お母さんにとってのあまえ体験 子どもと生きるあまえ子育てのすすめVol.2


子どもと生きる・あまえ子育てのすすめ


高知県西南病院小児科医長や、児童相談所医務主任としてご活躍され、たくさんの子ども達と出会う中で澤田敬先生が気づいた「あまえ」の大切さ。
現在、NPO法人「カンガルーの会」の理事長として活動をされながら、「あまえ子育て」をすすめていらっしゃいます。

お母さんにとってのあまえ体験

「全てを忘れて、子どもとの世界を楽しむ」ことができるお母さんはこどものあまえを上手に受け入れることができ、素晴らしい躾ができます。

以前、ある母親グループに呼ばれ、子育ての話をしました。出席者66名のうち、6名のお母さんが後に残り、同じような相談を受けました。

「この子が生まれて本当によかった。本当に可愛い。でも、1歳を過ぎ、夕食の準備中に子どもが足にしがみついてくるとすごく腹が立ち、『うるさい!』と怒鳴り、叩く、蹴るなどしてしまう。いけない、いけないと思っていても、カーッとなると止まらない。どうすればよいでしょうか。」等、同じような相談を受けました。

良く聞くと6人とも共通した話をしてくれました。
「私は子ども時代あまえた思い出がありません。お利口に我慢をしていました。」
子ども時代にあまえを許されなかったそうです。お母さんの体全体に「あまえたくても我慢をしなくてはいけない」という子ども時代の感覚がしみ込んでいました。

お母さんは赤ちゃんに恵まれると、「自分は子ども時代、あまえを許されず、寂しい思いをした。子どもには寂しい思いをさせたくない、全てを受け入れてのびのびと育てたい」と思っています。
「お母さんにいくらでも来なさい・・・」という雰囲気が子どもに伝わり、幼児期になると子どもはのびのびとあまえます。

お母さんは子ども時代あまえを許されなく、我慢をすることが体にしみこんでいます。子どもがあまえてくると拒否し、怒鳴り、叩くようになります。「私は虐待している、どうしよう。」と、大変な悩みになります。

お母さんにとっては、初めてのあまえ体験です。「子どもってこんなもんか。自分にこんなにあまえてきてくれるのはこの子だけだ」と思って、子どもから教えてもらうことです。

それでも受け入れきれない時は、1人で悩まないで、誰かに相談してください。
信頼できる看護師さん、保健師さん、保育士さんにその悩みを聞いてもらうことです。
心の整理ができ、落ち着きます。また育児仲間のおかあさんともいろいろ話しあうことです。
子育てグループの中で、わが子と楽しく遊ぶことで、だんだんとあまえの受け入れが出来だし、素晴らしいお母さんに成長します。

「母親は、誰かに温かく支えられながら、自分の子どもを育てることで、自分の子ども時代を育てなおす。」=B.Cramer=

第1回コラムはこちら>>楽しくあまえ子育てを

編集:高知支部 玉井史織


澤田敬先生

澤田 敬(さわだ けい)

高知県生まれ。1966年に長崎大学医学部を卒業。
1972年 高知県立西南病院小児科医長・のちに部長
1999年 高知県立中央児童相談所医務主任
2009年 認定NPO法人「カンガルーの会」設立
2011年 児童相談所退職

現在、「FOUR WINDS」(四つの風)乳幼児精神保健学会を設立、日本虐待防止学会評議員「あまえ研究会」世話役代表、認定NPO法人「カンガルーの会」理事長


認定NPO法人「カンガルーの会」
住所:高知県吾川郡いの町八田235-2
TEL/FAX:088-893-6137
*「カンガルーの会」は子どもへの虐待予防を目的に、予防的かかわりのできるスタッフの養成を行っています。


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