ライフ・イズ・ビューティフル「ママ、この映画見て!Vol.16」


ママ達におススメの映画をご紹介☆

1997年 イタリア映画・アスミックエース配給、117分 カラー
監督・脚本・=ロベルト・ベニーニ、脚本=ヴィンチェンツォ・チェラーミ、音楽=ニコラ・ピオヴァーニ
出演=ロベルト・ベニーニ、ニコレッタ・ブラスキ、ジョルジョ・カンタリーニ

<ストーリー>

第二次世界大戦前夜の1939年、ユダヤ系イタリア人のグイドは、叔父を頼りに友人とともに北イタリアの田舎町にやってきた。陽気な性格の彼は、小学校の教師ドーラと駆落ち同然で結婚して、愛息ジョズエをもうける。

やがて戦時色は次第に濃くなり、ユダヤ人に対する迫害行為が行われる。北イタリアに駐留してきたナチス・ドイツによって、3人は強制収容所に送られてしまう。

母と引き離され不安がるジョズエに対しグイドは嘘をつく。「これはゲームなんだ。泣いたり、ママに会いたがったりしたら減点。いい子にしていれば点数がもらえて、1000点たまったら勝ち。勝ったら、本物の戦車に乗っておうちに帰れるんだ」。
絶望的な収容所の生活も、グイドの弁術にかかれば楽しいゲームに様変わりし、ジョズエは希望を失うことなく生き延びることができた。

ナチスの撤退後、ゲームの「シナリオ」通り収容所に連合軍の戦車が現われ、ジョズエたちを解放する。ジョズエは母と再会することができたが、そこに最後まで息子を守りぬいたグイドの姿はなかった。カンヌ映画祭で審査員グランプリに輝いた、ロベルト・ベニーニ監督・脚本・主演の感動作。

<鑑賞>

笑いがいっぱいで、幸福度いっぱいの映画でありながら、思い切り泣かせるという、イタリアのチャップリン、と言われたロベルト・ベニーニの監督・脚本・主演作品です。
1998年のアカデミー賞で、主演男優賞、作曲賞に、最優秀外国語作品賞と3冠を獲ってしまいました。

◎コメディタッチで進んでいく◎

悲惨なシーンはひとつもありません。ホロコーストに収容されての強制的団体生活の部屋の描写や、食事の描写などに、残酷さや非道さを浮かび上がらせて、あとはホームドラマかコメディのタッチで全編を貫き通します。

ベニーニのマシンガントークがここでは笑いの武器です。
前半の女教師に恋して、思いを遂げるまでの描写も秀逸ですし、息子が生まれ育ち、幸せに暮らしていく中で突然わいて降ったような、ユダヤ人収容所への暗転。このあたりの脚本が実にうまいですね。

強制収用所に入ったとき、ドイツ兵が収容所の規則を伝えに来る。ドイツ語がわからない息子に一つ一つ翻訳して聞かせるのは、まったくでたらめな内容で、「この部屋に住むのは、ゲームなんだ。いい子にしていればポイントがもらえる。泣いたり、ママに会いたがったりしたら、減点されるんだよ」と伝える。

当然よく考えれば矛盾はたくさんあるのですが、それをさらりと軽いコメディにしてしまったのがセンスのいいところでしょうか?茶化してはいけない問題なので、その一線は守っているように思います。

◎悲しいけれどハッピーエンド◎

「言うことを守っていれば、戦車が迎えに来るからね」というシーンが実現したのは、実は父親が殺されてからなんです。でも、「本当に迎えに来てくれたんだね」と駆け寄る子供の無邪気さがまた涙を誘います。

最後は、悲しいけれど、ハッピーエンドです。

戦争の映画だし、怖そうだから・・・と未見の方は、イタリア映画の名作「ニューシネマ・パラダイス」や「イル・ポスティーノ」を思い出してください。残酷なシーンはひとつも出てきません。そしてあっという間の2時間が終わるころには、温かい父親の愛情が感じられます。無償の愛って、こういうものなんでしょうね。



中1終わりから映画好きになり、洋画・邦画を問わずに映画館通い。
映画もDVDやテレビで過去の名作が簡単に見られる時代になりました。
映画館もフィルムからデジタルへ移行して、どんどん進化していますが、中でも映画で昔から描かれる普遍のものは、「親子の愛」です。

推定6,000本観た映画の中から、ママたちに観ていただきたい名作を毎回1本ご紹介します。
ご紹介する映画はDVDレンタルでご覧いただけるものから、選んでいます。
公認映画検定2級・美容室リグレッタ・オーナー/八木勝二
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