ママそら「今日の輝くママ」No.252 高梨瑞穂さん

ママの輝きから明るい未来を創造するプロジェクト「ママそら」。輝いているママをご紹介します！たくさんの輝き・笑顔に繋がりますように…☆

今日の輝くママは高梨瑞穂さん。

人生良くも悪くも何が起きるかは誰にもわかりません。私たち母親のいちばん大事な役目は、シンプルに子どもを愛して子どもの笑顔を味わうこと。

今日は、沖縄から高梨さんのメッセージをお届けします☆

【名前】高梨瑞穂（たかなしみずほ）

【お住まい】沖縄県那覇市

【子ども】娘１人（３歳１か月）

【職業】NPO法人スタッフ、フリーライター

【最近嬉しかったこと】
仕事で月刊「ソトコト」７月号の沖縄特集記事を担当させていただき、沖縄で活躍する素敵な方々のお話をたくさん伺うことができたこと。取材の中で、子育てのヒントもたくさんいただきました。

▼ソーシャル＆エコ・マガジン「ソトコト」
http://www.sotokoto.net/jp/

【輝くママの秘訣】
人生の中でいただく、さまざまな出会いや大好きな人たちとの繋がりが元気の源です。娘とは、そんな人たちとの繋がりをできるだけ一緒に味わうようにしています。最近では娘が保育園で築いてくる小さな可愛らしい“つながり”も家族で一緒に味わって楽しんでいます。

【住んでいる街の好きなところ】
沖縄では４人兄弟姉妹をたくさん見かけます。子どもが多く身近な存在であるせいか、おじぃ、おばぁはもちろん、小学生や強面なおじさんまで、皆子ども好き。小さな子を連れて歩くと必ず声をかけてくれますし皆さん親切です。子どもにやさしい沖縄社会にとても感謝しています。

那覇は車とビルだらけですが、それでも車で少し行けば美しいビーチと海があり、夏は保育園のお迎え帰りにビーチに行っても充分遊べて、仕事と遊びのバランスがとりやすいのも魅力です。

【全国のママ&プレママへのメッセージ】
はじめまして。“ママそら”を通してみなさんとつながれて嬉しいです。

私は10歳〜16歳まで父の仕事の関係でインドで育ちました。その後もNGOの活動でフィリピンに行ったり、メキシコのストリートチルドレンの施設で働いたり……貧富の格差の激しい社会で、世界有数の大金持ちのお家の子どもにも、スラムで暮らす子どもにも出会ってきました。

そんな中で見てきたのは、子どもが誰かの（とりわけ母親の）愛情を感じた時の幸せな笑顔はどんな環境にいる子でも全く変わらないということ。その笑顔は深いところで自信となり、人とつながり、あたたかい輪をつくる「力」となること。そして、それさえあれば、子どもたちはどんな状況下であれ、力強く幸せの種を育てていけるのだということ。

人生良くも悪くも何が起きるかは誰にもわかりません。どんな人生であっても悩みや苦労はつきものです。日本の、世界の情勢も日々変わっています。

だからこそ、私たち母親のいちばん大事な役目は、シンプルに子どもを愛して子どもの笑顔を味わうことなのかなと思っています。冗談ではなく、母の愛は世界平和のはじめの一歩です。

実生活の中では、イライラしたり忙しさを理由に子どもと向き合うことをサボったりして反省の日々ではありますが、世界のママたちとそんな思いを共有していけたら、私自身大事なことを忘れずにいられると思いますし、きっと子どもたちの未来は今よりもっとあたたかい繋がりに満ちた世界になるのではないかと思っています。つながっていきましょう♪

【目標・活動など】
NPO法人ガイア・イニシアティブ（http://www.gaiainitiative.org）という団体で、２つのプロジェクトを担当しています。

ひとつ目は、沖縄の離島である久米島の「いのち輝く島」づくりのお手伝い。久米島には世界初の海洋温度差発電という自然エネルギー施設があり、現在、エネルギーの自給自足、安心安全な食の自給自足など、いのちに誠実なコミュニティづくりを目指したさまざまな取組が始まっています。そんな久米島と町づくりのパートナー協定を結び、情報発信や外部とのつながりづくりのお手伝いをさせていただいています。

2つ目は、インドの無電化村にソーラーランタンを普及し、村人の生活や健康を守るお手伝いをするプロジェクト。電気がないということは単に不便というだけではなく、人びとの健康、女性の自立、子どもの学びのチャンス等、さまざまな問題につながっています。昔ながらの知恵が残る自然の暮らしと最先端の技術の融合で、新しい暮らしの形ができたらと願っています。