まず「私」から動こうハッピー子育てのキーワード「ワークライフバランス」Vol.９

９．まず「私」から動こう！

子育てと「自分のやりたいこと」を両立させるというのは、なかなか大変なことです。でもできないわけではなく、やりたいという願望を持ってダメなことはないはずです。

よく子育て中はまず自分のことより子どものこと…と思うのが普通かもしれません。
子どもが小さい時は、大変でも「今のうちだから」とか「今しかできない」とかいう考え方もあることも確かですし、確かに「今しかできない子育て」にエネルギーを傾けることもとても大事な経験だと思います。

でも、子育ても自分のやりたいことも、完全ではないにしても両方実現できるなら、もっと人生素晴らしいと思ったりしませんか！
そのための私なりのエッセンスを、今まで少しずつコラムで書いてきました。
でも、その多くは「私が変わる」という考え方がもとになっているものが多いと思います。

子育てを取り巻く今の現状はすぐには変わらないでしょうし、あなたのパートナーがもし子育てや家事に協力的でないならば、相手にそれをいくら望んでも、その現状もなかなか変わらないかもしれません。
政治や社会の仕組み、周りの人の考え方や価値観などもそうそう変わらないでしょうね。

そんな中でも私たちは子育てし、家事をして、そして時に仕事をしなくてはならないし、どうせ大変なことをこなしていかなければならないなら、できるだけ自分の好きなスタイルで生活していける方が絶対に楽しいに決まっていると思うのです。

でも、特に子育て中の女性がこういうことを望むことは、今まではタブーのように言われてもきましたよね。

私はこういったことをずっと考えていて、今でも答えは出せてないしこれからも出せないと思っているのですが、子育てと自己実現のはざまで奔走している人がいるならば、お手伝いさせてもらいたい気持ちでいっぱいなんです！

ワークライフバランスの実現、
男女ともに長時間労働をなくすこと、
そして仕事のあり方が、もう少し生活と密着した考え方の仕組みづくりを実現できれば、私の抱えてきた課題も解決への道が広がることは間違いないと思い続けています。

福島　幸子【(株)ワークライフバランス認定コンサルタント】

中学生の息子がいる一児の母であり、行政書士、(株)ワークライフバランス認定コンサルタントでもあります。事業所の事務や経営のお手伝いをする傍ら、ワークライフバランスの普及活動にも努めております。
座右の銘は「慈しみの愛の心があれば、人生の戦いには負けない」という老子の言葉です。