています。その時間は頭をリセットして音楽とダンスの世界にどっぷり浸かり自分と向き合える貴重な時間です。ママ友以外の世代を超えたドイツの人たちと触れ合う楽しい場でもあります。

【住んでいる街の好きな所】
デュッセルドルフの好きな場所は沢山ありますが、日本人コミュニティの豊富な街、日本文化の根付いた街として視点を当てるなら先ずは恵光寺です。

恵光寺には隣接された幼稚園があり、息子も娘もここでお世話になったので毎朝送迎の度に日本庭園がお出迎え。春の桜を始め、木蓮、椿、藤、蓮、本当に季節ごとの花々がそれは見事に愛でることができます。海外にいながら自由に日本庭園を満喫出来るなんて、何て贅沢な事でしょう。日本人の私には癒しとエネルギーチャージの場所でもあります。

今は日本の着物生地を使用したアクセサリーやバッグも創作しているので日本独特の伝統美から沢山のインスピレーションをもらっています。

【全国のママ&プレママへのメッセージ】
ママはパーフェクトではないし、それぞれの形があってよいのではないでしょうか。
いくらベストセラーの育児本があっても、本は本。参考にはなりますが、子供の数だけ個性があって一筋縄にはいかないことが多いのが現実。

私は国籍問わず周りの素敵なママや女性達に沢山学ばせてもらいました。皆さんママの数だけ、育児のやり方があって感動します。私はお客様ともよくオープンに育児話を致します。
頼ることもとても大切なこと、そこから生まれる友情も沢山ありますし、案外同じ悩みを抱えている人は多いものです。

仕事とママ業との両立ですが、色々な仕事の仕方がありますし、環境も人それぞれ。これはあくまで私のケースですが、私が今のショップを立ち上げたのは娘が幼稚園に入ってから。理由は、3歳までは私の母国語である日本語でどっぷりと育児をしたいという想い、もう1つは子供がいるときに仕事をするのは私の性格上自分の中ではタブーだったからです。

私は何に対しても真面目で手を抜けない自分の面倒くさい性格を良く知っています。だからこそ、ママ業とクリエイト業の切り替えはあえてはっきりさせるような仕事のスタンスをとりました。そのため息子が学校から帰宅する13時からはママ業にすぱっと切り替えています。

子供を寝かしつけたあと、また夜に楽しみながらクリエイト業をしています。これは、私を私以上に理解してくれて優しくも厳しくも的確なアドバイスをしてくれる主人の提案でもあり、このスタンスが私はとても気に入っています。

ママ業と仕事を両立させるにはどうするか、家族が笑顔で納得できる仕事の仕方、その形は本当に千差万別だと思います。
自分が何を優先に大事にしていて、目指すところは何処なのかを子供を含め家族の中でお互いに理解し、はっきりさせるようによく話し合うと良いかもしれません。

【目標・活動など】
「世界と日本の架け橋になりたい」
子供の頃私がよく文集に書いていた、何とも大きな夢です。
今では小さく小さく形を変え、自分の立ち上げたハンドメイドのお店「Petite.B」をこの街と在独日本人女性の架け橋にするのが夢です。

結婚を機に渡独して以来、文化や言語のギャップに揉まれ、自分の方向性を変えながら今に至ることができたのは、この垣根ないオープンな街と人々のお陰でもあります。
と同時に、日本人であるからこそドイツに来られるママ達、女性達の不安や葛藤もとても理解が出来ます。

折角のドイツ生活、多くの女性に楽しんでもらい、この街の人々と交流してもらいたい。その思いが通じたのか、嬉しいことに子供雑貨店からお話をもらい、先日初めてドイツのお店とのコラボマルシェを行わせていただきました。

デュッセルドルフはアートとファッションの発信街でもあります。可愛いカフェやお店が沢山。私の小さなお店が、そんなドイツのお店と日本人の架け橋に少しでも貢献出来たら嬉しいです。

小さな私のお店。一人で心を込めて作っているので限りがありますが、自分の作品を通して多くの女性の心がほっこり温まり、この街に笑顔の花が一つでも多く咲きますよう。

HP http://www.atelier-petiteb.com

ライター:山崎葉月(2018.4.24)


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山崎葉月

投稿者プロフィール

Everyday Origami 代表。
カナダ留学後に結婚し、現在はドイツ、ハンブルグ在住。
「折り紙で人生を楽しく」をモットーに、ドイツを拠点にワークショップ、デザインワーク、イベント出展を通して、折り紙の魅力を伝える活動を展開。
新しい折り紙のカタチとして、折り紙を使ったバイリンガル教育、折り紙遊び、ラッピングテクニックなど、日常生活でも使える斬新なアイデアを, ワークショップやソーシャルメディアを通して発信している。
2児の母。

Everyday Origami HP http://everyday-origami.com/

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