下田舞さん ママそら「今日の輝くママ」No.822


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「沢山の人の愛と支えが私の輝こうとする原動力」

今日の輝くママは、下田舞さん。
子育ての理想と現実、前向きに考えられるようになるまでには沢山の涙を流したことも。そしてワーキングママの葛藤とリアルな声。それでも前向きに力強く進もうとする下田さんのメッセージをどうぞご覧ください☆

【名前】下田 舞

【お住まい】福島県白河市

【お子さんについて】
プリンセスにはまり出した3歳の娘と、お歌と絵本が大好きな1歳の娘がいます。
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【職業】県境にある障害者支援施設で支援員として働いています。

【最近嬉しかったこと】
半年ぶりにゆっくり美容室に行けたこと!笑
娘たちがすくすくと成長していること。
ボーナスが入ること。笑
子どもたちに「まぁちゃん (ママ)、可愛い!大好き!」と言われたこと。

【輝くママの秘訣】
「輝くママ」と言われると、自分で良いのかと思ってしまうくらい普通の母親です。普通の会社員です。心折れることも、この生活で良いのかと悩むことも沢山あります。
それでも、頑張るのは自分を全力で必要としてくれる二人の子どもたちと!!私のために犠牲になっている主人と(苦笑)私の都合でも全力でサポートしてくれる家族の存在と、職種は違えど進化し続けている友人。いつも私を支えてくれる同僚。
沢山の人の愛と支えが私の輝こうとする原動力、秘訣だと思います。
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【住んでいる街の好きなところ】
この土地で育つことが当たり前だったので、気づかなかったことが多かったのですが、子どもを産んで四季折々の季節を五感で感じれるところはすごく好きだと思えるようになりました。
春の芽生えに、夏の暑さ、ひぐらしの鳴く寂しさ、秋の実りに、冬の身に染みる寒さ。当たり前に過ごしてきた季節ですが、その折々に見られる景色は絶景だったと今は言えます。

ただ、正直子育て支援はまだまだ足りないなと思ってしまう街です。子どもとともに私自身もこの街で生きていくにあたり、少しずつでも前向きに、子育て世代の声を届けていきたいと感じています。
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【全国のママ&プレママへのメッセージ】
長女を妊娠したときに、夢しかありませんでした。こんな事やりたい!とか、キラキラしたことばかり。子育てには明るい未来しかありませんでした。育児雑誌にあるような楽しいことをすることに胸を踊らせていましたし、自信しかなかったです。

しかし、実際長女が産まれると夜も不眠続きで疲れ、今まで普通に出来ていたことをこなせない苛立ちで本当に辛いことばかりでした。主人は交替勤務でほとんど家にいないので、家事に育児に疲れ果ててました。
何をしても泣き止まない長女を抱きながら、この地獄なような日々はいつ終わるのかと一緒に泣いていました。
ご飯すらゆっくり食べれず、抱っこ紐で長女を抱きながら、立ったまま卵かけご飯をかき込んで何度食べただろう。

長女が泣くのが怖くて、家に閉じ籠った日々。お友だちとお洒落して、ランチして、そんな昔の自由が恋しかった。
頑張れば何でも出来ると思っていましたが、子育てだけは一筋縄ではいかない現実…そんな時に出会ったのが、出産した病院での子育てサークルでした。

話してみると自分だけじゃなかった。それだけで、気持ちが晴れたのを鮮明に覚えてます。
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そこで知った、ベビーマッサージや地域の子育てサークル。子どもがいても楽しめることがあるということ。話せるママがいるということ。同じ境遇のママがいるということ。知らなかった世界に出会えた事ですごく救われました。
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会社では良くも悪くも評価がありました。子育ては評価がなく、ほめられることもない。でも、一番頑張っている自分を認めていなかったのは私自身でした。
今、悩んでいるママ、躓いているママ、周りにどう思われても良い!まずは自分を認めてあげてください!
つわりに耐えたママは当たり前じゃない!とても素晴らしいこと。
何十時間の出産に耐えることは当たり前じゃない!命がけなこと!
寝ないで授乳することは当たり前じゃない!とても忍耐のいること!
子どものために様々なことを諦め我慢することは当たり前じゃない!愛に満ちたこと!!
今の私はそう自信を持って言えます。全てのママは、頑張っている。だから、まずはそんな自分を認めてあげてください。きっと肩の力が抜けるはずです。

【フリー記述】
ワーキングママである私の経験談を書かせていただきたいと思います。離職するママ、復職するママ。誰かのためになれればと。
私の仕事は入所の施設ですので、夜勤もあります。主人が休みの日に現在も夜勤をしています。二人目を妊娠中に頼りにしていた実母が勤務先を替えました。
頼る人がいなくなってしまい、今まで通り勤務できないことになりました。その時、仕事を辞めるか復帰するかすごく悩みました。
勤務先が遠いので子どもたちは朝一番で帰りも一番最後。帰りの車で寝てしまう子どもの寝顔を見ながら、何を幸せとし、私は何のために働くのか、この生活が本当に良いのか毎日考えました。
しかし、出来ないことが多いと感じながらも育児休暇中の私には退職する気持ちが固まりませんでした。
今まで夜勤業務を免除していた職員も時間短縮を使用した職員も、私は見ていませんでした。

退職を覚悟し、上司に相談したときの返答は意外なものでした。
「子育ての大変なときはずっと続くわけじゃない。辞める選択ではなく、続ける方法を一緒に探しましょう。」と。その場で涙を流しました。
その後、同僚にも話をしました。勤務に制限があり迷惑をかけてしまう事が目に見えているにも関わらず、返ってくる言葉は思いやりと前向きな言葉ばかり。本当にありがたいことで、この言葉たちに背中を押され復帰をしました。

全てが順調ではなく、復帰をしてからは時間に終われることばかりです。
まだ暗いうちに起きて家事をしてフルで勤務し帰宅は19時。子どもたちが寝る21時までに食事の支度に片付け、お風呂を済ませる。それを一人でこなす毎日は本当に大変で、毎日があっという間に過ぎ、子どもたちと過ごす時間の少なさに心を痛めます。
なぜここまでしなくちゃいけないのか。もう良いかな?と何度も思いました。それでも、私はまだ働いています。それはなぜなのか、自分でもわかりません。

ただ私は支えてくれる人たちの愛に答えたいと思って働いていています。
私の場合は上司と同僚に恵まれた復職でした。しかし、そのようにいかない人も沢山いると思います。
育児休暇までが子育て支援と思っている会社も沢山あるでしょう。子どもが産まれてからも時間短縮や夜勤業務免除が必要な人がいるにも関わらず、適応できていない会社が多いと思います。
保育園もそうです。同居してる世帯が多いため、預かり時間に制限があります。そこに適用できない家庭は母親が離職するしかありません。
何を選び、何を得るのか。それは本当に大きな選択です。しかし、女性が子どものために離職していくことが正しいことなのかと思うと疑問です。
子どもを産んでも「働きたい!」という気持ちを諦めず、働き続けることが可能な社会になっていけば良いなと私は強く思っています。

ライター:福島支部 添田麻美 (2017.12.8)


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添田 麻美ママそら 福島支部

投稿者プロフィール

ママの未来をつくる【一般社団法人Oval】代表。赤ちゃんヨガ&ベビーマッサージ、親子向け講座、マタニティケア等、女性の産前産後のケアサロン【カラコロ~福島の親子ふれあい教室~】運営。ママライフコーディネーターとしてイベント企画、講演等の活動も。
福島の前向きで素敵なママたちに沢山の楽しみと学びの場を作りたい!という想いから、2015年ママそら100人プロジェクトの5期生として学ぶことに。
全国に福島の魅力と素敵なママ達の笑顔を届けます☆
福島県在住、8歳男の子のママ。

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